↑What's New ←目次
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 通巻 194号

鎖国をするのか、世界の中で活動する道を選ぶのか

−−経済のボーダーレス化が進展する時、国際的に通用する会計基準の導入が求められるということですね。 「国際的に活動しようという企業にとっては不可欠です。またこれは必ずしも一般に指摘されていることではありませんが、逆に、海外の人たちが日本企業に対して、国際的な基準での財務報告を望むという面があるのです。日本で国際化の問題が議論される時、自分たちが外に出ていくことが中心となって、海外から入ってくることはあまり考えない傾向があるようです(笑い)。し かし、現実に日本の株式市場には、海外の資金が多額に流入していますし、また海外の資本が日本国内に進出してくる状況も当然出てくるわけです。その際、日本国内の会計基準で作成されていて、彼らが判断できないということがないようにするためにも、国際的な規準を導入する必要があるのです。」 −−つまり鎖国でもしない限り、世界と付き合っていくには国際的な会計基準の導入が避けられないということですか? 「昨今、日本にお


けるグローバルスタンダードの議論では、時折、『なぜ国際的な基準に合わせなければならないのだ?』という声も聞こえますが、まさに今、日本は鎖国するのか、世界の中で活動する道を選ぶのかという二者択一が迫られている状況に置かれているのです。日本がその道を選択しなければ、日本のマーケットは国際的に取り残されていきます。」 −−共通の会計基準を導入することが世界的な趨勢ということでしょうか? 「例えばドイツなどは
上場企業は100くらいしかありませんので、IASCの基準を採用して、連結財務諸表の作成を義務づけられる企業はわずかです。またEUの枠組みがあり、その中では自由にできるという市場がありますから、当面は国際会計基準について云々ということは出にくいところがあるかもしれません。しかし、日本の場合には、ドイツ等とは種々の状況が異なり、大きなプレッシャーがかかると言えるわけです

 
→Next

↑What's New ←目次
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 通巻 194号
Copyright 2000 株式会社東京リーガルマインド
(c)2000 LEC TOKYO LEGALMIND CO.,LTD.