↑What's New ←目次
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 通巻 192号

多彩な保育を実施

--次に自治体における独自の施策ということについてお聞きしたいと思います。品川区ではさまざまな取組みが行われています。例えば、公設の保育園での夜間保育が実現していますが、これはどのようにして実現させたものでしょうか?
「少子化が大きな社会問題となっています。その対策として、保育は行政が取り組むべき課題の中でも、もっとも大切なもののひとつだと思います。
 例えば、働く女性は夜間保育を必要としているわけです。私立の保育園の中にはすでに実施しているところがありますが、公立の保育園では、全国どの自治
体も実施していませんでした。私は保育園の園長会で、夜間保育を実施したいと発言したのですが、園長たちは即座に『やりましょう』と同意してくださいました。そう言っていただけたときは非常にうれしかったですね。園長たちの協力によって、3カ所の保育園でスタートして、平成12年度からはさらに2カ所増やして、合計5カ所での実施になっています」
--どのような反応がありましたか?
「ある自治体の関係者が『よくできましたね』と驚かれていました。通常、そのようなことをしようとすれば、組合の反対などがあって、なかなか実現までにはこぎつ


けないわけです。しかし、品川の組合には夜間保育そのものに対する反対は少なかったです。人員を増やせば、どの自治体でもできますが、品川区では保育士の新たな採用はゼロです。人を増やさずに実施することができました。そこに価値があると思います。私は保育士のみなさんに、『今まで皆さん方が十分、働いていただいたけれど、もうひとがんばりして、十二分に働こうではありませんか』と、一生懸命にお願いしました。その意義を理解していただき、真剣に取り組んでいただいたのが品川区の保育士のみなさんです。 また延長保育も実施して います。各保育園で7時半まで保育時間を延長をいたしました。その他、8時半までと10時までの延長をしている保育園があります。また休日保育も実施していきますし、特定の保育園を指定しておいて、病気になった子供を受け入れる事業も平成12年度から、医療機関とも密接な連携を取りながら実施しています」
--そのような多彩な保育を実施することによって、女性が社会に進出する機会が増えますね。
「女性の新聞記者が取材に見えて、私が品川区の保育についてご説明すると、『私も子供を保育所に預けて仕事をして


いますが、品川区に引っ越そうかしら』と言っていただきました。またそのようなことがあったと、保育士に伝えることで、張り切って仕事をしていただけるわけです」

→Next

↑What's New ←目次
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 通巻 192号
Copyright 2000 株式会社東京リーガルマインド
(c)2000 LEC TOKYO LEGALMIND CO.,LTD.