芦田 千尋さんの合格体験記

動画学習は非常に効果的でした
芦田 千尋 さん
年齢 | 30代 |
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最終学歴 | 関西学院大学・総合政策学部 |
LEC受講歴 | ・1次スピード合格講座 |
※本体験記は、合格発表日を基準として年齢等を記載しています。
受講された講座・問題集の良かった点をご記入ください。
- 1次スピード合格講座
- 動画学習は、視覚だけではなく聴覚を使っての学びとなり、より頭に入りやすく効率的でした。また、講師の先生が分かりやすく親しみのある言葉を織り交ぜながら説明してくださるため、一人で勉強することへの孤独感が払拭され、先生と一緒に合格へ向かっていく気分でした。受験に対する不安が軽減されたことが一番良かった点だと感じております。また、動画内の過去問解説では、得点すべき問題、やや難しい問題、出来なくても仕方がない難しい問題など、メリハリをつけて解説してくださったので、何が重要なのか分かりやすく学べました。通信講座を受講していなかったら、難問にとらわれて迷走し、時間を取られていたと思います。過去問解説集は、正解以外の選択肢についても解説が記載されており周辺知識の取得に役立ちました。
LECを選んだ理由
選んだ理由は、消費生活アドバイザーのウェブサイトにて紹介されていたことがきっかけですが、結果的に受講して本当に良かったと思いました。最初はテキストと過去問のみで学習しようと考えていました。いざ始めてみると、テキスト4冊の内容を覚えることができず途方に暮れていました。特に経済分野は、いくらテキストを読んでも内容が全く頭に入らず苦しんでいました。また、独学では過去問の回答をテキストの該当箇所から探す作業も、非常に時間がかかる上、それが正しい解釈なのかも自信がありませんでした。さらに、参考書や問題集も少なく情報収集にも苦戦しておりました。独学では限界があると判断し、自分を追い込むためにも、8月に思い切って通信講座を申込みました。スタートダッシュが遅れてしまいましたが、スピード合格講座の名の通り、重要な箇所を効率よく学習できたので、短期集中での学習が可能となりました。
仕事や学業、家庭との両立のコツ(時間活用術)
講義動画をスマートフォンにダウンロードし、移動中や家事の合間などの隙間時間にひたすら聴いていました。勉強時間が取れない日は、勉強できていないことへの焦りと不安がありましたが、ただ動画を聴いているだけでも「大丈夫!」と自己暗示をかけられたので、精神的に支えられました。(動画内で先生も仰っていましたが、「手を動かさないと知識は定着しない」ので、ただ聞き流すだけで勉強した気にならないように心がけました)。分かりやすい単語で、初学者の視点に立って説明してくださるので、ずっと聞いていても苦痛ではありませんでした。
休日などの勉強時間が取れるときは、過去問を中心に学習していました。過去問解説が充実していたので勉強方法に迷うことはありませんでした。ただ、実際に試験を受けたときは、過去問と同じ問題がほとんどなく(当たり前ですが)、見たことのない問題が想像よりも多く焦った部分もありました。大切なことは、過去問とその周辺知識をしっかり熟知し、得点すべき項目を落とさないことだと考えています。企業経営や生活知識の分野は、単語カードを作成し、語句と意味を覚える勉強方法が自分には効果的でした。消費者問題の分野は、実際業務にあたる際にも重要な内容であり、個人的に論文試験対策も兼ねて勉強したいと考えていたため、語句の暗記だけではなく文章をしっかり読んで、実際に消費生活アドバイザーとして働くことをイメージしながら理解を深めていくことを心がけました。
試験勉強を通じて「失敗した」「成功した」と思うこと
「失敗した」と思うことは、あまりにも過去問に頼りすぎてしまったことです。過去問3年分を9割以上点数が取れるようにと過去問を何度も解いていましたが、もちろん過去問がそのまま出ることはありませんので、過去問に執着し過ぎないようにすべきでした。過去問が重要なのは、問題の傾向や難易度、どの部分が特に大切なのかを把握することなので、過去問の周辺知識を肉づけして覚えていくことが重要でした。
ですが、過去問中心の学習が「成功」だったとも考えています。膨大な範囲のテキストを1ページずつ読んでいくことは私には不可能でした。なので、まず過去問から挑戦して、過去問解説講座をしっかり聞くことにしました。結果、テキストをだらだら読んでいたころには考えられないほどに知識が定着しました。過去問は、初めて問題を解くときは何が何だかさっぱり分からないと思います。最初はそれで大丈夫です。間違えれば間違えるほど、間違えたところを覚えていきます。過去問を繰り返し説くことはどのような試験でも重要なことですが、試験範囲の広い消費生活アドバイザーにはとても有効でした。過去問解説集は充実しているので、解説集をしっかり読み込んで、正解以外の選択肢もしっかり理解できれば、合格に近づけるのではないかと感じます。
面接にて何を聞かれて、どのように対応したか
- 質問:学習を通じて業務に活かしたいことと、自身の生活に活かしたいこと。
- 対応:業務では法律分野についての学びを活かしたい旨を伝えました。自身の生活ではSDGsや生活分野で得た知識を活かしたいことについて具体例を出しながら伝えました。
- 質問:関心のある最近の消費者問題は何か。
- 対応:製造業に勤めているので食品偽装問題や製品事故の問題に関心を持っていることについて伝えました。 他に、論文試験は何番を選んだか、出来はどうだったか、どのような学習方法で勉強したか等、質問に答えるような場面もありました。予想外だったため、予め伝えようと決めたことが言えず、イエス・ノーで答えるような回答になってしまいましたが、なるべくイエス・ノーだけで終わらないよう、何とか言葉を足しながら回答しました。面接直前まで極度に緊張していましたが、面接官の方がやさしく、話しやすい雰囲気を作ってくださったので、すぐに緊張がほぐれました。
今後の抱負
消費生活アドバイザーの試験範囲は一般知識も多く、仕事でも日常でも役に立つ知識が得られました。
体系的な知識は得られたため、今後はそれらの内容を分野ごとに、より詳細に学びたいと思います。
特に消費者契約法や景品表示法は、現在の業務に直結する部分もあるのでより精度を高めて知識を習得したいと思います。試験合否のプレッシャーから解放された分、これからは楽しみながら知識を深めたいと考えております。