生成AIパスポート試験とは?
試験制度や試験内容、難易度、合格率、勉強方法などを解説

生成AIパスポートは、一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)が主催する民間資格試験で、生成AIに関する基礎知識・活用スキル・リスク対応力を証明するための認定制度です。
「生成AIパスポート」の試験制度、試験難易度・合格率、合格のための勉強方法をご紹介します。
試験の概要
生成AIパスポートは、ChatGPT・Claude・Geminiなどの生成AIツールを安全かつ効果的に活用するための基礎知識を認定する資格試験です。AIに関する基礎知識や動向、活用方法に加え、情報漏洩・著作権侵害などのリスクへの理解まで幅広く学べます。
ビジネスパーソンのAIリテラシー向上を目的としており、IT職種に限らず、営業・マーケティング・事務職など、幅広い職種の方が受験しています。2023年10月の初回開催以来、累計受験者数は急速に増加しており、企業・団体が社員教育の一環として一括受験するケースも増えています。
試験制度
試験実施団体
一般社団法人 生成AI活用普及協会(GUGA)
生成AIパスポートは、生成AI活用普及協会(GUGA)が主催する民間資格試験です。GUGAは生成AIリスクの予防と社会実装を推進するプラットフォームとして、日本のAIリテラシー標準化に取り組んでいます。
受験資格
受験資格は特になく、誰でも受験できます。年齢・学歴・国籍などの制限は一切ありません。
試験形式・基本情報
| 名称 | 生成AIパスポート試験 |
|---|---|
| 開催形式 | オンライン(IBT方式)※自宅・職場から受験可能 |
| 試験時間 | 60分 |
| 問題数 | 60問 |
| 出題形式 | 四肢択一式(一部複数選択を含む) |
| 受験資格 | 制限なし |
| 受験費用 | 11,000円(税込)/学生:5,500円(税込) |
- ※IBT(Internet Based Testing)方式:インターネット経由で実施するオンライン試験。PC・スマートフォン・タブレットから受験可能。
- ※最新情報は試験公式サイトにてご確認ください。
試験日程・会場
2026年より試験の開催回数が年3回から年5回に拡大されました。受験期間中であれば、希望の日時を自由に選んで自宅や職場から受験できます。
| 回 | 申込期間 | 受験期間 |
|---|---|---|
| 2月 | 前年10月1日〜1月31日 | 2月1日〜2月29日(28日) |
| 4月 | 2月1日〜3月31日 | 4月1日〜4月30日 |
| 6月 | 4月1日〜5月31日 | 6月1日〜6月30日 |
| 8月 | 6月1日〜7月31日 | 8月1日〜8月31日 |
| 10月 | 8月1日〜9月30日 | 10月1日〜10月31日 |
- ※年間スケジュールは変更となる場合があります。申込時点の最新情報を公式サイトにてご確認ください。
受験料
- 一般:11,000円(税込)
- 学生:5,500円(税込)※学生証等による証明が必要
- ※10名以上の団体申込の場合、受験費用・公式テキスト購入費用ともに最大20%割引あり。
- (※10名以上の団体申込の場合、受験費用・公式テキスト購入費用ともに10%割引あり(条件を満たせば最大20%割引あり)。)
試験内容
試験で問われる内容
生成AIを安全かつ効果的に活用するために必要な、以下のような知識・スキルが問われます。
出題範囲
出題範囲はシラバスに基づき、大きく5つの章で構成されています(2026年2月試験以降の新シラバス適用)。
| 章 | 内容 |
|---|---|
| 第1章 | AI(人工知能)の概要:AIの定義・種類・歴史、シンギュラリティなど |
| 第2章 | 生成AI(ジェネレーティブAI):生成モデルの仕組み、ChatGPTなど主要ツールの概要 |
| 第3章 | 現在の生成AIの動向:各種生成AIの特徴、RAG・AIエージェント・MCPなど最新技術 |
| 第4章 | 情報リテラシー・基本理念とAI社会原則:個人情報保護、著作権、AI新法(2025年6月公布)、AI倫理・ガイドライン |
| 第5章 | テキスト生成AIのプロンプト制作と実例:プロンプトの基礎・応用、ビジネスへの活用事例 |
- ※2026年2月試験よりシラバス改訂。RAG・AIエージェント・AI新法などが追加されています。
- ※最新の出題範囲はGUGA公式サイトからシラバスPDFをダウンロードしてご確認ください。
試験の難易度・合格率
生成AIパスポートは、生成AI資格のなかでも入門的な位置づけで、合格率は70〜80%前後で推移しています。出題形式は四肢択一式(一部複数選択を含む)で、論文・面接試験はありません。
数理的なプログラミングや統計の専門知識は不要で、生成AIツールを業務で安全に使うための知識が中心です。ITエンジニア以外の一般社員・管理職・教育関係者など幅広い方が合格しています。
ただし、生成AIの仕組みや著作権・データ倫理など抽象的な法的知識を要する部分もあり、しっかりとした事前対策が合格への近道です。
合格率の推移
| 回 | 受験者数 合格者数 合格率 |
|---|---|
| 2024年 第1回 | 1,613名 1,211名 75.08% |
| 2025年 第3回(6月) | 10,759名 8,300名 77.14% |
| 2026年 第1回(2月) | 28,415名 22,406名 78.84% |
出典:GUGA公式プレスリリースおよび公式サイト掲載データ
どんな問題が出題される?サンプル問題
試験は四肢択一式(一部複数選択)で、60問を60分で解答します。ここでは出題傾向をイメージするためのサンプル問題を紹介します。実際に解いてみてください。
サンプル問題1
- 【設問】
- 生成AIが学習データの誤りや不足などによって、事実とは異なる情報や無関係な情報を、もっともらしい情報として生成する事象を指す用語として最も適切なものはどれか。
- 【選択肢】
-
- ①ディープフェイク
- ②ハルシネーション
- ③オーバーフィッティング
- ④プロンプトインジェクション
【正解】②ハルシネーション
- 【解説】
- ハルシネーション(幻覚)とは、生成AIが学習データの不足・偏りなどにより、事実に基づかない情報を自信を持って生成してしまう現象です。業務利用においては、AI出力を鵜呑みにせず必ず事実確認することが重要です。
サンプル問題2
- 【設問】
- 著作権法の観点から、生成AIを業務利用する際の対応として最も適切なものはどれか。
- 【選択肢】
-
- ① 生成AIが出力したテキストや画像は著作権が発生しないため、自由に利用・公開してよい
- ② 生成AIの学習データに含まれる著作物は、AIが生成するため著作権侵害にはならない
- 生成物が既存の著作物に酷似していないか確認したうえで、社内ガイドラインに従い利用する
- ④ 有料の生成AIサービスを利用していれば、出力内容の著作権問題はサービス提供者が全て負担する
【正解】③
- 【解説】
- 生成AIの出力物が既存の著作物と類似している場合、著作権侵害となる可能性があります。業務利用では生成物の確認と、社内のAI利用ガイドラインへの準拠が必要です。利用規約や責任の所在はサービスによって異なるため、各サービスの規約を必ず確認しましょう
出題傾向
生成AIパスポートでは、単純な用語暗記にとどまらず、実際のビジネス現場での判断力を問う問題が多く出題されます。特に「著作権・個人情報保護・プロンプト設計」などの実務直結分野が頻出です。
2026年2月の新シラバス改訂では、RAG(検索拡張生成)・AIエージェント・AI新法(2025年6月公布)が追加されており、最新の技術動向や法制度に関する理解も求められます。また、生成AIの進化が著しいことから、シラバスは年1回以上改訂される予定です。受験前に必ず最新シラバスを確認しましょう。
試験合格までにどのくらいの勉強量が必要?
ITや生成AIの基礎知識がある方は30〜50時間程度、まったくの初心者の場合は50〜80時間程度が目安とされています。試験はオンラインで年5回実施されるため、自分の学習ペースに合わせて受験時期を計画できます。
週5時間学習の場合、初心者でも2〜3ヶ月で合格ラインに達することが可能です。
生成AIパスポートは独学でも合格できる?
公式テキスト・問題集が充実しているほか、GUGA公式LINEではAIクイズアプリも提供されており、独学でも合格を目指せる環境は整っています。
ただし、シラバスの改訂が頻繁で出題範囲が広く、法律・倫理・最新技術と多岐にわたります。「要点を効率よく学んで早期合格したい」「次のステップの資格・スキルへ早く進みたい」という方には、講座を活用して短期間で合格を狙う方法がおすすめです。限られた時間を有効に使い、次のキャリアステップへ進む効率を考えると、講座の活用は合理的な選択といえます。
独学者向けには、LEC講座で使用しているGUGA公式テキストもご活用いただけます。
効果的な学習方法は?
出題範囲が広く改訂も頻繁な生成AIパスポートを効率よく攻略するには、以下のような方法が有効です。
- 最新シラバスの確認
- GUGAが毎年改訂するシラバスを必ず事前にチェックし、新出範囲を把握する
- 公式テキスト・問題集の活用
- シラバス対応の教材でインプットとアウトプットを組み合わせる
- サンプル問題・模擬試験の演習
- 60問60分の時間配分に慣れる練習が重要
- 講座の受講
- 優先度の高い出題分野の解説や学習スケジュール管理のサポートが受けられる
効率よく資格取得するなら、LECの生成AIパスポート講座がおすすめ
LECの生成AIパスポート講座は、資格試験指導歴40年ならではのノウハウで、AI初心者でもわかりやすく丁寧に解説。最新シラバスに対応した出題ポイントを重点的に学べます。
「いつでも、どこでも」自分のペースで隙間時間を活用して学習を進められるWEB講座で、忙しい社会人の方にも最適です。
生成AIパスポートの試験対策情報を今すぐキャッチしよう
- ※引用・参照:生成AI活用普及協会(GUGA)公式サイト
- ※記載の情報は作成時点のものです。最新情報は必ず公式サイトにてご確認ください
監修者・編集者 プロフィール
前山 翔平 講師 Maeyama Syohei

ブハハコンサルティング合同会社 代表社員
- 【保有資格】
- 通関士
中小企業診断士 - 【経歴】
- 2009年通関士試験に合格。以降、中堅・大手通関業者にて主に輸入通関業務に従事。主たる申告税関は航空貨物をメインとして取り扱う関空税関や成田税関であるが、南港税関(大阪)や大井税関(東京)への申告経験も有する。管理職としては支店長職等を歴任し、2021年中小企業診断士試験合格、2022年に経済産業大臣登録を行い、2023年独立。現在はマーケティング支援、人的資源管理支援、そして通関・貿易助言支援等を行っている。
法人・団体のお客様へ
団体割引・法人様向け研修のご案内
社会において求められるスキルが日々変化する中、多くの企業様から、資格試験講座を団体受講したり、社員研修のかたちで実施したいとのご要望を多数いただいています。
LEC法人事業本部では、複数名での団体割引、企業様内での社員研修(講師派遣・オンライン研修)やeラーニング講座の提供、社員様向け自己啓発割引の提供等、幅広いニーズにお応えしております。
法人研修・企業研修に関する詳しい内容につきましては、LEC法人営業部までお問合せください。

