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『我の孫と子』

--日本は未曾有の超高齢社会を迎えようとしています。我孫子市における高齢化は今後どのように進展していくと予想されていますか?
「現在の我孫子市の人口構成を見ますと、50代に集中しています。もちろん団塊の世代ですから、全国的に同じような傾向がありますが、とくに我孫子市の場合、人口が急増した高度経済成長期の昭和40年代に、30代の方がマイホームを求めて大量に入ってこられたわけです。その方たちが今、50代後半に達しています。極端にいいますと、ひとつの団地が全員同じ世代というような地域もあ
ります。これからその世代が高齢化するときは、市全体の高齢化が一気に進みます(別表参照)。そういう問題を抱えています。」
--人口構成は市の財政の問題にもつながりますね。
「我孫子市は住宅都市ですから、財政構造上、大きな部分を個人市民税に依存しているわけです。今、50代後半の方は、都心にある大企業の役員や部長といった方がかなりいらっしゃいますから、総じて収入も高く、高額の市民税を収めていただいています。その世代が引退され、年金生活に入れば、財政構造は大


きく変化せざるをえません。それをにらみながら、今後、どのようにまちづくりをしていくかが市政の大きなテーマです」
--ひとつには福祉サービスなどについても、税収が見込める今のうちに資金のかかる基盤整備を進めておかなければならないということでしょうか?
「そうですね。福祉サービス基盤は今のうちにきちんと整えておかないと、高齢社会がピークになってから慌ててやろうとしても、財源的な問題が大きなネックになると思われます」
--高齢化による人口構成の変化そのものに対して、何か施策をお考えですか?
「我孫子市は50代後半の方が多いのですが、その子供の世代である20代の市民もかなり多いわけです。ただし、50代の方の多くは、将来、そのまま我孫子市で老後を迎えることになると思いますが、30代や40代には、市外への転出傾向が見られるのです。それをくい止め、子育て世代にいかに我孫子市に定着してもらうかということが都市作りの戦略のひとつになってきます」
--高齢社会についても、高齢の世代だけを見るのではなく、総合的に目配せした、運営が必要だということですね。
「我孫子という字を見ますと、ちょうど『我


の孫と子』です。『我の孫と子を呼ぼう』というキャッチフレーズで、他の地域に転出してしまっている自分の子供の世代を孫と一緒にもう一度、我孫子市に呼び戻そうということで、新しい住宅政策も研究しようと思っているのです。もちろん子育て支援策には、いま一生懸命に力を入れているところです」

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