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事務所成功の秘訣は業務特化と経営センス

森本 克幸 氏 (アーリア行政書士法人会長/行政書士)

聞き手:反町勝夫 株式会社東京リーガルマインド代表取締役

2004年、法人化解禁とともに、アーリア行政書士法人を設立し、独自の経営感覚による事業展開によって、事務所を多角化・拡大化させ、日本最大規模の行政書士法人を築かれた森本克幸氏に、その成功の秘訣についてうかがった。


■ 自動車を軸に事業展開

反町

まず、森本先生がアーリア行政書士法人(以下、アーリア)を、わが国における最大規模の行政書士法人にまでされた経緯をうかがいたいと思います。

新井

私が行政書士事務所を継いだのは、父親が亡くなったのがきっかけでした。当時、母親が既に行政書士資格を取って姫路にオフィスを構えていたことから、私のオフィスと2つのオフィスでスタートしました。当時、行政書士は一人一事務所という決まりがあり、出張所など持つことができなかったのです。

森本 克幸氏(社団法人中小企業診断協会相談役/アイコンサルティング協同組合理事長)

反町

二人の有資格者で、どのような業務内容だったのでしょうか。

新井

自動車に関する業務が専門です。創業以来60年間、自動車ばかりを扱ってきました。一時、建設関係を手がけたこともありましたが、得意とするところではでなく、リスクも大きかったのでやめてしまいました。そのようなこともあって、現在は、完全に自動車に特化しています。

反町

自動車に関する業務とは、具体的にどのような業務なのでしょうか。

新井

新車登録、中古車登録、車庫証明のほか、バス、レンタカーなどの営業車両の許認可なども取り扱っています。そのほか、自動車に関係することはすべて扱おうということで、「アーリア行政書士法人」を軸とし、行政書士法人では取り扱うことができない切手の販売や保険代理店業務などを扱う「株式会社アーリア」、自動車取扱業を扱う「アーリア物流有限会社」、人材派遣業を扱う「セッテソーニ株式会社」をつくって、拡大してきました。

■ まずは何をおいてもいかにして仕事を取るか考える

反町

行政書士の業務というのは、許認可に特化したビジネスという、まずビジネスありきという発想で、ビジネスセンス・経営センスを持っている方が多いのではないかと思われるのですが、いかがでしょうか。

森本 克幸氏、反町勝夫対談

新井

意外に思われるかもしれませんが、私は、逆に少ないように思っています。と申しますのも、行政書士になった方の中には、人とあまり話をしたくないなど、営業に苦手意識を持っている方が多いのです。もともと人と話したり、繋がりを持ったりするの好きで、営業に苦手意識を持つことのなかった私は、だからこそアーリアをここまで拡張することができたのではないかと考えており、そういったことがビジネスでも重要な要素だと思っています。つまり、その重要な資質を持った方が少ないということは、ビジネスセンス・経営センスを持っている人というのも少ないのではないかと考えるわけです。そもそも営業が苦手だから法律専門職になるというのは、違うと思います。

反町

なるほど。資格を取ればビジネスをしなくても食べていけるという話がありますが、これは違いますね。

新井

その通りです。資格を取ったら食べていけるという感覚は大きな間違いです。開業するということは行政書士事務所の経営者となるわけで、決して楽なことではありません。資格を取ったら仕事が入ってくるという認識では厳しいですね。もし、そのように考えているのであれば、意識改革が必要となります。

反町

ただ、逆に言うと、経営センスがある方が行政書士の開業をすれば非常に有望です。資格とビジネスというのは非常に深いつながりがありますから。

新井

そうですね。経営センスを持った方が行政書士になって開業すれば、かなり伸びると思います。座学でも身につく手続関係の仕事はいつでも覚えることができますので、まずはどのようにして仕事を取ってくるかなど、経験を積む必要があるものが重要です。したがって、まず開業する前に考えなければならない重要なことは、どのようにして仕事を取るかということです。仕事を取るためには、営業力を身につけることが必須となります。市場にある仕事をどのように取ってくるのか、お客さんとどのように繋がりを持ってくるか、それをどのように感じるかが重要なのです。研修を受けなくても、仕事をしながら勉強をしていけばいいと思います。まずはともかく、仕事を取るということに尽きます。

森本 克幸氏、反町勝夫対談

反町

すべての仕事が勉強になりますから、仕事の中で仕事を覚えていけばいいわけです。

新井

おっしゃる通りです。非常に難しいのですが、お客様と繋がっていくシステムの構築ができればと思います。

反町

2009年4月にご子息の楽さんにアーリアの代表をお譲りになり、会長になられたそうですが。

新井

私も30年続けてきたので、息子に代表を任せました。父親が30年やって、私も30年やったので、息子も30年やってくれればと思っています。

反町

アーリアの今後のご発展を祈念いたします。本日はありがとうございました。

≪ご経歴≫

アーリア行政書士法人会長/行政書士
森本 克幸(もりもと かつゆき)
昭和24 年森本操行政書士事務所(神戸オフィス) 設立 ※森本操=父。 昭和41年森本艶子行政書士事務所(姫路オフィス) 設立 ※森本艶子=母。 昭和48 年武蔵野美術大学造形学部卒業。昭和48年森本操行政書士事務所入所。昭和53年森本克幸行政書士事務所 設立 ※森本操死去の為。 昭和60年株式会社森本総合事務センター設立(現 株式会社アーリア) ※事業内容は、切手売りさばき人、保険代理店等。平成10 年セッテソーニ株式会社設立 ※人材派遣会社。 平成11 年森本・藤本合同行政書士事務所へ屋号変更。平成15 年大阪オフィス開設。平成16年東京オフィス開設。平成16年アーリア行政書士法人設立 ※同年8月法人化解禁と同時に法人化。平成17 年アーリア物流有限会社設立。平成19 年豊岡オフィス開設、姫路オフィス分室開設。*神戸オフィス、神戸オフィス分室、姫路オフィス、姫路オフィス分室、豊岡オフィス、大阪オフィス、東京オフィス

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