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ITパスポート(iパス)試験の難易度は?忙しい社会人でも合格する勉強方法はこれ!

本コラムは、ITパスポート試験の概要、合格に役立つ勉強法を紹介します。ITパスポート試験で問われる内容は社会人であれば誰しもが身につけておくべき基礎的素養です。システム部門やIT技術者・エンジニアではない、普通の社員がITパスポート試験を受ける意義、その必要性から解説します。コロナ禍で加速したデジタル化、DXの推進、という波に飲みこまれないよう、Society5.0時代に必須となるITリテラシーの基礎を学びましょう。

おすすめの方

  • DX、IoT、RPA、SaaS等の言葉を社内でよく耳にするものの、自分には関係ないと思っている人
  • 社内のシステム部門との会話がうまく行かず、IT知識・リテラシー不足を感じている人
  • 業務の進め方が昔のままで、周囲の社員に比べて生産性・効率が悪いかも、と危惧している人
目次
1.ITパスポート(iパス)とは?
2.ITパスポート(iパス)取得のメリットは?
2-1.ITにまつわる幅広い知識が身につけられて便利
2-2.ITパスポート資格の活用方法
2-3.基本情報技術者・応用情報技術者との違い
2-4.MOSとの違い
2-5.情報セキュリティマネジメントとの違い
2-6.ITパスポート資格取得がおすすめなのはこんな方!
3.ITパスポート(iパス)試験の難易度と、合格に必要な勉強時間
3-1.ITパスポート試験の難易度と試験日程
3-2.ITパスポート試験で必要な知識・試験範囲
3-3.ITパスポート試験の過去問に挑戦!
3-4.ITパスポート試験の合格に必要な勉強時間の目安
4.ITパスポート(iパス)試験に3か月で合格する、おすすめ勉強法
5.効率よく資格取得するなら、eラーニング! LECのeラーニングがおすすめ!
6.まとめ
監修者情報

1.ITパスポート(iパス)試験とは?

皆さんが日本を飛び出して海外へ行こうと思ったら、パスポートが必須です。「ITパスポート」という名称からはシステム構築やプログラミングの業界へ就職する際に必要な資格、と見せますが、実際は違います。ユーザー目線でITの基本を学ぶための国家試験です。合格すれば、ITの仕組みを理解して、効果的にITを活用できることを証明できます。企業(ITに限らず、全ての業界)に勤める場合はもちろん、自分で起業したり、自営業として働いたりする場合でも、様々な情報システムを活用し、WEB上のアプリケーションを利用することが日常的に求められます。全ての社会人が知っておくべきITの基礎知識を身につけているか、を判定する試験です。

2.ITパスポート(iパス)取得のメリットは?

2-1.ITにまつわる幅広い知識が身につけられて便利

IT技術者・エンジニアが受ける試験や取得する資格は細分化されています。
技術者・エンジニアの経験者として就職活動をする際には、JavaやPHPなどプログラミングの実績や、AWS(Amazon Web Serviceの略で、アマゾンが提供するクラウド・サービス)の運用に特化した資格、Oracleデータベースに特化した資格など、実践的なスキルが求められます。
全くの初心者からIT業界を目指す就活生や転職希望の社会人にとっては、「何をやってよいか分からない」のが普通です。その際、まず挑戦すべき最初の試験としてお勧めするのがITパスポート試験です。

最近では、全ての業界でインターネットの活用、デジタル・トランスフォーメーション(DX)がますます重要になっています。従業員が10名程度の小規模の会社であっても、社内で何らかの情報システムが使われているはずです。企業規模が大きくなるに従って、複数のシステム、WEBアプリケーションが使われるようになります。システム、ネットワークの仕組みを理解していると、効率よく利用できます。
ITパスポート試験は、IT業界で働く人だけでなく、普通の事務職・営業職の社員も含めて、ユーザーの立場にある全ての社会人が勉強しておくべき試験です。

2-2. ITパスポート資格の活用方法

就活中の学生にとっては、履歴書の「免許・資格」欄に書くことができます。多くの大学生が書く免許・資格は、普通自動車第一種運転免許やTOEICスコア720点等です。
しかし、採用後、これらの資格が必要とされる場面は多くありません。営業職で日常的に車を使ったり、海外の取引先や顧客と英語でコミュニケーションしたり、という働き方はかなり少数派です。
これに対し、情報システムはほぼ全ての社員が使います。自動車免許や英語よりもITシステム・IT技術の基礎知識を身につけていることの方がより強いアピールになります。

すでに働いている社員にとっては、最低限のIT知識・ITリテラシーを持っていることの証明になります。

事務職・営業職は日々の業務で情報システムを使う際、より効率的に活用できるようになります。その他の職種、例えば、一見するとITとは縁遠い肉体労働であっても、ITから逃れることはできません。最近では、工場や建築の現場にもデジタル技術が導入されています。また、顧客や取引先の重要な情報を外部に漏えいしたりすることがないよう、セキュリティ意識を高める上でもITパスポート試験で問われる知識は大事です。

2-3. 基本情報技術者・応用情報技術者との違い

基本情報技術者試験は、システム開発のプログラム言語を実際に書いていくIT技術者・エンジニアが自身の基礎的能力を証明するための試験です。合格率は25%程度です。IT技術者・エンジニアの登竜門と言われる試験で、システム開発の企業では、入社時に取得者が優先的に採用され、持たずに入社した場合には入社後1年以内に取得が義務付けられる例が多いです。ITパスポートの出題範囲よりも専門的で、ネットワーク技術やデータベース、ITサービスの管理(マネジメントや監査)に関して実務的な知識が幅広く出題されます。また、マークシート式ですが、プログラミング言語の知識が問われます。
応用情報技術者試験は、中堅のIT技術者・エンジニアが受験することが予定されており、出題分野としては基本情報技術者とそれほど変わりませんが、より実践的で細かい知識が問われます。さらに、3〜4ページもの長文の事例を基に、空欄や設問(採るべき対策やキーワードが問われる)を20〜40字程度で記述していく問題が出題され、これが難関とされます。合格率は20%前後で、合格者の平均年齢は29歳前後とされます。
ITパスポートはプログラミングそのものについて問われるわけではなく、記述もありません。合格率は50〜60%程度です。

2-4. MOSとの違い

MOSはマイクロソフト・オフィス・スペシャリストの略称で、WORDやEXCEL、PowerPoint(パワポ)を使いこなすことができる能力を証明するものです。
事務職として働く上では、MOS取得が推奨されますが、営業職ではプレゼン資料を作ったり、グラフを作ったり、という程度で、そこまで高度なスキルは求められません。
経理・人事などの管理部門、マーケティングで日常的にデータ分析を行う部署ではEXCELを使いこなさないと日常業務が回らないので、MOS取得が推奨されます。
全ての社会人にとって必要なIT知識・リテラシーを身につけるのがITパスポート試験ですので、ITパスポートの方が対象が広いです。

2-5. 情報セキュリティマネジメントとの違い

情報セキュリティマネジメント試験とITパスポート試験は、IT技術者・エンジニアを目指す人ではなく、企業内でITシステムを利用するユーザーを幅広く対象としている点が共通しています。もっとも、情報セキュリティマネジメント試験はITの安全な利用を推進する立場(主として、企業内の情報セキュリティ担当者)に求められる知識・スキルを試すものなので、ITパスポートよりも情報の保護・漏えい防止に関する専門的・実務的な知識が出題されます。
課長や部長など部下を管理する立場は、社内の機密情報に触れる機会が多くなり、自身はもちろん部下が情報漏えいしないよう注意していく役割も担うので、情報セキュリティマネジメント試験を受けるよう会社側に推奨されることがあります。情報セキュリティマネジメント試験は、社内でキャリアアップをしていく際に取得しておくと有利な試験といえます。

2-6. ITパスポート資格取得がおすすめなのはこんな方!

以上、述べてきたように、ITパスポート試験で問われる知識は就活中の学生、すでに働いている全ての社会人が知っておくべき、役立つ知識です。受験者のうち何割かしか受からない、という競争試験ではなく、総合評価で1000点中600点以上を取れば合格になる、という絶対評価の試験(ただし、分野別に3割以上を取る必要あり)なので、勉強が結果に結びつきやすい点でもお勧めです。

3.ITパスポート(iパス)試験の難易度と、合格に必要な勉強時間

3-1. ITパスポート試験の難易度と試験日程

前述のように、絶対評価で合否が決まる試験で、合格率は概ね50〜60%です。
試験形式は、全国に設置されているテストセンターへ行って、センター内のパソコンで受験するCBT方式です。
画面に出てくる問題文を読み、4つの選択肢から1つずつ選びます。試験時間は120分、問題数は100問です。
試験日程は自分の都合の良い日を選ぶことができます。ITパスポート試験の公式サイトから、3ヶ月先までの試験日を選ぶことができます。

3-2. ITパスポート試験で必要な知識・試験範囲

3つの分野、ストラテジ系(経営面から見たITシステムの意義)・マネジメント系(プロジェクト・マネジメントやシステム監査など)・テクノロジ系(ITシステムを構成する各種要素や、ネットワークやアルゴリズムなどIT技術の基礎理論)に分かれます。
ストラテジ系では、経営戦略・マーケティングに関する知識や企業のシステム戦略、知的財産権・個人情報保護などの法律面の知識も出題されます。中小企業診断士試験と少し範囲が重なります(診断士よりもだいぶ易しいですが)。
マネジメント系では、システム開発のプロセスやプロジェクトの管理方法などが出題されます。一般の社会人にとってはかなり縁遠い内容ですが、日々の業務でもプロセス管理に応用できる考え方・ツールを知ることができます。
テクノロジ系は、ITシステムの仕組み、セキュリティやデータベース、ソフトウェア・ハードウェアの違いなどITに関する基本的知識が網羅されています。様々な専門用語が出てきますが、できるだけ具体的なイメージを頭に思い浮かべると、日々の業務でもITシステムを効率的に活用できるようになります。

3-3. ITパスポート試験の過去問に挑戦!

過去問は情報処理推進機構(IPA)の公式サイトに掲載されています。

情報処理推進機構(IPA)の公式

ストラテジ系が35問程度、マネジメント系が20問程度、テクノロジ系が45問程度、という配分です。計100問を120分で解くので、1問当たり1分以内で解いていくのが標準です。1、2行の短い問題文と、3〜6行程度の問題文が半々程度です。数問、表や図が入った少し長めの問題も出されるので、短い問題文は30秒程度で解いていくのが望ましいといえます。
例えば、令和3年度(2021年度)分の過去問から短い問題を各分野1問ずつ紹介します。30秒程度で解けるか、試してみましょう。

他には、ストラテジ系では「ABC分析」や「テレワーク」「暗号資産」に関する説明として正しい文章を選ばせる問題が出ていました。
マネジメント系では、システム監査の手順を穴埋めで問うものや、プロジェクト・マネジメントの品質管理で使われる「管理図」を正解肢として選ばせる問題(他の選択肢は「パレート図」や「レーダーチャート」)、テクノロジ系では、ある説明文が挙げられて、選択肢として「クラウドコンピューティング」や「デイープラーニング」が挙げられる中、正解肢として「ブロックチェーン」を選ぶ問題が出題されていました。

3-4. ITパスポート試験の合格に必要な勉強時間の目安

すでにIT部門で働いた経験がある人や、大学・専門学校で情報系の科目を履修していた人であれば、60〜100時間程度の勉強でも十分に合格ラインに達することができます。大学生やIT知識が全くない人の場合には約180時間の勉強時間が必要、と言われています。180時間の場合、週に10時間の勉強(平日に1日1時間、週末に5時間)で4ヶ月かかり、週に15時間勉強できれば3ヶ月かかる計算となります。

4.ITパスポート(iパス)試験に3か月で合格する、おすすめ勉強法

様々な予備校で、通学講座・通信講座が提供されていますが、全くの初心者でも独学で勉強している人が多いのが実際です。
予備校の講座を使うメリットは、

  1. 膨大な分量から、どこを重点的に勉強すればよいか優先順位を示してもらえるので、効率的に勉強できること
  2. 通学はもちろん通信受講であっても、講義を週に1回聞いて復習に3時間かけて、といったスケジュールを組むことで、本試験日までの適切なプランが自然と組まれ、ペースメーカーとなること
  3. ある程度の費用を払って申し込むことになるので、挫折したら勿体無い、と感じて勉強が続きやすいこと

いったものが挙げられます。

仮に独学で勉強する場合には、以下のようなステップがお勧めです。

  1. 試験範囲を網羅した参考書と過去問題集がセットになった書籍(400ページ超のもの)を1冊購入する。
  2. 次に、2週間ほどで集中的に参考書部分を読み終える(この段階では、分からないところがあっても悩まずに最後まで読む)。
  3. その後、少なくとも5年分、500問の過去問を解いて、解説も読んでいく(本試験がパソコンで受験する形式なので、WEB上のアプリやCD-ROM等を使ってパソコンで解くのがお勧め)。
  4. 間違えた問題を再度、解き直しつつ、馴染みがない専門用語(試験で出題されるものは2000以上あるが、そのうち、自分が苦手とするもの200ほどピックアップする)についてノートを作ったり、暗記カードを作ったり、自分なりの工夫で暗記する。

3ヶ月の勉強期間であれば、3.までを前半の2ヶ月で終える必要があります。最後の1ヶ月間、解き直しや暗記にあてます。

5.効率よく資格取得するなら、WEB講座! LECのWEB講座がおすすめ!

LECのITパスポート講座は、資格試験指導暦40年ならではのノウハウで、初心者でもわかりやすい講義形式で出題ポイントを重点的にわかりやすく解説します。
また、「いつでも、とこでも」、自分のペースで隙間時間を活用して効率的に学習を進めることができます。
効率的にITパスポート試験合格を目指す人は講座受講をご検討ください。

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6.まとめ

ITパスポート試験は、ITに関する基礎知識を理解できていることを証明できる資格です。ユーザー目線でITシステムについて理解するための初歩的な試験なので、IT技術者・エンジニアを目指す就活中の学生・転職希望者はもちろん、全ての社会人が合格すべき試験です。50〜60%の合格率なので、3、4ヶ月の独学でも合格レベルには達しますが、予備校の講座を受講すれば、参考書・過去問題集をどれにするか迷う必要もなくなり、本試験まで効率的に勉強でき、モチベーションも維持しやすくなります。

監修者情報

反町 雄彦(そりまち かつひこ)

株式会社東京リーガルマインド 代表取締役社長/弁護士

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