予備試験

予備試験最終合格者(論文式上位合格者)が語る体験談!!

予備試験論文上位合格者から合格体験談が届きました!!!
社会人受験生でありながら、論文式試験1位合格を勝ち取った勉強方法など参考になるのではないでしょうか?

  • 1位合格者
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合格体験記

1位合格者の司法試験予備試験成績通知書(論文式試験)

通知書イメージ

合格答案の秘訣?(超直前期・当日の過ごし方を含め)

あまりに当たり前ですが、採点基準は試験委員の先生方はじめ関係者の方にしかわかりません。ですので、以下は全て、私の答案が一定程度の評価をいただけたことからの逆算の推測です。

表現するのは知識量ではなく思考過程か

今回、私が答案に表したことは、“問題解決に必要な基本事項”、“結論を導くための思考過程”及び“結論”のみです。結果としてこれが司法試験委員の先生方に一定の評価をされたということは、予備試験で求められているのは細かい知識や紋切り型の表現ではなく、法的な思考過程を説得的に記述することに尽きるのではないかと考えています。私はもともと記憶力はあまり良くなく完全に「思考型」である上、事実上専業受験生に限りなく近かった2009年旧司法試験時よりも今の方が知識量は少ない可能性があるにもかかわらず評価は段違いに良かったことから、求められる知識量は普通の人が普通に到達できる水準であると推測します。
既に忘却しつつありますが、何が良かったのか振り返ると、とにかく設問中で問題になりそうな点についてどう考えるかに集中し、「知っているぞ!とアピールすればちょっとは点になるかな」的なあざとい記述(往々にして、ただの自己満足で徒に論旨を混乱させるだけ)をしなかったことかなあと自分では思っています。
ちなみに唯一狙って「知っているぞ!」アピールをした民法では、疲れていたこともあって途中から自己陶酔し、逆に設問中の事実の一部を無視したような記述になってしまい、結果として低評価にとどまりました。

何通か失敗しても自暴自棄にならずに

一昨年私が旧司法試験で敗れた最大の原因は、刑法第1問目で考えられないレベルの大失敗をしたことだと考えています。しかし、第2問目が高評価だったのか、科目の結果としてはEで即死級にはなっていませんでした。実は、その日の最後の刑事訴訟法(得意科目)もEだったため、要は実態としては合わせ技で不合格になったと言えます。そう考えると、真の敗因は、刑法終了後自暴自棄になりその後の民事訴訟法と刑事訴訟法の集中力を欠いたから、とも言えます。要は自分で「ダメだ、、、終わった。。。」と思っても実はまだ終わっていないことが多々あり、重要なのはそこからのリカバリーだと思うのです。
ましてや、予備試験の場合、10科目もあります。一般教養を除けばすべて法律科目ですが、求められる能力や思考は全て少しずつ異なります。これだけ多岐に渡る試験になりますと、全部の科目ほぼ完璧な水準で書けるという人は1人もいないのです、1人も。仮に来年度以降そういう人がいたとしても合格枠は数人ではありませんから無視してよいのです。従って、失敗答案があっても気にしないことが肝要です。ちなみに、今回、私に関していえば、法律実務の刑事は何をどう書いてよいかさっぱりわからず、かなりグダグダになりました。しかし、総得点や順位に鑑みると、それほど目も当てられないようなひどい点はついていないと思います。結局のところ、たいていの場合、自分ができなければみんなもできていないのです。

超直前期と当日は体力回復に努め、勉強はごく規範的な規範のみにすべき?

これはちょっと異論が多い点かと思いますが、超直前期(2〜3日程度)と当日はむしろあまり詰めすぎない方が良いかな?という気がしています。理由は二つありまして、①とにかく疲労が激しい試験なので、体力面を軽視してはいけない、②直前に勉強した部分は残りやすく、当日そこだけ思い出してその部分に引っ張られるいびつな答案になってしまう可能性がある、からです。
従って、リラックスを旨とし、とにかく何がなんでも外せない規範(例えば行政法の処分性についての判例の表現とか)だけ覚えるという過ごし方が良いかなと思います。ちなみに、体質によって差はあると思いますが、私は択一発表後数回、酸素カプセルの中で本を読んだことはプラスに働いたかなと思っています(耳抜きなどが必要なので、慣れていない方は試験前日にいきなり行ったりしないでください)。

予備試験について思うこと、そして決意表明
予備試験は、(運悪く三振されたロースクール卒の方にとってももちろんですが)社会人にとっては会社を辞めなくても受験できるという意味で1つの大きな選択肢だと思っています。また、法曹の多様性確保という観点から予備試験そのものに対する期待もかなり大きいと考えています。
このような意味で、今回幸運にも予備試験経由で司法試験受験資格が得られた身として、司法試験委員会の先生方をはじめとした関係各位あるいは社会全体に「予備試験経由の受験生もなかなかやるじゃないか」と思っていただけるよう、気を引き締めて半年間全力疾走するつもりです。
今回、予備試験に合格された方、一緒に合格できるよう頑張りましょう!そして来年度以降司法試験予備試験を受験される方、社会的に意義のある試験です、ぜひ頑張ってください!
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