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講師による座談会
夏から学習を始める方の学習方法

参加講師(左上から)
曽我部 利昭 LEC専任講師
小野 明彦 LEC専任講師
高野 敦 LEC専任講師
斎藤 隆亨 LEC専任講師
藤本 玉美 LEC専任講師
水野 健 LEC専任講師
講師写真

斎藤: 本日はよろしくお願いいたします。LEC専任講師、宅建課主任研究員の斎藤です。本日は、夏から学習を始める方の学習方法をテーマに、LEC専任講師である小野講師・藤本講師・高野講師・曽我部講師・水野講師と,座談会形式でお話を進めていきます。

座談会風景
小野藤本高野曽我部水野: よろしくお願いいたします。

斎藤: まず、残された時間を有効に活用して宅建試験に合格するために、何が重要とお考えか。皆さんから一言ずつお願いします。

小野: そうですね。「手を広げすぎないこと。」でしょうね。

高野: 「基本的知識の習得だけに集中すること。」ですね。

曽我部: 「残り時間から逆算して、今しなければならないことを意識する。」ことが重要と考えます。

水野: 今からの時期は、講師と自分自身を信じて「気合を入れる!」ことが最重要でしょう。

藤本: 「焦らずに、弱点発見とその克服だけを考えること。」ですね。

座談会風景
斎藤: なるほど。表現上の違いはあるものの、「無駄な学習をしないように注意して、集中すること。」という意味で共通しているように感じますが、そういうことでしょうか。

小野藤本高野曽我部水野: そうです。

斎藤: では、無駄な学習というのは具体的にはどのような学習をいうのですか?

小野: 色々ありますが、最も避けていただきたいのは枝葉末節にこだわる学習でしょう。「合格点を取る!」という目的から外れる場合には枝葉末節と割り切ることが必要です。枝葉末節にこだわって停滞していたら、100年経っても合格はできないでしょう。

座談会風景
高野: そうですね。たとえば、民法だけでも条文数は1,044個もあり、これに判例知識を加えれば何千といった情報になってしまうわけですから。重箱の隅を気にして、深入りしていたら合格に必要とされる基本的な知識が身に付かないことになりかねません。

曽我部: テキストに記載されていない新しいテーマや、極めて細かいテーマからの出題は正答率が低く、合否には影響を与えません。

水野: ただ、一口に頻出テーマと言っても、たとえば、「不動産登記法」という科目は、毎年出題がある頻出科目ですが、深入りしてはいけない科目といえます。しっかり身につけるべき項目と一通り分かっていれば十分である項目との見極めも大切です。

藤本: 分からないことや疑問に思うことを放置しないで講師に聞きに来る。その上で講師の指導を信じてそれに従ってくれる方は、すぐに合格していきますね。

座談会風景
水野: 講座は、テキスト等の教材だけではなく、講師も含めて効果的に活用すべきです。面倒がらずに講師に質問してほしいですね。必要なものは必要、不必要なものは不必要ときちんとお話します。

斎藤: まさに今皆さんが指摘なさった視点を踏まえて『出た順必勝総まとめ講座』を開講しますが、この講座の効率的な活用方法を教えてください。

高野: 『出た順必勝総まとめ講座』は、文字通り出題頻度の高いテーマから順々につぶしていく講座です。したがって、この講座で「重要!」と指摘したテーマが確実に身についていることが合格への最低条件になります。これを確認することで、早期の弱点発見ができますね。

藤本: さらに、オリジナル問題の演習も同時並行で行います。今、高野先生がおっしゃった「弱点」というのは、インプット、すなわち知識面における弱点に限るわけではなく、アウトプット、すなわち演習面における弱点も意味しますね。「知識は持っているけど問題では間違えた。」という場合は、アウトプットにおける弱点になります。

座談会風景
曽我部: そして、この講座は、原則的に、一通り学習を終えた方を対象にしている点も特長ですね。特に、スーパー合格講座を受講して、必要とされる知識の幅と深さは理解している方にはうってつけです。メリハリのある学習ができているかどうか実感できます。

斎藤: そのあたりが、『ウルトラ速習35時間完成講座』との違いになるわけですね。

小野: そうです。『ウルトラ速習35時間完成講座』は、初心者の方や過去に学習経験はあるが時間があいてしまっている方を対象として、出題頻度の高いテーマから順々にではなく、宅建試験合格に最低限必要となる知識の全体像を効率よく解説する講座です。

藤本: 『ウルトラ速習35時間完成講座』について一言だけ。毎年、受講を検討中の方から「本当に35時間で合格できるのか?」というご質問をいただきます。もちろん、漫然と受講するだけでは意味はありませんが、本気で受講すれば合格は可能ということは言い切ることができます。

座談会風景
斎藤: では最後に、登録講習を修了した方が受けることができる、いわゆる「5問免除」制度の影響についてお願いします。

小野: はい。毎年申し上げていることなのですが、「5点の差は2点の差に過ぎない。」ということを皆さんに知っておいていただきたいですね。免除対象項目からの問題は、過去の宅建試験では。通常、3点程度は得点できる問題が出題されます。昨年(平成18年)は、問49の正解肢が二つあったという影響もありますが、4問は得点できるように出題されていました。したがって、実質上は1〜2点の差に過ぎないといえます。そこで、登録講習を修了している方は「5点分余裕があるから。」と油断しないこと。一般の方は「5点分はどうにかして稼がなきゃ。」と焦らないことです。

曽我部: 免除の対象となる5項目のうち、「住宅金融公庫法」は大きな変更があった項目です。「住宅金融公庫法」はなくなり「住宅金融支援機構法」になりました。新しい法律からの出題なので、何がどのように出題されるかは不明です。出題されそうなテーマに関する若干の知識を講座で確認するだけで十分でしょう。

座談会風景
藤本: それに、たとえば、「景品表示法は感覚で解ける問題が比較的多く出題される。」といったように科目に応じて対処の仕方が違いますので、この点についても講師の言葉を信じてほしいですね。

水野: LECが独自に集計したアンケートに基づく昨年の合格者データをみると、50点満点中34点以上得点した方の70%以上が正解した問題は35問あり、合格基準点を1点上回っていました。5問免除対象の方に限っていえば、45問中70%以上が正解した問題は31問であり、合格基準点を2点上回っていることになります。合格者10人のうち7人が正解できる問題を一緒に正解できれば必ず合格できることを忘れないでほしいですね。

高野: 5問免除については、さらに興味深いデータがあります。合格者数です。5問免除対象の皆さんの合格者数は、平成17年は5,549人であったものが、昨年(平成18年)は7,033人と、1,500人程度増加しています。ただ、これに対応して、5問免除ではない皆さんを含めた全体の合格者数も31,520人から人と33,191人と1,671人増加しています。つまり、5問免除対象の皆さんの合格者数が増えたからといって、5問免除ではない皆さんがその分合格できなくなったわけではないのですね。

斎藤: そうですね。先ほど水野先生から指摘のありました「合格者10人のうち7人が正解できる問題を一緒に正解できれば合格できる。」という事実は、昨年に限ったことではありません。我々がデータを集め始めてから変わらない普遍的な事実です。結局は、「基本を確実に。」という結論になりますね。本日はありがとうございました。