あせらずにじっくりと進んでいこう
あなたにとって働く理由とはなんですか。お金のため?世のため人のため?自分のため?その理由はさまざまです。それがはっきりしたら、次は、自分がどんな仕事に就きたいのか?何がスキで何がキライなのか?得意なことは何か?というような、自己分析からスタートしましょう。自己分析は、あなたのライフキャリアにとって、「設計図」の意味をもちます。
「将来こんな仕事をしたい」「夢を実現したい」という人は、自分の意思を貫きましょう。ところで、多くの人は、天職をみつけるといわれても困ってしまうのが事実です。しかし、天職の探し方は、それほど難しい作業ではありません。
客観的に自分に向いている職業を探すことから始めます。興味のある仕事、できそうな仕事や、成功したこと、失敗したことなど、分析していきます。とくに、あなたが高校・大学時代に体験したこと、そこから学びとったことなど、自分の「経験の棚卸し」をしてみると、答えは、意外とあなたのすぐ近くにあることが多いのです。
多くの人がこの志望動機の内容で悩みます。志望動機を書けない理由は、「どのような仕事に就きたいかがはっきりしていないこと」にあります。さらに、その企業では「どのような仕事があるのか」、自分のやりたいことを実現する「企業がどこにあるのか」など、情報が不足していることがあります。しかし志望動機は、エントリーシートや面接で訊かれる必須の質問です。何を訊かれても答えられるようにするために、自分の考えを明確にしておきたいものです。
例えば小売り業界を希望するとします。人事担当は、その業界で、なぜあえて自分の会社を選んだのかを知りたいのです。ですから「御社で学びたい」という志望動機であれば、他の会社でも学べるだろうにという疑問がわいてきます。また、「御社の社風が自分にあっている」が志望動機では、なんとしても会ってみたいとは思われないでしょう。人事担当者の心をつかむ志望動機をみつけましょう。
就職活動では、企業側がどんな方法で欲しい人材を選ぶかを考えてください。まず、エントリーシートから誠実さがうかがえ、志望動機がしっかりしたものであれば、人事担当者は、その人に会ってみたいと思うでしょう。そのうえで、面接へと進みます。まず集団面接では協調性やコミュニケーション能力が見られます。次に、個人面接では、人物そのものが判断されます。また、その人の「潜在能力」も知りたいので、SPI を行なうほか、ペーパーテストで社会人常識を推し量ろうとします。
ひとりの新入社員が入社し、その会社で定年を迎えるとすると、会社はその人に対して、1〜2億円の生涯賃金を支払うのです。新入社員1 人の採用で、こんなに高価な買い物をするわけですから、会社側も命がけです。皆さんも、こうしたことを十分に理解して、真剣勝負で臨みましょう。


