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5.
試験対策に向けた具体的な学習について |
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| Q5-1. |
何時間くらい勉強すれば合格しますか? |
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| A5-1. |
1次試験全科目合格者及び2次試験合格者の合格までの平均学習時間はともに200時間弱あたりで推移しています。合格までの学習時間は、ファイナンス分野の既習者(実務経験者含む)か否かで、大きく異なります。既習者が独学した場合、50時間弱程度(全科目)が合格までの学習時間の目安になります。未習者が独学した場合なら、200時間程度(全科目)が目安になります。 |
| Q5-2. |
効率的な勉強方法はありますか? |
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| A2. |
まず重要となるのが、本試験直前1ヶ月間の学習時間です。試験直前1ヶ月間の学習時間は30〜40時間は確保したいところです。
次に、重要となるのが試験3ヶ月ほど前からの平日30分学習の励行です。通勤・通学時などに参考書と関数電卓(協会推奨関数電卓(※)がおすすめです)を必ず携行し、1日最低2問程度、過去問題を解くことです。証券分析の計算問題から開始するとよいでしょう。2次受験生の方も1次証券分析過去問題の計算問題から開始するとより効果的です。
各科目を「集中的」かつ「適切な順序」で学習することで学習効率を上げることが可能です。「証券分析⇒財務分析⇒経済」という順序で集中的な学習を試験日1ヶ月ほど前までに終えておくことをおすすめします。特に、証券分析の学習を集中的に初期に行うことで、その後学習する他科目の学習効率が飛躍的に上昇します。
また、全科目においてスピーディーなファイナンス計算(処理)が必須になっています。ただ、ファイナンス計算を各科目におけるファイナンス知識と分離させて学習することはおすすめできません。各科目におけるファイナンス知識のストーリーに合わせてファイナンス計算を学習することで、両者間における相乗効果が期待できます。特に、証券分析で金融商品を学習する際、背後にあるファイナンスの考え方とファイナンス計算を同時に習得しておくことができれば、他科目学習時にも応用することができ、さらに学習効率を上昇させることができます。
※ CASIO FX-991ES-N(数学自然表示関数電卓)、FC-200V-N。 |
| Q5-3. |
数学・確率論・統計学などの数理知識はどのように勉強すれば合格レベルまでもっていくことができますか? |
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| A5-3. |
アナリスト試験の受験を検討するにあたって、大半の方がまず難しさを感じるのが、数理分野(数学・確率論・統計学)の学習です。数理分野(幾何的[図形的]な理解も含む)は直接の本試験対策を目指して実践的な演習を学習初期から行っていくことをおすすめします。まず、学習初期段階から、関数電卓(前述の協会推奨関数電卓がおすすめです)の使用に慣れていくことです。次に、各科目におけるファイナンス知識に合わせてファイナンス計算を学習することです。新しい分野を学習する際には、まず関数電卓を使ったファイナンス計算から始めると効果的です。
その他に重要なのが科目学習順序です。「証券分析(数理含む)⇒財務分析⇒経済」という順序で学習することをおすすめします。財務分析や経済で必要となる数理知識はすべて、証券分析学習の際に出てくる各金融商品の知識とともにワンセットで学習しておくことが重要です。
まずは、「習うより慣れろ」で、1次ではファイナンス数理に「慣れる」ことを目指してください。2次では「慣れたら習え」で、背後にある原理を習得して、実践的なファイナンス計算に応用できるようにしていってください。
ファイナンス数理の学習においては、恥ずかしがらずに、とにかく「わからないことはきく」ということを心がけることも重要です。教室講義に出席されている方は、休憩時間に、わからない箇所を講師にきくとよいでしょう。「目からうろこ…」の連続になることでしょう。どの科目の講師にきいていただいても構いません。遠隔学習の方は、メールで質問して下さい。ファイナンス数理の学習においては、直接「きく」ことが「慣れる」のに、最も効果的な方法なのです。 |
| Q5-4. |
証券分析の勉強方法を教えてください。 |
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| A5-4. |
まず、前述の「効率的な学習方法」に関するQ&Aと「数理分野(数学・確率論・統計学)の学習方法」に関するQ&Aをお読み下さい。
証券分析では、各種金融商品の特性とファイナンス数理知識(幾何的[図形的]な理解も含む)をワンセットにして学習を進めて下さい。実際の本試験では細分化された個別項目で問われることが多く、一つの金融商品においても個別項目に細分化した問題演習が可能ですので、初期段階からinputとoutputをワンセットにして小刻みに学習を進めていくことができます。前述「効率的な学習方法」に関するQ&Aで触れた「試験3ヶ月ほど前からの平日30分学習の励行」に最も適するのが、証券分析学習です。まずは、inputとoutputをワンセットにして短時間集中型で小刻みに学習を進めていっては如何でしょうか。
本試験直前1ヶ月間においては、「大量の問題(できれば過去本試験問題)を、速く、正確に解く」トレーニングに多くの時間を割いて下さい。問題演習の際は必ず、本試験で使用する関数電卓の使用、演習時間の計測、演習後の採点・解説学習を心がけて下さい。 |
| Q5-5. |
財務分析の勉強方法を教えてください。 |
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| A5-5. |
ファイナンス計算などファイナンス関連知識の学習方法については、前述の「証券分析の学習方法」に関するQ&Aを参考にしてください。
財務分析学習において、簿記知識は必要ありません(2次合格後、証券アナリストとしては簿記知識は重要です)。財務分析本試験対策として必要なのは、出来上がった財務諸表を分析するトップダウン型の学習です。まず、財務分析において重要なファイナンス知識(証券分析・株式分析と共通の知識)を学習して下さい。その後、財務諸表の読み方(証券分析・ファンダメンタル分析と共通の知識)をマスターしておく必要があります。学習順序としては、「証券分析(ファンダメンタル分析・株式分析)⇒財務分析(財務諸表分析・株式価値評価モデル)」をおすすめします。また、本試験では、大量の財務諸表データを速く、正確に分析する必要がありますので、本試験直前1ヶ月間においては、「大量の財務諸表分析の問題(できれば過去本試験問題)を、速く、正確に解く」トレーニングに多くの時間を割くことをおすすめします。そして、最後に、財務諸表をより深く読むためのディスクロージャー会計知識をマスターしておく必要があります。その際は、コーポレートファイナンス(ディスカウントキャッシュフロー法など)と関連した会計知識の学習が特に重要です。
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| Q5-6. |
経済の勉強方法を教えてください。 |
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| A5-6. |
ファイナンス計算などファイナンス関連知識の学習方法については、前述の「証券分析の学習方法」に関するQ&Aを参考にしてください。
新プログラム導入の際、最も改訂されたのが、経済の内容です。改訂された内容のうち、最重要にもかかわらず未習者にとって最も学習し難いのが、金融理論(前述のQ&A「1次本試験はどのようなものですか?」掲載の経済項目(1)を参照)です。未習者の方にとっては、金融理論を学習する前に、証券分析の資産価格理論分野(デリバティブ分析、債券分析、株式分析、現代ポートフォリオ理論)で学習するファイナンス計算を難解なものも含めて「すべて」マスターしておく必要があります。ここで状態価格アプローチなどの数理ファイナンス知識がマスターできたか否かで、経済・金融理論学習の成否が決まってきます。そして、金融理論分野の学習を1次において徹底的に行えたか否かで、新プログラム(2008年春試験以降)の2次コーポレートファイナンス学習の成否が決まってきます。旧プログラムでは金融理論分野は導入されていませんので、旧プログラム・協会2次通信テキスト掲載範囲以外の学習は2007年冬2次本試験対策としては必要ありません。
その他の分野(=2007年冬2次本試験・経済出題範囲、前述のQ&A「1次本試験はどのようなものですか?」掲載の経済項目(2)〜(4)を参照)は、「マクロ経済学⇒金融市場の機能と仕組み⇒国際金融論」順での学習をおすすめします。これらの分野は、旧プログラム・経済出題範囲ですので、過去問が質、量ともに充実しています。証券アナリスト本試験・経済の問題は、オーソドックスな経済学の問題と比較して、若干クセが強く、出題項目も異なりますので、上記分野については、過去問演習を中心とした学習をおすすめします。
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