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2016年度合格
高田 直さんの合格体験記

高田 直さん

高田 直 さん(38)

主夫として挑んだ司法書士試験

受験回数 5回
出身大学 龍谷大学 法学部法律学科
受講講座 2016年公開模擬試験フルパック
2015年精撰答練ファイナルパック
2014年公開模擬試験パック

司法書士を目指した理由

もともと、約10年間、精神科病院でソーシャルワーカー(精神保健福祉士)をしていました。その時に主に認知症のある方の相談援助業務を行っていました。入院療養中の方で身内の方がおらず、度々成年後見の申立ての支援を行いました。それがきっかけで、自分で認知症を含む精神障がいのある方に対してワンストップの法的なサービスを提供したいと思い、司法書士を目指しました。

LECを選んだ理由

その当時、通勤途中にLEC本校があり、利便性も良かった点はもちろんですが、司法書士試験を目指す前に、行政書士試験対策を同校で受講していたこともあって、LECの講座なら良いだろうという思いがありました。また、受講する前にWebで体験講座もあったので、講師の顔が見えたのもLECで受講する要因となりました。

新15ヵ月合格コースの感想

15ヵ月コース(春生)を受講しました。その当時は、仕事と兼業で勉強していたこともあって、講義、勉強と私生活との兼ね合いは大変でした。最初から受験専業で受講して、受験しておれば、もう少し効率よく学習効果も出ていたと思います。生講義だったので、直接講師に質問できる点や講座終了後もフォローアップしてもらえたので、それには大変お世話になりました。ただ、科目によって内容に割ける時間がアンバランスで、本試験での点数配分を考慮しての各法律科目の時間の割り振りだとは思いますが、商業登記法や会社法の時間が勉強しなければならない量に比べて、割り当てられた講座時間は少ないと感じました。また、記述式対策で問題構成用紙をどのようにして利用するかなど解法のテクニック的な部分ももう少し教えてもらいたかったです。私の受講した講師はその部分が弱かったと感じました。

カリキュラムの良かった点

初学者がメインの対象だと思いますが、講義では単に暗記だけでなく、理由をつけて理解を促していただけたので、ある程度学習していた私でも、自分では理解していたと思っていた事柄が案外理解していなかったりすることが多かったため、受講してとても良かったと思っています。

ブレークスルーテキストの良かった点

ブレークスルーに沿って講義が進められますが、正直勉強が進んでくると本書に少しもの足りなさが感じました。あくまで、基本を学習するという点においては一番秀逸なテキストだと思います。また会社法・商業登記法はもう少し図表などを入れる方が記憶に残ります。

フォローアップ制度の良かった点

受講後もメール等で講師に質問できたりしたのは、本当に助かりました。私は、勉強が進むと今更質問するのも恥ずかしいような事柄まで何度も何度もしつこく質問しました。

答練の学習への役立て方

受験の回数を重ねていますと、例年徐々に勉強のギアを上げていくタイミングみたいなものが私にはありました。ギアを上げる一つのきっかけがLEC精撰答練です。受験初期の頃は、この週は午前択一のみ、この週は午後択一・記述のみで受講していました。
しかし、それでは本試験の厳しさを体験できないと感じ、私は2年目からは自宅受験に切り替え、答練の時点でほぼ本試験と同じタイムスケジュールで午前・午後科目を一日で受験するようにしていました。精撰答練を模擬試験、本試験への前段階の位置づけとして自分の学習の進捗状況を図っていました。特に弱い科目があれば、成績に一目瞭然なので、どの科目を重点的に勉強するのか、残りの学習時間の使い方の参考にもなります。

模試の学習への役立て方

本試験で択一の基準点が超えるようになり、この能力を維持・向上するということがとても難しかったです。またモチベーションの維持という問題もあって、気持ちを奮い立たせ、かつ継続的に勉強するということにとても骨を折られました。
ただ、我慢強く淡々と過去問、答練、模試の問題を繰り返し、本試験前の模擬試験で合格判定の結果がでると、自分の勉強方法は間違っていなかったと自信になり、あとひと踏ん張りが効くようになりました。
大切なのは模擬試験でも本試験に近い、問題レベルでかつ似たような環境で受験することだと思います。難しい問題を解けることに意味があるのではなく、本試験での戦略を練るための一つのツールであるという点を踏まえて模擬試験の望むというスタンスを私はとっていました。ですので、LECの開模擬試験は本試験に近いレベルの問題であったし、成績表や解説も秀逸であったため、本試験での時間配分を考えるという点においても、また現在の自分の能力をはかる物差しとしても本当に良い模擬試験であったと思います。

行政書士取得後になぜ司法書士を目指そうと思ったか

LECの講座を受講し、行政書士試験を突破してしばらくは司法書士試験を目指そうとは考えていませんでした。しかし、司法書士試験を目指したきっかけにも少し記しましたが、認知症高齢者の権利を守るという点においては、もう少し法律に詳しくなる必要がありましたし、成年後見の申し立て書類を作成できる司法書士にとても魅力を感じました。

家庭と勉強の両立のコツ

私の家庭は共働き世帯で、1年目は、仕事と兼業で受験勉強をしていましたが、試験勉強確保と子どもが誕生したため、病院での仕事を退職。
2年目以降今に至るまで、家事、育児、アルバイト、そして勉強と両立させてきました。2年目は家事・育児が大変で、空いた時間を勉強時間に充てていたというあまり計画性のない勉強をしていました。妻が育児休暇をもらっていて、主に育児を手伝ってくれたため、かなりの時間を勉強していたと思います。
3年目は妻が仕事に復帰し、子どもが保育園に入所したこともあり、家事をする時間、アルバイトをする時間、勉強する時間をきっちり分けて取り組めるようになりました。子どもが起きている間はほぼ、勉強はできなかったので、子どもが起床する前の時間、つまり早朝に多くの勉強時間をとるようにしました。早い時で3時、遅くても4時には起床し、6時までの数時間を択一の問題演習に時間を当てました。案外、朝の静かな環境中でと、6時までに択一問題演習のノルマをこなすという課題を自分に課すと、集中して勉強ができていたように思います。あとは空いた隙間の時間を見つけては勉強していました。
4年目、5年目は、ある程度択一の勉強方法が確立され、択一勉強に充てる時間が徐々に短くなり、記述の演習に時間を回せるようになりました。具体的には早朝2時間は択一問題演習、9時から15時頃までアルバイト、帰宅後17時頃まで記述の問題演習、家事、育児を挟み21時から再度記述の問題演習、就寝といった具合です。平均した1日の勉強時間は、1年目は3〜4時間(これでは絶対に受からない)。2年目8〜9時間、3年目5〜6時間、4年目以降4〜5時間。今から思えば、2年目で勉強を10時間すること珍しくありませんでしたが、勉強の質という部分では、勉強時間は短くても、はるかに3年目以降の方が高かったと思います。だらだら時間をかけて勉強するよりも短時間で集中するという勉強方法にシフトしていったことが結果的には合格につながったと感じています。

これから司法書士試験合格を目指す方へのアドバイス

本当にあっという間の5年間でした。主夫として家の裏方を守りながら何とか家族の理解と支えがあってここまで勉強を続けることができました。多大な時間とお金を費やし、私から多くの人が去っていきました。よく「地獄のような受験生活」と揶揄されますが、冬場に一人早朝に勉強している時の孤独感は、本当に辛かったです。年々抵抗力も弱くなり、体力も減退していきます。それでも勉強を続けることができたのは、(幸い私が、家事・育児に追われテレビや飲酒の誘惑にあまり魅せられることがなかったのは運が良かったです)自分の性格上、やりすぎると燃え尽きてしまうということを理解していたため、1日の勉強ノルマを達成できれば、勉強時間の長短にかかわらず、それで(その科目の勉強は)終わっていました。なぜなら、例えば300頁のある問題集を単にこなすと考えれば、本の内容からして心理的に圧倒され、勉強のモチベーションが下がってしまいます。そこで1日10頁を30日かけてやるといった具合に1月1サイクルを目標に勉強をすると無理なく勉強にかかれると感じていたからです。そういった具合にボリュームのある内容を細分化してこなしていくことで勉強の継続や知識の忘却を防止することができました。また必要以上に他の問題集には手を広げず、同じ問題集を何度も繰り返していました。
この試験の難しいところは、基準点を超える位の受験生はほぼ能力的には合否紙一重のところにいるということです。しかしその能力を如何なく発揮できるというのはまた別の問題。「知力・体力・時の運」どこかで聞いたフレーズですが、これが合致した時にはじめて合格につながると思います。でも最後は「合格への執念」でしょう。確かに合格すれば本当に人生が変わった感があります。この喜びは他にも代えがたいものがあります。私の体験談がお役に立てるかはわかりませんが、少しでも私と似た境遇の方の参考になれば幸甚です。

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