0570-064-464

0570-064-464

menu

資料請求

資格取得・通信教育

受講相談 online
0570-064-464

0570-064-464

平日 9:30〜20:00 | 土祝 10:00〜19:00 | 日 10:00〜18:00

2014年度合格
郷 春樹さんの合格体験記

郷 春樹さん

郷 春樹 さん(28)短期合格

兼業受験「9割無理だからね」からの奮起

受験回数 2回
出身大学 神奈川大学 法学部
受講講座 2014年横断整理マスター合格パック

司法書士を目指した理由・きっかけ

私は平成26年度司法書士試験に2回目で合格を勝ち取ることができました。今振り返ると波乱に満ちた2年間だったなと強く思います。
私は2年前までは司法書士の業界とは全く無縁の某大手メーカーの経理でサラリーマンをしておりました。経理は会社を管理運営する最後の砦。やりがいを感じつつも、与えられた仕事をこなす日々の中で、「一生かけてやり遂げたい仕事はこういう仕事なのか?」等と自問自答することが多くなりました。
そうした中で思い出したのが法律です。私は法学部出身で法律の勉強が好きでした。しかし自分の気の弱さからか、司法試験に挑む勇気もなく、大学院に通う余裕もなく、周りの友人達と同じように社会人として会社に属するという平凡な選択をしたのです。それでもいつかは法律の仕事ができたらいいなぁと思っていたことを思い出しました。
そこで広く門が開かれた難関の試験である司法書士の資格が、ふと頭をよぎりました。私が司法書士に惹かれた理由はそれだけです。広く門が開かれ、難関な試験。誰にだってできることじゃない。だからこそやりがいがもてる。経理部員として会計や税務に精通しながらも、全く畑違いの司法書士の勉強を通じて、面白かった法律の勉強をしてみようかと思ったのは、たったそれだけのことでした。
そんな悠長に考えながら会社員5年目に入った時、人生の転換期を迎える出来事がありました。会社からの早期退職希望者の募集です。入社してわずか5年目で、会社に対する不安感を実感した瞬間でした。退職するとなると、大変な決断です。せっかく手に入れた地位を自らの手で投げ捨てることになる。新卒で入社し、転職を経験したことがない私にはとても高い壁のように感じました。ただ、悩むくらいなら会社に残れ、そんな半端な気持ちで人生の決断をするもんじゃないと考えました。
しかし、私は退職を決断しました。きっかけは、私をよく可愛がってくれた祖父の死でした。早期希望退職の申込み期限の1週間前の出来事です。その出来事が私の心情にどう影響したのかを言葉に表すのは非常に難しいですが、私は自分の短い人生を懸命に生きよう。「じぃちゃん、俺頑張るよ」と最後に祖父にかけた言葉ははっきり覚えてます。
そこからが第二の人生のスタートでした。会社を辞めて、司法書士の道に本気で挑む。人生をかけて挑戦することを決めたのです。

1年目の専業受験生

1年目は実家のある地方に帰り、専業受験生をしていました。使用したテキストや講座は某予備校のものですが、1日14時間は勉強をしました。いろんな合格体験記を読んで、使えそうな勉強方法はいろいろ試してみました。しかしそうした努力も虚しく、初めて挑んだ平成25年度司法書士試験は総合点であとわずか数点のところで不合格という結果となりました。

2年目の兼業受験生

2年目は再び上京し、司法書士事務所の補助者として働きながら司法書士試験に挑みました。
補助者になるのは勉強との両立が難しいので躊躇われましたが、実務未経験で新人だと言えるのは正直ぎりぎりの年齢だと思い、補助者として実務の経験を優先することにしました。
司法書士事務所に勤めるために、いくつか事務所の面接を受けました。その面接の場で繰り返し言われた言葉。「しばらくは実務を覚えることでいっぱいいっぱいだろうから次の試験は厳しいって思って。」「働きながらだと9割ムリだからね。」「少なくとも5年はかかるんじゃないかな。」そんな言葉も覚悟の上でした。何年かかっても実務未経験で収入がないよりはいい、と当時考えました。
待遇の良い某事務所に補助者として採用していただき、そこからさらに厳しい現実が待っていました。案の定、仕事と勉強の両立の難しさです。
実務は本当に勉強から学べないことが多くありました。その実務を覚えながら、勉強を継続する。今思い返してもかなり辛い気持ちで日々を過ごしました。

仕事と勉強の両立について

1年目の専業受験生の頃と同じ勉強の方法は不可能でした。専業受験生の頃は復習を非常に大切にしていました。世間でもよく言われることですが、忘却曲線のタイミングに復習する。今日やったテーマのところを、翌日、翌々日、1週間後、2週間後、1ヶ月後に復習していました。しかし1日14時間勉強できた頃は可能でも、兼業では仕事のある平日に勉強できても1日4時間程度でした。とても復習にそこまで割けられる時間はありませんでした。
そこで1年目の時に有効だった勉強方法を絞って活用することにしました。
インプットについては1年目に使用したテキストの活用でした。
過去問については1回しかまわしませんでした。問題の形式を思い出す程度に使用しただけで、それを基に知識のインプットに使用するつもりもありませんでした。あくまでインプットは上記テキストを覚えること。どんな問題の形式が出てもベースとなる知識を引き出せれば、何にも問題は起こらないという考えでした。
LECの講座を活用させてもらったのはまさにアウトプットです。

私がLECを選んだ理由

2年目の勉強ではLECの精撰答練[実力養成編][ファイナル編]を利用しました。
数多ある資格の予備校の中から1校を選ぶ基準はいくつかあり、その全てを兼ね備えていたのがLECでした。
1つ目は当然、その内容の質。2つ目は通学する場合の利便性でした。
内容の質については、申し込む段階では正直、他の予備校との差を比べる術が限られていましたが、実際に受講してみるとその差は歴然でした。インプットされた知識を試すのには丁度よい内容という印象と供に、マイナーすぎる問題出題も少なく、記述の問題も本試験同様、時間配分が可能な問題でよくできた答練でした。
実を言うと、私は記述試験の対策のためにやった内容は、この答錬の問題のみです。仕事で忙しい日々の中で、択一対策で手いっぱいとなり、記述対策に割くことのできる時間がありませんでした。しかしそうした対策不十分の中、答錬の問題と解答をきちん毎週受講し、専業受験生の頃の実力を落とすことなく維持、向上することもできたと感謝しています。特に図を多用した解答の内容は頭の整理に本当に良かったです。
2つ目の利便性は個人の問題かとも思いますが、LECの本校が家から近かったことです。答錬は通学で受けることにこだわりました。普段とは違うところで試験を受け、知らない人と席を並べ、周りの雑音を気にすることなく試験を受ける。本試験に少しでもそれに近い環境で試験を受けることで、本試験で緊張して力が出せないというような最悪の事態を逃れたかったのです。ちなみに私は、1年目は地方で勉強していたため、わざわざ新幹線や深夜バスで都内に足を運び、答錬を受けてそのまま家に帰るということもしていました。

これから司法書士試験合格を目指す方へ

私は、自分の勉強方法が万人に通用するとか、補助者をやりがながらの兼業でも努力をすれば誰でも合格することができるとか、そういうことをお伝えしたいとは思いません。勉強方法はいろんな方法を試しました。自分に合うものもあれば、合わないものもありました。勉強を始めて半年以上かけて試した方法が、実際に問題を解いた時に全く使えなかった勉強方法だと感じた時には、試験の受験自体を絶望視したことだってありました。兼業で勉強時間が作れない時には、次の試験はとても合格できるとは思えないこともありました。
しかしどれも自分の勉強方法を見直し、改め、確立することで、3ヵ月程度の時間でも実力をぐっと引き上げることだって可能だと実感しました。実際に2年目の答錬では判定D知識のほとんどを忘れてしまったところからスタートし、本試験直前には判定Sまで引き上げることができました。ベテランの人は既に勉強方法を確立させているでしょうが、初学者の人は勉強方法を1日でも早く確立し、それが失敗だと思ったらすぐに見直し、改善し、実行することが大切だと思います。
また、よく人に言われたことは、この試験は運さえ良ければ受かるよ、とのことでした。こんなに勉強して努力に努力を重ねても最後は運。そんなばかな筈はありません。
しかし実際に合格ラインは毎年変動します。そしてその合格ラインの前後には非常に多くの実力者がひしめき合います。その中で、わずか1問の差であれ、合格ラインに滑り込むことができる人と、そうでない人の差は、天国と地獄との開きがあります。その1問の差は何かと問われた時に、もはや「運」としか言いようがないような気もしております。
そうした現実を受け入れ、その「運」で勝負をするためには、そこへ辿りつくための「実力」を身につけなければなりません。当然、中にはそうした合格ラインを遥かに凌駕する「実力」さえあれば、そんな「運」などとつまらない話をする必要などないのですが。しかし実際にその合格ラインにいる人たちは、長年のベテラン勢もいれば、まだ勉強1年目の初学者だっています。私も1年目はその初学者でした。「運」で勝負する前に、まずは勝負することができるまでに「実力」をつけてください。話はそれからです。
兼業では9割ムリと言われた司法書士試験。誰になんと言われようと、自分の可能性と努力の過程を最後まで信じて、諦めずに、頑張って下さい。

合格者体験記・合格座談会
2023年度 合格体験記 2022年度 合格体験記 2021年度 合格体験記 2020年度 合格体験記 2019年度 合格体験記 2018年度 合格体験記 2017年度 合格体験記 2016年度 合格体験記 2015年度 合格体験記 2014年度 合格体験記
一発合格者がLECを選んだ理由とは
令和5年度司法書士試験
一発&総合2位合格者インタビュー
2019年合格者に聞く 2018年合格者に聞く 2017年以前の合格者に聞く 2017年度初学者コース出身
一発合格者座談会
2016年度初学者コース出身
総合1位・一発合格者座談会
2012年一発合格者インタビュー
合格者からのメッセージ
2023年度 合格者からのメッセージ 2022年度 合格者からのメッセージ 2021年度 合格者からのメッセージ 2020年度 合格者からのメッセージ 2019年度 合格者からのメッセージ 2018年度 合格者からのメッセージ
関連コンテンツ
LECで学んで1位合格 令和3年度合格者×LEC専任講師 対談動画 令和2年度合格者×LEC専任講師 対談動画 令和5年度(2023年)最年少合格者インタビュー 平成31年度(2019年)最年少合格者インタビュー 平成28年度(2016年)最年少合格者インタビュー

PAGE TOP