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司法書士実務家インタビュー 村上 まみ子 先生

全国司法書士実務家インタビュー

LEC合格講座出身の司法書士実務家の方々にインタビューしました。
合格後の進路は法人事務所勤め、独立開業、海外出向と選択肢に幅があり、また登記・裁判・成年後見・相続業務、企業法務など業務内容も多岐に渡ります。
司法書士を目指す方にとって、合格後の就職やビジョンを考える上で参考になれば幸いです。

家庭と司法書士の実務を両立しながら日々邁進

村上 まみ子 先生

村上 まみ子 先生

合格年度 平成23年度(受験2回)
開業年度 平成25年度
事務所 スミレ司法書士事務所代表

司法書士を目指したきっかけ

私は元々新卒で証券会社に入社し、個人向けの営業をしていましたが、その後、人材系のベンチャー企業に転職をしました。仕事にはやりがいがあり、とても楽しかったのですが、朝早くから深夜まで働くような激務の中で、妊娠が発覚。辞めるしかないかと思っていた時に、会社側からは「残ってくれ」と言っていただけました。若い会社だったので、もともと育休などの制度はなかったのですが、「今後のモデルケースとして、働きやすい育休の制度を作ってほしい」というありがたいお申し出をいただき、実際に仕組みを作らせてもらって、子供が生まれてからもしばらくはそのベンチャーで働いていました。
ただ、まわりはバリバリ働いている中で、時短勤務だとどうしても限界があって。元々仕事が好きだったので、焦りもありましたし、悔しい思いをすることもありました。だったらここで一旦リセットして、一生できる仕事を見つけたいな、と考えた時に、元々学生時代に行政書士とAFPの資格を、証券会社時代にCFPを取得していたこともあり、資格にはなじみがあったので、「一生やっていくんだったら手に職を」と思ったのがまず一つのきっかけです。経済学部出身だったので、最初は税理士資格あたりを考えたのですが、税理士は科目合格はできるけれども通常は合格まで数年はかかりますし、長く勉強を続けるのは嫌だと思っていたので悩んでいたんです。そんなとき、弁護士さんから司法書士を勧められ、一発合格を狙うつもりで司法書士を目指すことに決めました。法律は大学の教養で少しかじっただけだったので、今考えるとかなり無謀なんですが。

合格から独立開業するまで

合格したのは平成23年で、受験時代に派遣で働いていた事務所にそのまま就職し、平成25年4月に独立開業しました。独立するまで勤務していた事務所は、ほぼ不動産売買の登記しか扱っていなかったのですが、決済の本数が月100件を超えていて、私はほとんど毎日決済に行くだけでした。なので、決済の現場だけは大得意でしたが、書類は抹消の申請書を数回作ったことがあるだけ、という状態で独立しました。チャレンジャーですよね。何も分からないまま開業したのですが、同期のつながりには本当に助けられました。
今は、FacebookやLINEもあって、かなり横のつながりが強いので、当初は分からないことがあるとなんでもすぐ実務経験の長い同期に聞いていました。また、前の事務所との関係も良好なので、わからないことは電話して教えてもらったり、書式をもらったりすることもありました。そういった形でなんとかやっていけた感じですね。

現在の業務

開業してからは不動産会社さんをメインに営業をかけました。あとは税理士さんを中心とする他士業ですね。交流会での人脈作りにも力を入れています。また、HPを自力で作成し、月に数件はHPからのご依頼もあります。今、主に行っている業務は基本的に登記です。最近は不動産の案件が増えてきたのですが、独立したての時はほとんど商業登記の案件でした。今は不動産・商業登記、半々くらいでしょうか。
商業登記は主に税理士さんや中小企業診断士さんなどの他士業から頂きます。たまにHPからのお客さまや、お付き合いのある不動産会社さんのお客さまの資産管理会社設立のご依頼をいただくケースもあります。成年後見業務も申立てのみのご依頼があればやりたいとは思っているのですが、実際に後見人を引き受けるとなると、こどもがいると時間の調整が難しいので、しばらくは登記一本ですね。

現在の業務で工夫していること

元々違う司法書士事務所を使っていた不動産会社さんからお仕事をもらうため、やはり大手より報酬は下げていますね。一度使ってもらって、とにかく動きを早くして融通をきかせることで、リピートで使って頂けるように工夫をしています。そうすると、買主さん側の指定の司法書士として行った決済で、今度は売主さん側の業者さんに気に入っていただいて、その後お付き合いさせていただくということもあります。

子育てとの両立

受験時代に派遣として勤めていた事務所で、合格後は正社員として働いていましたが、18時までで絶対に残業はなし、という条件でした。女性だけの事務所だったので、その辺はすごく融通がききました。朝は夫がこどもを見てくれるので、決済で忙しい時は早朝出勤することも多かったですが、夜は保育園のお迎えの時間があるので、絶対に18時には帰らせてもらっていましたね。
あと、私は家事もしっかりやらないと気が済まなかったので、わがままを通して週4日のみの勤務にしていました。両立できるかどうかというのは事務所選びも大事ですよね。

司法書士になってよかったこと・今後のビジョン

まず、今、自分の裁量で仕事が出来ることがとても楽しいです。プロフェッショナルな仕事ですから、例えば、子育てなどでブランクがあったとしても、育児が落ち着いたらまた再開できて、一生続けられるのは魅力ですよね。あとは、お客様とWinWinの関係が築ける仕事であるということも私にとってはとても大事なポイントです。
相続の仕事をやったりすると特に、お客さまから「助かったよ」と言っていただけることが多いので、嬉しいですね。今後は法人化をしたいという思いもあります。自分自身の子育ての経験を生かして、女性が働きやすい法人を作っていきたいなと思っています。

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