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2014年度合格
佐々木 敦さんの合格体験記

合格者

問題を繰り返し解くことが合格の鍵!2次「事例整理シート」は実践向きのツール

佐々木 敦 さん

受講講座 2014年合格目標:2次合格レギュラーコース アウトプット編
2013年合格目標:1・2次ダブル合格コース3科目
受講形態 通信Web

1. 受験の動機

私は元々土木技術者だったのですが、仕事の合間にプログラミングを独学で習得し、主に社内向けの技術系ソフトウェアを作っていました。ところが、その後転職先の企業で初めて経理系の基幹システムを作るプロジェクトに参加したのですが、経理用語がまったく理解できず、恥ずかしい話「売掛金」の意味も知りませんでした。これでは基幹系システムは作れないと思い、「会社のお金の流れ」を総合的に知ることが出来て、経営層と話ができるようになる方法はないか?と書店を回っているうちに、この資格のことを知りました。

40を過ぎてからの挑戦でしたが、もっと早くにこの資格に出会っていたら、人生が変わっていたかも・・・と痛切に感じています。

2.LECを選んだ理由

LECの講座の良かった点

最初の2年間は他の受験機関を受講していましたが、1次試験を2年連続で突破できなかった時に、LECで奨学生試験があり、かなり安く受講することが出来たため、LECにお世話になることにしました。多年度受験生にとって、奨学生試験は本当に助かりました。1次が残り2科目でしたので、2次対策を中心にして、1次の単科をプラスする形でスタートしました。

受講してみて驚いたのが、2次講座の質の高さです。特に「事例整理シート」を使って思考の流れを可視化し、事例企業の方向性をあぶり出して一貫性のある解答を自然に導くまでの体系がしっかりと確立されていて、大変理解しやすかったです。初めてこれに触れた時は、今まで何を解答すれば良いのかわからなかった事が、腹にストンと落ちる感覚がありました。

また、過去問を用いて、「どのように読んで、どのように考えるか?」を詳細に解説されていた後藤先生の講義も大変わかり易く、2次試験のモヤモヤ感を払拭するのに大いに役立ちました。その後、後藤先生の講義は音声ダウンロードして受験直前まで何度も何度も繰り返し聴くようにしていました。

答練や模試では、実際に通信講座を講義されている先生に採点と添削をいただけること、そしてその添削が大変丁寧でわかりやすかった点が良かったです。

なお、実務補習において実際の企業診断をするにあたり、「事例整理シート」で学んだ方法論が非常に役立ちました。改めて実践向きで普遍性の高いツールであることを実感しました。

3. 具体的な学習方法について

1次試験対策の学習方法

1次試験は近年難化傾向にあり、対応が難しくなっていると思います。特に「企業経営理論」は、テキストだけの知識では対応できなくなっていますので、過去問を何度も解いて、各肢のどこがどう違うのか?を完璧に理解できるまで取り組まなければ、なかなか60点以上を取れなくなっていると思います。

一方で、思わぬ得点源になってくれたのが「中小企業経営・政策」です。暗記中心で嫌という方も多いと思いますが、私はこれをあえて憶えようとせず、とにかく答練と模試を何回も何回も繰り返し解きました。各答練をだいたい5回転した頃には常に90%解けるようになり、解答時間もどんどん短縮されて効率が上がっていきます。これによって、本試験では毎年高得点を取れていました。中小企業経営・政策は無理に憶えようとせず、機械的に回すのが効率良く学習する秘訣だと思います。

2次試験対策の学習方法

2次試験対策ですが、1次を落ちた年も、年明けからGWまでは2次に集中しました。最初の2年は他の受験機関の2次対策コース、次の年からは前述した理由でLECの1次2次ダブル合格コース、合格年は2次レギュラー(アウトプット)を利用しました。

基本的な進め方は、講義や答練で「解き方」を習った後、過去問で解答プロセスを確認するようにしました。 ある程度自分の「解き方」を確立した後は、とにかく過去問や出来の悪かった答練を何度も何度も繰り返し解きました。最終的に3年間で600事例解いていました。

よく、「過去問は何度もやると答えがわかっているからやる意味がない」という話を聞きますが、これは大間違いだと思っています。過去問は答えがわかってからが本当の勝負が始まります。答えがわかってからは、是非この作問者は「この事例問題全体で何をテーマにしたかったのか?」という問題の底に流れている大きなテーマを考えてみてください、そうすれば自ずと一貫性のとれた解答が書けるようになります。2次試験突破の秘訣は、真摯に過去問と向き合うことにつきると思います。

4.多年度受験生合格の秘訣

不合格年次の失敗の要因はどのようなことでしたか?

1次試験は財務会計でつまずき、突破まで3年かかってしまいました。年々難しくなり、簿記2級の知識では対応できないような問題も出題され、いったい何をやったら合格できるのか?と途方に暮れたこともありました。しかし、今思うと、どんなに難しい年であっても、必ず「基本問題」が出題されており、そんな基本的な問題を取りこぼしていたことが敗因だったと思います。これに気づいてから、徹底的に過去問とファイナンスの計算問題を中心に何度も何度も繰り返して練習し、計算精度の向上に努めました。そう、財務会計の秘訣は繰り返し「練習」することです。

2次試験は2回目で突破できましたが、1回目のときにある程度手応えがあり、どこをどう間違ったのかも自分でわかりましたので、2回目はそんな間違い、具体的には「題意の取り違い」をしないように注意して解答を書きました。

5.試験当日

試験本番ではどのような点に注意されましたか?

試験当日は、1次、2次とも朝4:00に起床し、一通りテキストに目を通したりして全体をざっと眺めるようにしました。(おまじないみたいなものです)

会場近くのマックに2時間前に入り、そこでもざっとテキストを眺めました。2次試験の時は事例ごとに「なんちゃってマインドマップ」を描いて、頭の中を再度整理していました。

2次本試験では、「この問題は見解が割れるだろうな・・」「この問題、解ける人少ないだろうな・・・」などを解きながら考えることができまして、注力すべき問題、見解が割れて部分点狙いになりそうな問題を切り分け、優先順位をつけて解くことができました。

今回落ちたら、また1次をやり直し・・・というプレッシャーはありましたが、2次一回目のときよりもいくらか落ち着いて取り組めたのが良かったと思います。

6.今後の展望など

この資格の良いところは、受験生時代から人脈が広がることです。会社とその周辺の人脈しか持っていなかった私にとっては、世界がどんどん広がって行く感覚がありました。

今回合格したことで、苦しい受験時代を共に戦って来た仲間と出会うことができ、さらに素晴らしい人脈を広げることが出来ました。

やっと受かった難関資格ですので、今後この資格を活用して行きたいと思っています。今すぐにではありませんが、いずれ何らかの形で独立したいと考えています。

最後に、講義および添削いただいた諸先生に改めて感謝申し上げます。
ありがとうございました。

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