
経験の少なさをカバーする
ための目的が、多くの人との出会いが飛躍に!
酒井 利之さん(36歳)
- 受講講座 :
- 2008年合格目標:1次2次完全ストレート合格コース
- 受講形態 :
- 通学クラス
- 学習期間 :
- 2年7ヶ月
1. 受験の動機
【1】中小企業診断士を目指した理由
私は、2007年(平成19年)4月に、中小企業診断士の勉強を始めました。
もともと大学を卒業した後、しばらく小さなイベント会社を手伝っており、サラリーマンとは縁遠い世界にいた為、今の会社に2005年4月に入社してから、ホワイトカラーとしての経験の少なさを痛感していました。
そんな中、2006年8月に社内異動でそれまでいた営業から一転、管理部の総務を担当することになり、社長に近いところで仕事を行うことが増えた頃、社長から「中小企業診断士でも取って勉強してみろ」と言葉をかけて頂いたのがきっかけで中小企業診断士の資格について調べ始めました。
幅広くビジネスの知識が身につけられ、人や社会のために役に立てられると思い、勉強を始めることにしました。
2. LEC診断士講座について
【1】受験校選びのポイント
まずは、通うからには質の高い内容、合格できる内容の講義・講師・テキスト・カリキュラムであることが重要だと思います。
また、社会人の方であれば、それなりに仕事や家庭を抱えており、通いやすい、学習のモチベーションが上がる環境が作れるかどうか、も非常に重要であると思います。
【2】LECを選んだ理由
中小企業診断士の学習を始めるにあたり、いくつかの学校を調べてみたところ、LECは会社の割引がきくことがわかり、説明会に参加させて頂きました。そこで講師のパワフルで熱く、中小企業診断士というマジックライセンスの素晴らしさ、またLECのカリキュラムについて語る姿に感銘を覚え、検討した結果、LECにお世話になることにしました。
また、当時、私は仕事がかなりきつかったこともあり、決まった日時に通えるか不安だったのですが、他の日程でも講義を受講できる振り替え制度やWeb・音声ダウンロードなどのフォローが充実していたことも決め手となりました。
【3】LECの講座の良かった点
まずは、1つ目として、講師が良かったことが挙げられます。試験に直結する知識や内容はもちろんですが、学習の進め方など、体験を交えてお教え頂き、学習意欲を高めて頂いたことで、モチベーションを維持することができました。
2つ目には、フォローが充実していたことが挙げられます。実際、新宿エルタワー本校にて学習を開始しましたが、いざ通学を開始してみるとなかなか仕事やその他の都合で日程通りに受講できないことも多々ありました。そんな中、振り替え制度で池袋本校で受講させて頂いたり、それも不可能な場合は音声ダウンロードなどを利用することで、何とか講義についていくことができました。
3つ目には、これがかなり重要だったと思いますが、LECの1次2次ストレートコースでは、1次のかなり前である1月頃から2次試験の学習を行う講義がありました。当時は殆どまともに解くことはできませんでしたが、今考えればあの時2次試験に触れていたことで合格への近道を歩んでいたのかもしれません。
3. 具体的な学習方法について
【1】1次試験の学習方法
1次試験は7科目あり、非常に幅広い知識が求められます。また、全ての科目の全ての内容を完全に覚えることは難しいと感じました。また、それぞれの科目毎にかけられるウェイトも違ってくると思いました。そのため、自分の得意・不得意を踏まえて、大体の目標得点を設定し、トータルで420点を超えられるよう、割り切って学習を行いました。
全般的には過去問を中心に学習を行いつつ、問題を解いてみた後でさらに音声で講義を聞きなおしてみることなどで、理解を深めるようにしました。
科目毎では、2次試験に直結する企業経営理論・財務会計・運営管理などはきっちり理解できるよう早めに取り組み、力を入れて学習を行いました。
特に財務会計は、どの講師からもアドバイスを頂きましたが、毎日継続してやることが最も重要とのことで、1日の中で少しでも計算やテキストの理解など、時間を取るようにしました。
それ以外の科目は、記憶することが重要と考え、ゴールデンウィーク明け頃から本格的に学習を行い、直前に重点的にテキストやレジュメを使って知識を覚えるようにしました。
【2】2次試験の学習方法
2次試験は1次試験と違い、単に知識を覚えるだけでは全く太刀打ちできない。これが私が2次試験を見て、最初に抱いた感想です。知識を知っているのはもちろんのこと、この問題は一体何が求められているのか、求められていることに対して知っている知識をどう使うか、どのように情報を集約していくか、がより求められています。普段の会社の業務ではそれまであまり求められてこなかったことであり、正直苦手な分野でした。そのため、まずは2次試験の考え方の基本を身につけることを徹底して行いました。80分の中での時間の使い方や手順、切り口を理解することを最初の2次講座で学習しつつ、1次試験が終わった後、過去問を解くことから始め、模範解答との違い、ギャップがどこにあるのか、どのプロセスでそのギャップが起こったのか、そのギャップを防ぐためにはどうすればよいのか、を考えるようにし、ノートにまとめるなどを行いました。
【3】勉強時間の確保について
仕事などの都合上、仕事が終わってから夜勉強する、というのが非常に難しい環境にありました。また、平日は仕事をしているため、まとまった時間を作るのが難しい状況でした。そのため、平日は朝の出社前と、通勤時や昼食時などのスキマ時間を使っての勉強が主であったと思います。また、まとまった勉強時間は休日に確保するようにしていました。
具体的には、朝・昼食時はファーストフード店や喫茶店などで朝食をとった後に1次は過去問を解くなどの勉強をしました。通勤時はダウンロードした講義や録音した講義の内容をレコーダーを使って聞き返したり、電車の中ではテキストを見るなどの勉強を行いました。2次は平日に80分の問題を解く時間は殆ど取れなかったため、週末に解いた事例の反省などをノートを使って行い、週末を使って、事例を解くなどのアウトプットを行いました。
会社では昼食の時間が特に決められていないのと、大規模なオフィスビルであったため、ピーク時には勉強で居座るのも難しいような状況だったので、あえて昼食に行く時間を遅めにずらし、会社から少し離れた喫茶店に行くなど、時間を有効に使う工夫も行いました。
週末には勉強会などを活用して問題を解くことを優先して行い、できるだけたくさんの時間を確保するように努めました。
最終的には2008年の2次までで約650時間くらい、2009年は1,000時間程の勉強時間だったと思います。
4. 「私」の1週間の学習スケジュール

5. 不合格の要因と合格の要因
【1】不合格の要因
2007年(平成19年)は、1次試験不合格でした。こちらについては5月から実際の講義が始まったばかりであり、まだ講義を受けていない科目が殆どでしたが、次回の1次試験の受験のために参考になればと思い受験しましたが、結果は7科目トータルで300点前後、1科目も取れない不合格でした。要因はもちろん準備不足だったと思いますが、それでも次に1次試験を受験した際にはかなり役立つこともありました。
2008年(平成20年)は、1次試験は合格したものの、2次試験は不合格でした。要因としては、LECでは早期から2次試験対策を行っていましたが、まだ自分の中で解法手順やプロセスなどの解き方が確立できていなかったこと、しかも試験当日、本番の異常な状態で我を見失い、それまでやってきた自分のやり方を貫ききれなかったこと、そしてトータルでまだまだ知識面などで実力不足であったこと、があると思います。
【2】合格の要因
2008年(平成20年)に1次試験に合格することができました。前年の1次試験で1科目も合格できなかったこともあり、7科目全ての受験となりました。前年1次試験を経験したことで、あまり緊張せずに当日本番を迎えることができました。模試などでは、1次をとても突破できるような状況ではありませんでしたが、講師の方々の熱い直前講義などもあり、模試の時点からさらに実力は上がったように感じます。また、当日の感触では1日目の経済学・財務会計・企業経営理論・運営管理は正直あまり良い感触が得られず、かなり不安な1日目の夜を過ごしましたが、それでも最後まで諦めることなく、2日目の対策に時間を費やしました。2日目は特に中小企業経営・政策などで直前に後藤先生から頂いたレジュメからピンポイントで問題が出たりしたこともあり、結果的には480点程で合格することができました。
また、2009年(平成21年)、晴れて2次試験に合格することができました。前回の不合格を受けて、2次試験の解法手順、プロセスの確立に努め、自分の解法の欠点を認識し、その改善に多くの時間を費やしました。また、2次試験は2度目にも関わらず緊張してしまい、前日の夜もあまり眠ることができず、当日も事例 I の開始後10分くらいは手が震えているような状況でしたが、それでも、それまで自分が培ってきたものはほぼ出し切れたと思います。また、様々な講師の先生からアドバイスを頂いていたので、財務事例である事例IVにはかなりウェイトをおいて学習していました。それでも当日の事例IVは想像していたよりもはるかに難しく、何度も我を失いそうになりましたが、これまでやってきたことを信じ、やりきった結果、事例IVでは計算問題などでかなりのアドバンテージを得ることができたと思っています。ただし、2次試験に合格できた要因としては、正直なところ、運による要素もかなりあったと思います。
6. 今後の展望
【1】診断士学習から得られたこと、資格を取得して得られたこと
中小企業診断士受験を通して得られたのは、もちろん仕事に生かせる知識や考えるプロセスを学べた、ということもあると思いますが、最も大きかったのは受験勉強を通じて、同じ合格という目的を持つ勉強仲間と出会えたことでした。とくに、この勉強を通じて、これまで自分が関わってこなかった業種・タイプの方と知り合うことができ、大いに成長させて頂いただけでなく、勉強をしている時や、ひいては試験の本番時にも自分の大きな支えになりました。週末には勉強会なども開催し、ともにアウトプットに励む中で、一人で勉強するのとはまた違う、新たな気づきを得ることもできました。
また、試験に合格後、受験勉強時に輪をかけて、診断士を通じてさらに多くの方と出会うことができ、大きな刺激となっています。
中小企業診断士の世界を通じて、人との出会いの大切さを本当に実感しています。
【2】資格を生かした仕事への希望
資格を生かし、企業内診断士として活躍するか、転職、独立など様々な選択肢が今後あると思いますが、当面は企業内診断士として会社に、またきっかけを与えてくれた社長に少しでも恩返しができればと考えています。また、どういった道を歩むにせよ、企業や、誰かのためによりお役に立てる仕事をしていきたいと考えています。
【3】受験する方へ具体的なアドバイス
一人一人がそれぞれ違うように、人それぞれに、合格への道のりは違うと思います。また、勉強時間でも相当数が必要となるため、モチベーションを維持することが最も重要ではないかと思います。そのためにも、
・ 勉強仲間を作る
・ 応援してもらえる人を作る(家族・会社など)
・ 相談できる講師を見つける
ことが、合格への道のりに近づくためには必要だと思います。
また、頑張った結果、試験に落ちてしまったり、モチベーションが下がってしまうこともあると思いますが、諦めずに継続すれば、必ず合格できると思います。
みなさまの合格を心より祈念しております。




























