第2次試験 筆記式は1次試験と異なり、採点基準が明らかでありません。
そのために、ナゾの難しい試験だと言われがちです。
しかし、合格者の答案から判断すると、決して難しい試験でもわからない試験でもありません。
まず、2次試験とはそもそもなにが問われるのか、それに応えるためにはどうすればよいかをご説明します。
1. ゴールから考える2次試験対策
■1. 2次試験の問題って?

2次試験に出題される企業はすべて、次のような悩みと希望の二つを抱えています。
(1) 【現実】 経営上の大きな悩みを抱えている
(2) 【将来】 現状から脱却・成長をしたい
そして解答では、この悩みが解消され、企業がありたいと思う姿に変われるよう、知恵をしぼった「矢印」(=戦略)を提案することが2次試験問題の本質です。
どうすればこの流れを作れるのか?実現可能でだれもが納得できる流れを解答に書くことができれば、合格なのです。
■2. 合格に必要な二つの力

2次試験合格に求められる能力の一つは、問題文から企業がのぞむ姿と現実のギャップを読み取る能力、「問題発見力」です。
そしてもうひとつの必須能力は、発見したギャップ(問題)に対して、そのギャップを埋めるための実行案を考えて提案する「問題解決力」です。
この二つの能力を問う試験が第2次試験であり、双方の能力を向上させる事が合格につながります。
問われる問題の種類が人事やマーケティング、財務などの形をとりますが、本質的に問われていることはこの二つです。
■3. 合格者と不合格者の違い

では最後に、合格者と不合格者の解答パターンから、「問題発見力」と「問題解決力」の大切さを見ていきましょう。
まず、「不合格A」の解答は何が問題かよくわかっていないので、解決策も誤った方向に向かったパターンです。多くの受験生にみられるパターンです。
次に、「不合格B」の解答は、考えがあちこちにいったりきたりしたために、途中で時間切れとなるパターンです。時間をもっと与えれば合格答案が書けますが、試験なのでもちろん×です。
そして、「合格者」の解答は何が問題かちゃんと把握しているため、限られた時間でも的を射た解決策を提案しています。文句なく、合格です。
このように、2次試験は限られた時間で考え、ムダのない答案を書き上げる試験なのです。だから、ムダなく考えて書くために、「問題発見力」と「問題解決力」がもっとも重要なスキルとなるのです。
2. 問題発見力と解決力を養う思考ツール
2次試験は問題文の解釈や整理によって、いくつもの解答がうまれます。しかしもちろん、そのすべてが正解ではなく、正しい思考の流れをふんだ解答のみが正解となるのです。
しかし、訓練をつんでいない人にとって合格答案を書き上げることは大変難しいスキルです。
その理由は、問題文から答案まで整理して考える量の多さ=「思考距離」が長いことがあげられます。
具体的には、(1) 問題文を読み、(2) 内容を整理し、(3) 問題を見つけ、(4) 解決策を考え、(5) 文章に書き落とすと、おおざっぱにとらえても5つのプロセスがあります。この5つを順に、そして適切に行わないと道に迷ってしまうのです。

それでは、あなたが合格答案にたどりつくためにはどうすればよいでしょうか?
LECの答えは、基本思考スキル、「シックススキル」と「事例整理シート」です。この二つのスキルをプロセスに活用することで、長い思考距離を迷わずに目的地へたどり着けます。

LECの2次試験対策の講座はすべて、この二つのスキルをもとに講義・添削を進めていきます。
具体的にそれぞれを見ていきましょう。
≪LECシックススキル≫

LECは解答にいたるまでの流れ・能力を6つに分類し、「シックススキル」として制定しています。どれも一つでも欠けてしまうと、合格答案につながりません。すべての受講生はこのスキルを身につけるように求められます。合格のためのスキルを分類することにより、「どの能力が足りないのか」、「試験までに何を強化しなければいけないのか」がわかるため、効率的に学習を進めることができます。
≪事例整理シート≫

そして次が、「シックススキル」をツールとして使っていくための、「事例整理シート」というオリジナルのフレームワークです。
このフレームワークにより、事例問題企業の現状整理から戦略立案までを一貫して捉えることができます。
これは設問に注視するスタイルの学習を排除し、事例全体をトータルで考えてもらうことをねらったフレームワークなのです。
受験対策のみならず、あなたがコンサルタントとして活躍する際にも、必ず役立つフレームワークです。
■2. 問題の質

中小企業診断士2次試験は、コンサルタントとしての論理的思考能力を問う試験です。
だからこそ、LECは講座で扱う事例問題の質には徹底的にこだわっています。
コンサルタントとしての思考プロセスや意識を養成し、事例問題が「コンサルティングの擬似体験の場」となるよう、問題から解説まで丁寧に作りこまれています。それが、まさしく「合格の最短距離」であるからです。
≪「作問委員会」による厳密な品質チェック≫

「作問委員会」とは、本試験問題を研究し尽くし、指導暦・実績共にベテランの講師から構成される委員会のことです。
メンバーは、石井照之講師・後藤博講師・角澤明講師・金城順之介講師の常任委員と、作問講師(問題毎に変動)で構成されています。
問題を少ない人数で作るのではなく、あえてたくさんの講師が関わることにより、事例問題をより良いものへとブラッシュアップさせていきます。
2次試験問題の演習は、受講生と出題者の真剣勝負です。だから、万全を期した作問を受講生にお届けしたいとLECは考えています。
■3. 添削の質

問題演習で一番大切なことは、解くことそのものではなく、解いたあとの復習です。事例問題は、“やりっぱなし”で復習をしなければ、どれだけ数をこなしても全く意味がありません。
「なぜズレたのか」「どこでズレたのか」を明確にし、少しずつ矯正していく地道な作業こそが、あなたを合格へと導く原動力となるのです。
受講生一人一人のレベルアップのために、講師が丁寧な添削を行っています。
































