D'zLEC
中小企業診断士 レッセフェール
TOP > 合格体験記 > 平成16年度合格

合格体験記 体験記一覧(Index Page)
写真:碇さん
効率的な学習方法と家族の協力で勝ち得た合格〜H16合格 碇真佐夫さん
■受講講座

'04年診断士1次・2次オールインワンコース(通学)

診断士学習のきっかけ
Q 碇さんが中小企業診断士を目指した理由とはどのようなことだったのでしょうか?

A これまでに身に付けたものを棚卸し、不足している能力を補充したい

 私は企業の経営や業務の改革を推進する仕事をしています。2年前、テーマが変わり、これまでの業務経験や知識だけでは不足があったため、MBA(経営学修士)コースの教科書などにより知識の補充を行いました。しかし、捗々しいものではなかったので、これまでに身に付けたものを棚卸し、不足している能力を補充していこうと、2003年11月に集中的に学習することを決心しました。

 別の理由もありました。私自身、学生時代に起業した経験があり、業種や事業規模は多様なのですが、友人や親族の多くは事業を営んでいます。そういった彼らに受け入れられる妥当で現実的な助言を行えるようになりたい、とも考えるようになりました。

 学習に取り組むにあたり、目標と考えたのは、中小企業診断士とMBAの2つです。しかし、努力次第では1年での取得も不可能ではなく、一定以上のレベルを保証されており、標準的なMBAに比べ実務的・現実的な知識を身に付けやすいことなど、魅力的な点が多かったので、診断士を志すことに決めました。

Q 学習面において注意されたことはどのようなことでしょうか?

A 11ヶ月で合格することを前提に学習環境を整えた

 仕事の面では、今のプロジェクトが存続している内に仕事に反映させたかった事や、診断士取得後の自己能力の開発プラン、その後のキャリアプランも既にありました。自分の年齢を考えると、もう余裕がない。家庭の面では、翌年、子供が喋るようになった頃に「パパはいつもお勉強」をしているわけにはいかない。仕事、家庭、どちらの面でも、何としても11ヶ月で終わりにしなければならない。これを前提に、学習環境を整えていきました。

 過去に国家資格を取得した経験のある知人の助言などから、独学ではストレート合格は極めて困難と判断し、資格学校、LECに通うことにしました。
■診断士受験の理由
中小企業診断士を受験される方の半数は、「経営の知識を身に付けるため」を選択されており、碇さんのように、「経営に関する実務的・現実的な知識を身に付けたい」というニーズをお持ちの方にぴったりな資格といえます。
図:アンケート集計

Webサイトアンケート「診断士への羅針盤」2005年1月調べ


LEC診断士講座を選択した理由
Q 多くの資格学校の中からLECを選んでいただいたのはどういった理由からでしょうか?

A 多くの選定要素から総合的に判断してLECでの学習を決定した

 学校の選定は、立地、合格実績、制度・インフラの充実度、教材、先生、スタッフ、費用や、説明会・体験講義を受けて見た感触で行いました。尚、後で他校の方とお話して判ったことなのですが、全科目を1人の先生が教える学校が多いようです。私の考えでは、LECのように科目別に先生が居て下さった方が、専門性を背景にした質の高い講義と質問への解答が得られ安心感を得られると思います。

 またコースの選定では、初学者向けの「1次・2次オールイン1コース」を選びました。「1次・2次オールイン1コース」を、ペースメーカーとして、また、学習の幅・深さのガイドラインとしてフル活用したことがストレート合格へのキーファクターとなりました。

 ただ、2次対策として「片野浩一のリアルタイム答練」を追加しました。たった2日間の集中講座でしたが、期待通りの気づきと刺激を与えられ、悔いを残さず「やるだけの事はやった」と思えたことは、本番での落ち着きにも繋がりました。
■「無料体験入学制度」
LECでは講座に申し込む前に、どのような講義が行われているか、またどのような雰囲気なのかを体験していただけるよう、各講座の第1回目を無料で体験できる「無料体験入学制度」があります。さらに、本校での講義だけでなく、通信講座(カセットのみ)においても、「10日間無料試聴制度」により、自宅で通信講座の内容が確認できます。

特集:無料講座体験

■「LECバックアップ制度」
LECでは、忙しい受講生が無理なく学習を続けていただけるよう、欠席フォロー制度やクラス間乗り入れ制度などの「バックアップ制度」を充実させております。碇さんのように講座を途中で申し込みされても、「バックアップ制度」を活用することで、無理なく講座日程に追いつくことも可能です。

LECバックアップ制度


診断士合格までの秘訣
Q 碇さんの学習方法についてお伺いしたいと思います。まず1次試験はどのような学習方法を取られたのでしょうか?

A 学習期間の前半と後半で、学習方法を明確に分けた

 1次試験は、まず前半は、学校の講義とその復習を中心に、細切れ時間の活用や、吸収した知識を仕事に適用していくことなどで定着をはかっていきました。後半は、LECの答案練習の講義や、他の学校の模擬試験などで、解答作成の時間感覚とペースを体得していきました。

 10月からの講義日程に1カ月遅れで参加することになってしまったのですが、校舎間の乗入れ、ビデオ補講などLECの制度・インフラを活用することで、すんなりと追いつくことができました。講義の後、当日中に復習用のミニテスト等をLECの自習室で必ず行い、帰りの電車ではサブノート風の教材「ポジショニングマップ」での復習を行いました。週末は苦手な論点や科目を集中的に学習する時間として利用しました。自習室を利用していた理由は、周囲に他の受験生がいるという本試験での環境に慣れるためです。

 学校は、学習を効率的に継続できる条件として、極めて重要であると思います。
 
Q 2次試験はどのような学習方法だったのでしょうか?

A 文章の「カタ」を身に付けて、解答作成することを常に意識した

 1次試験の対策とは大きく異なり、事例を解くプロセスと時間配分を定着させ、解答の切り口を使える形で持ち、文章の「カタ」を身に付けて解答を作成する、ということを常に意識することが学習効率を向上させるポイントだろうと思います。賛否両論があるとは思いますが、すばやく事例全体テーマを捉えて解答の一貫性を確保するためには、多くの事例問題を記憶に残しておく事も必要だと思います。事例の課題と解決の提言を沢山「経験」していることは、解答に繋がる重要なポイントを発見する感度を高め、与件文の端々から出題者の意図を敏感に察することに繋がることと思います。

尚、答案練習・各学校の模擬試験などは、会場受験に拘りました。特に2次試験では、慣れない机や椅子が揺れても素早く読みやすい文字を書かねばならないし、シャープペンシルと電卓の音の大合唱となる上、受験者の真剣さや熱気にも違いがあります。2次の模擬試験は、1次よりも会場受験する意義が大きく、自宅受験に比べ、どんな環境でも合格レベルの答案を作成する訓練を効率的に行うことができます。

Q 今までお話いただいた学習方法のほかに、注意された点などはおありでしょうか?

A 必要な知識と能力のみを身に付けることだけに特化した

 基本的に学校まかせで、LECの講座テキスト類一式と、他の資格学校の模擬試験程度しか使いませんでした。本気で短期間に試験に合格することを目指すのであれば、無用な深追いを止めて、必要な知識と能力のみを身に付けることだけに特化することが必要です。特定分野を掘り下げることは、診断士になってからでも遅くはないだろうと思います。

 基本的に、サブノート・カードの自作はしませんでした。サブノートは、LECの「学習ポジショニングマップ」という教材に若干の補足や、参照ページを書き込みする程度で十分でした。ただし、不得意科目である中小企業政策は、10ページ程度ですがサブノートを作成しました。また、「直前総まとめ講座」のテキストが、チェックリスト風になっていたので、そのままカード替わりに活用しました。

Q 中小企業政策以外の科目で苦手意識を持つことは無かったのでしょうか?

A 苦手な財務・会計に全学習時間の約半分を費やした

 財務・会計には、全学習時間の約半分を費やしました。講義のない週末を中心に計算の訓練をしたのですが、電卓持込不可の1次試験終了まで一切電卓を使わずに学習を進めました。また、フォームや公式と「親しく」なるために、家の中の良く座る所に貼り付け、白紙の上にフォームや計算を再現できるようにしていきました。

 私のように財務・会計が苦手な方は、計算の訓練と並行して、知識の暗記にも注力すべきだと思います。限られた時間で足切りライン以上の得点を確保するためには、計算問題には最初に手をつけないことが望ましいと思います。知識で解ける問題を得点源とすれば、4割を確保することは、さほど難しいことではないでしょう。
■「2次公開模擬試験」
「2次公開模擬試験」は、本試験レベルの良問に同じ時間配分でで挑めるため、本試験と同じ雰囲気をつかむことが出来ます。

また、LECでは2次試験対策における講師・添削陣の質の高さが自慢です。LEC専任講師によるよく練られた良問やわかりやすい解説に加え、質の高い添削陣による受験生にあわせた添削により、受験生が本試験レベルの問題で“なぜ間違ったのか”“どうしてこのような考え方が必要なのか”など、今現在の解答作成力や弱点などの把握が可能となります。
写真:2次添削答案
2次添削答案
Q 碇さんの本試験直前期の勉強法はどのようなものだったのでしょうか?

A 今までの教材と模擬試験を中心に取り組んだ

 1次試験では基本的に、直前講習「直前総まとめ講座」の非常にコンパクトに絞り込まれたテキスト、これまで使い込んだサブノート代わりの「ポジショニングマップ」、各学校の模擬試験、を中心に取り組みました。

 直前期に総見直しをしていると、疑問点が沸いてくることが、その頃には講座が終了してしまっていることも事実です。私は、Eメールで各科目の先生に質問ができる、LECの「webフォロー」に助けられ、不安のない状態で自信を持って試験会場に向かうことができました。

 2次試験では答案練習や各学校の模擬試験を中心に、70分で解答を仕上げる訓練を続けました。

 9月に1次試験の合格発表を見てからは「後1ヶ月で終わらすのか?それとも、後13ヶ月続けるのか?」と自問し、集中力を高めていきました。

Q 診断士試験本番ではどのような点に注意されましたか?

A これまでの答案練習や模擬試験で抽出したことを全て実行した

 まず1次本試験の当日は、これまでの答案練習や各学校の模擬試験で抽出した「こうしたら良いのではないか?」を、全て実行しました。

 1日目の1時限目、経済学・経済政策の問題が配られると、「どんな問題だろう?」と、驚くほど心拍が高まってしまいました。開けて見ると、某学校の模擬試験で見た図で、すっかり落ち着いて、残りの問題や科目に集中することができました。これも模擬試験の効能の1つです。

 1日目の帰り、各資格学校が解答速報を配っています。結構「出来」に自信があったので、明日に向けて勢いをつけようと思い受け取ったのですが、これは大失敗でした。学習時間の大半を注ぎ込んだ財務・会計が、某学校の解答速報では足切りラインに近く、多いに落胆し、2日目に響いてしまいました。尚、今となっては笑い話ですが、後日、その速報が誤報らしかったことが分かりました。

 2次試験においては試験中、4事例共に心拍が高いままでしたが、満足できる時間配分が自然にでき、解答に盛込む内容もあまり迷うことは無く、淡々と解答を作成することができました。

 事例IVでは、キャッシュフロー計算をミスしていることを自覚しました。繰り返し訓練していたにも関わらず、得点に結びつかないことは悔しかったのですが、「キャッシュフロー計算で熱くなるな」という先生のお言葉や、LECの合格者再現答案調査ではキャッシュフロー計算を取りこぼしていても合格している例があることなどから、他の設問を丁寧な解答に仕上げることに専念しました。
■「カウンセリングメール」
碇さんが活用されたWebフォロー、「カウンセリングメール」は、EメールでLEC専任講師に講義内容についての疑問点を、「いつでも・どこでも・何度でも」質問することが出来ます。インターネットの環境さえあれば、通信講座における“質問しにくい”“すぐに返事が来ない”ということもなく、スムーズに疑問点の解決が可能となるので、学習を計画的に進めることが可能です。

■「2次合格者再現答案」
LECでは、2次試験合格者の皆様から収集した「合格答案」情報を提供しております。例えば、合格者の方を招いたイベントの開催や、「2次過去問題集」で合格者の再現答案を掲載するなど、多くのコンテンツで情報提供をしております。さらに、インターネット環境があれば、いつでも合格者の再現答案や、本試験時の受験生の心理状態などを知ることが出来るコンテンツ、「合格答案再現座談会」もご用意しております。診断士受験生にとって、とかく不透明といわれる2次試験の合格基準を、LECの各コンテンツを活用することで理解を深められます。
写真:2次合格答案再現座談会
2次合格答案再現座談会


学習時間確保の方法
Q 学習と仕事の両立などで苦労された点はあったのでしょうか?

A 仕事と学習を両立させるためのスタイルを確立し、実行した

 仕事との両立では正規の勤務時間内に集中して仕事を纏めることを心がけ、最終的には残業時間も半分程度にすることで、学習時間を確保していきました。

 5月に担当内容に変更があり、学習に集中できない状態となってしまいました。しかし、突発の仕事が少なくなり、拘束時間も大幅に緩和され、診断士の学習内容とのシナジーが多かった点など、診断士受験の観点では、この上ないチャンスとなりました。やはりチャンスは今年しかない、という思いがより強固なものになっていきました。

 直前の数日は、高い集中力でこれまでに学習した内容の整理ができる期間であり、体調を整える意味でも重要な時間です。私は一次試験の直前に夏季休暇を前倒し、2次試験の直前にも休みをとりました。いずれも、休みに入る前は残業時間も増えて多少無理をしましたが、職場から離れて、直前の学習に専念することができました。

 そして同僚との付き合いに関しては、いつか読んだ「日経ビジネス」に、ある上場企業社長の話が出ていました。若くしてこの地位についた彼は、ある時から自分自身を磨くことを重視し、付き合い残業、懇親会と決別したと言っていました。自分も、少なくとも試験日までは、このスタイルを心がけることにし、5月からはこれを徹底しました。

 職場では、賛否がありましたが、一時的なこととして、一定の理解は得られたと考えています。
 


診断士受験生へのメッセージ
Q それでは最後に、今後診断士を目指す方にメッセージをお願いいたします。

A 診断士試験に合格する、という強い意志をもつことが重要

 これまでに述べたことに、合格に必要と思われる3つの事柄を補足します。

 1つめは未来をイメージすることです。 診断士試験に合格する、という強い意志をもつことは重要です。
「多くの受験生は、人生を掛けて挑んでくる。自分は人生を掛けているか?」
「自己啓発気分で終わらすのか?それとも診断士になりたいのか?」
これらを、時々自問自答してみて頂きたいです。

 強い意志を持つためには、思い込みや未来のイメージを持つことも重要です。第3者的に考えれば多少おかしなことであっても、思い込みが強い意志を生むのだと思います。また、どんな些細なことでも良いので、未来のイメージを持つことも有効でしょう。例えば、2次試験の合格を、家族・同僚・上司に報告している自分の姿、合格者座談会でコメントしている自分の姿などです。こうすることで、ネガティブなものやストレスの存在にも負けず、結果的にポジティブなエネルギーを強くしていくことができるのではないでしょうか。

 2つめは自分のポジションの認識をすること。診断士試験に、初学者がストレート合格しようと思えば、単純に1次試験合格率×2次試験合格率、つまり上位3〜4%に入らねばならないことを常に意識していかねばなりません。

 自分が合格ゾーンにいるのか、合格ゾーンまでのギャップはどれほどあるのかを素直に認識すべきでしょう。模擬試験の設問毎に正答率を確認して、どのレベルの問題に正解しなければならないのかを確認し、常に今何をしなければならないのかを意識しつづけることが必要だと思います。

 そして3つ目は家族の協力です。診断士になると自分の人生がどう良くなるのか、ということを家族に理解をしてもらうことが必要です。そうすることで、同じ目標を持った運命共同体として、家族の協力が得られやすいし、自分自身の背筋も伸びるでしょう。

 私自身、模擬試験の結果は、随時家族に説明してきました。妻にはかなりの緊張を与えたが、家族としてできることを考えてくれたし、自分も一発で必ず合格しなければ、という思いは強くなり、その為の努力をしつづけることができました。

 そして最後につけくわえますと、診断士試験に、働きながら挑戦することは容易ではありません。多くの受験生は、それぞれ学習の障害となるものを抱えています。家族や、場合によっては職場も巻きこむことになります。かなりの時間とそれなりの費用も掛かります。

 犠牲にしているもの、協力してくれている人に恥ずかしくなく、弛みない努力を続け、合格の栄冠を勝ち取って頂きたいと思います。そして、その過程で、合格以外に重要なことにも気がつかれ、その後の人生を充実したものにされることをお祈りします。
 
体験記一覧(Index Page)

(C) TOKYO LEGALMIND K.K., Printed in Japan