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私がはじめて中小企業診断士という資格を知ったのは、ちょうど高校を卒業するころでした。大学に入って何か自分で資格の勉強をしようと思い、本屋で資格ガイドの本をパラパラとめくっていた時に「経営コンサルタントとして唯一の国家資格」というフレーズが目に飛び込んできました。これは当時の私にとってはとても魅力的に感じられました。そこで大学に入学してすぐに、某受験予備校の診断士のガイダンスに行きました。そこで私は診断士という資格の憧れだけで勉強して簡単に取得できるものでは無いということを痛感させられました。そして社会経験の無い学生には取得は無理だ、と自分自身で決め付け、全く勉強もせずに受験を断念してしまいました。結局、それから私は大学4年生になるまで診断士の事はすっかり忘れて過ごしました。 そんな私が再び診断士を目指そうと思い出したきっかけは、大学3年生の春休みに、経営コンサルタント会社での約1ヵ月半のインターンシップに参加した事でした。インターンシップの中で私は自分の無知を痛感しました。「自分が社会に出てからどんな仕事をするにしても、会社や経済の知識というのはきっと必要になってくる。学生のうちにその基本的な部分だけでも勉強しておきたい!」そう思った私は診断士を思い出しました。もう一度資格ガイドの本や、受験予備校のガイダンスなどに参加をしているうちに、診断士の勉強は経営コンサルタントになりたい人にとってはもちろん重要ですが、そうでない人にとっても社会で働いて行く上では非常に重要なものばかりだと感じました。そうして私は2002年の6月頃から診断士の勉強を始めることにしました。 |
■診断士試験受験者数の推移 中小企業診断士は近年ビジネスマンを中心に注目度が増している資格であり、年々受験者数が増加しています。 診断士受験生・および合格者の推移は以下のとおりです。 ![]() ![]() |
私はLECには週に一度、土曜日に朝から夕方まで通っていました。他の予備校には通っていませんでした。その理由は、単純に他の受験予備校に払う授業料が負担できなかった事と、平日は学校があり、日曜日はゆとりを持って空けておきたかったからです。 週一回の授業だけで、果たして勉強は十分なのか、と言うと全く不十分です。もともとの予備知識が全く無かった私にとって、予習なしでいきなり授業に出ても、授業のペースには全くついて行けず、理解する事はできませんでした。そこで平日は時間を見つけて必ず平均2時間ずつは自習をし、授業の予習と復習をしっかりとする事にしました。自習の際には授業で扱うテキストはあえて使わず、市販のテキストを一式購入してそれを用いて勉強しました。テキストによって同じ物事についても様々な表現の仕方や説明がされているため、より深く理解することができると思ったからです。また、当然テキストによっては載っている事と載っていない事があるため、複数のテキストを扱うことによって知識の穴を埋めていくこともできると思いました。これらが1次・2次共通して私が行ってきた学習方法でした。 |
■「受講料割引制度」 LECでは学生受講生には学生割引、それ以外にも20代応援割引など学習を始めやすいように応援する割引制度を多数用意して経済的にも受験生を応援しております。きっとぴったりの割引制度が見つかるはずです。詳しくはパンフレットをご覧になるか、各中心校にて担当者が受講相談に応じております。ぜひご活用下さい。 |
私にとっての弱点は大きく分けて二つありました。一つ目は理系学生である私には全く縁の無かった「財務・会計」がさっぱり分からなかったという事と、二つ目は学生であるため社会経験がほとんどゼロであったという事でした。 まず一つ目の弱点、「財務・会計」についてですが、これは学生・社会人を問わず、多くの受験生の方が弱点としている科目だと思います。私もはじめは「貸借対照表」の見方もさっぱり分からず、「かりかしたいしょうひょう」と読んでしまうありさまでした。 そこで、独学で簿記2級の勉強をして根本的に「財務・会計」の力をつけることに取り組みました。もともと理系という事もあって、数字には強かったので、集中して簿記の勉強をすれば案外簡単に簿記2級の内容を理解することができました。そのおかげで私が簿記2級を取得するころには「財務・会計」は私にとって弱点どころか得意科目へと変わっていました。また、「財務・会計」の知識は2次の事例IV(財務・ファイナンス)でも直接的に関係してきますので、絶対に簿記2級の勉強をした価値があったと思います。 二つ目の弱点である社会経験の無い点については、私は二つの方法で補いました。一つは会社のインターンシップに積極的に参加しました。私は大手電気メーカーと経営コンサルタントの会社にインターンシップに行きました。短期間ではありますが、社会人の方と一緒に仕事をすることは、診断士の勉強で得た知識のより深い理解と実感を得ることができました。
もう一つの方法は、LECの生徒の方々が授業の後に集まって開いていた勉強会に参加することでした。幸いなことに私が通っていた梅田駅前本校では、診断士を勉強されている社会人の方が中心となって、勉強会を毎週授業の後に開いてくれていたため、私はそこで多くの社会人の方と話をすることができました。診断士試験は非常に広い範囲の知識が必要となるため、様々な業界・職種で働いている社会人の方々の話は非常に参考になったことは言うまでもありません。そして長い診断士の勉強生活の中で、時には投げ出したくなるような時もあります。そんな時に他の受験生の頑張っている姿には、非常に勇気付けられました。
テキスト以外にも使ったツールはあります。問題集は、1次試験に関して各教科3冊以上解いたと思います。しかも各問題集を最低2回ずつ解くことにより、同じような問題が出されたら必ず正解できるようにしておきました。 その他は、1次・2次共に模擬試験は複数回受験しました。模擬試験は本番の雰囲気や時間配分を体験できるというメリットもありますし、各予備校とも精選された良問ぞろいで、最新の問題を用意しています。それらをできるだけ多く解いておくことは、本番でも必ず役に立つことだと思います。模擬試験に関しては受けられる限りたくさん受験しておく事をお勧めします。 |
■「簿記3級完全マスター講座」
■「全日本診断士公開模擬試験」 LECでは1次本試験過去問題を徹底分析して作成した「全日本診断士公開模擬試験」を1次本試験直前の6月と7月の合計2回開催しています。模擬試験を2回受験できるということは、本番と同じ試験日程、問題のハードさ、本番同様の雰囲気を他校よりも多く体験できるうえ、数多くの良問を手に入れられるメリットもあります。 →「全日本診断士公開模擬試験」詳細情報 ■「2次公開模擬試験」 LECでは、2次本試験過去問題を徹底分析して「2次公開模擬試験」を作成しております。「2次公開模擬試験」を受験することで、本試験と同じ試験時間、問題のハードさ、本番同様の雰囲気を体験することが可能となり、事例問題への取り組み方や時間配分を習得することができます。 →「2次公開模擬試験」詳細情報 |
私の場合、テスト直前に特別な勉強はしませんでした。1次試験の前であれば、全教科のテキストをもう一度ざっと目を通してみたり、2次試験の前であれば過去に解いた事例問題をもう一度見直してみたりする、といった感じでした。特に心がけていたことと言えば、やはり体調を万全に保つということだけでした。テストの前日にはもう全く勉強もせずに、とにかく早く寝ました。テスト直前はリラックスする事を心がけ、直前にあせらなくて良いように一年間かけて十分な準備をしておく事が肝心だと思います。 |
私は特に診断士を目指す理工系の学生の方に向けてのメッセージを送りたいと思います。 診断士という資格は一般的には文系の人が取る資格というイメージがあり、敬遠しがちになるかもしれません。しかし、診断士で学ぶことは理系・文系という分類に関わらず、社会に出れば誰にでも活かせる事柄ばかりです。実際に私が勉強会で出会った社会人の方も本当に様々な職種の方がいました。もし診断士に少しでも興味を持っているなら、一度勉強をしてみることをぜひ進めたいと思います。 また、「診断士には興味があるが、勉強するのは社会人になってから」とお考えの学生の方がもしいるなら、絶対に学生のうちに勉強しておくことを強く勧めます。社会人の方々と一緒に勉強をしていて本当に実感したことが、勉強をするなら学生のうちにしておく方が絶対に楽だということです。もちろん人にもよりますが、社会人の方に比べて学生は時間に余裕があるからです。そして学生のほうが勉強する習慣があるからです。診断士の勉強とは一種の受験勉強ですから、大学受験を数年前に体験しており、大学での定期試験を普段から少しでも勉強している学生にとっては、勉強することへの抵抗が社会人の方に比べて少ないと思います。大学に入ってからほとんどバイトばかりで勉強など全くしていなかった私でさえ、診断士の勉強をはじめたら徐々に勉強の習慣を取り戻すことができました。 したがって、学生であることは「社会経験が無い」という点においては弱みですが、「時間的余裕」と「勉強する習慣」という点においては強みになります。そういった理由からも、「理工系だから」「学生だから」という事は気にせず挑戦していただけたら良いと私は思います。 |