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片野:過去の本試験をとことん分析しています。誰しもが同じ切り口で分析するのだけれど、経験的に試験分析をするというよりは、経験から仮説を立てて、サンプルを取り、客観的な根拠を示しているという意味では、「試験合格」を意識した講座であると言えると思います。
片野:そうですね。「過去問題が何故、大事なのか」をデータ分析し、立証し、その方法論をマトリックス化したものがコンピテンシー・ピラミッドとして形成されているとも言えます。あとは、出題委員にはそれぞれ個性があるので、出題委員の個性を知っておくことも試験突破には必要です。ですから、試験委員対策はやっておいた方が良いと思います。
問題点を抽出したりとか改善策を考えるというときに、ただ四つに区分するSWOT分析だけで果たして解答を導き出せるのか、受講生がきちんと紐つけて解答欄に書けているかというと必ずしも出来ていません。
SWOT分析をやったあとに、どのように活用するかまでメイキングが出来ていれば、本試験対策として有効であることは間違いが無いし、教える側にとって大事な部分です。
その点、この「タイムSWOT分析」というのは、事例の問題に合わせて作られています。与件には事例企業の時間的な流れがあり、必ず過去に事業拡大した時期が記述されています。そのような時期ごとに、どういう強みや機会があったかが記述されている。そこで、一度時期ごとに区切って、事業拡大がなされた要因をまず整理して押さえます。
そして、試験では必ず、問題点を聞いてきます。事業拡大後の成熟してくる、売上が伸び悩むとか、低迷するといった状況が待ち受けているのです。
この情報を「タイムSWOT分析」を用いて、事業拡大までの機会がどう変化して、強みはどうなったか、新たな弱みが顕在化していないかなどを整理することが出来ます。この部分が、試験で問われるキーワードとなるのです。
さらに、整理された論点は事例企業別に目をつけるべきところが決まっていて、例えば、経営戦略の場合ならドメインがフィットしていないということが言えるわけですが、何故、フィットしていないのかが「タイムSWOT分析」から、「これとこれが原因なんだよ」と指摘できます。
「事業拡大の要因」と「業績低迷の要因」をしっかり整理できるし、戦略の問題点も抽出できます。時間軸で考えるSWOT分析だから可能な作業なのです。
片野:先ほど述べましたコンピテンシーを意識しながら、「解法メソッド演習」講座では、特に「与件参照と引用スキル」を習得していきます。その手段として、「タイムSWOT分析」があります。やっていく作業は単純なことなんですが、適切に与件から変化を抜き出して、適切に整理できるかを訓練していきます。
はい。「2次答案錬成講座」と「2次解法答練」で合格力に磨きをかけていきます。
「解法メソッド演習」講座では、与件を整理収集し、問題点を抽出して解決策を練るという考え方を事例別の個別論点ごとに学習していくのですが、それ以降の「2次答案錬成講座」「2次解法答練」においては、その考え方を総合的な視点から捉え、本試験80分間という時間制約の中でどのように合格点に仕上げていくのかという実践力を鍛えていきます。
今年は、去年の講座の中で書いた板書を冊子化してテキストとして最後の「2次解法答練」までしっかり配布し、解法メソッドの定着をはかっていきます。また、壇上から講義を展開するのではなく、受講生の輪の中に入って、大学のゼミさながらに、膝を付き合わせるグループ学習の形式をとっています。