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片野浩一講師インタビュー
片野浩一が語る片野メソッド" 合格のコンピテンシーとは何か
合格に向けての講義展開
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合格に向けての講義展開
Q:科学的なデータ分析に裏打ちされた方法論という意味では、一番合格に照準を合わせた講座であるような気がしますが、どう思いますか?

片野:過去の本試験をとことん分析しています。誰しもが同じ切り口で分析するのだけれど、経験的に試験分析をするというよりは、経験から仮説を立てて、サンプルを取り、客観的な根拠を示しているという意味では、「試験合格」を意識した講座であると言えると思います。

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Q:本試験対策には「過去問題がすごく大事だ」とよく言われます。本試験対策という意味で解法メソッドは活かされますか?

片野:そうですね。「過去問題が何故、大事なのか」をデータ分析し、立証し、その方法論をマトリックス化したものがコンピテンシー・ピラミッドとして形成されているとも言えます。あとは、出題委員にはそれぞれ個性があるので、出題委員の個性を知っておくことも試験突破には必要です。ですから、試験委員対策はやっておいた方が良いと思います。

Q:片野浩一講師の「解法メソッド演習」という講座では、片野講師が立証した解答根拠の導出方法を、具体的にどのように適用しているのですか?

片野:そうですね。例えば、私のオリジナル教材である「解法メソッドの活用と展開」というページが全体像をつかめると思います。最大の特徴は「タイムSWOT分析」の表です。一見すると、普通のSWOT分析なのですが、私はこれを「タイムSWOT分析」と呼んでいます。

 与件を四色に塗り分けて情報整理するということは考えとしてはありますが、私の場合は、タイムSWOT分析を活用して、与件を四つに整理したあと、どうするのかまで整理できるようになります。

図:1

 問題点を抽出したりとか改善策を考えるというときに、ただ四つに区分するSWOT分析だけで果たして解答を導き出せるのか、受講生がきちんと紐つけて解答欄に書けているかというと必ずしも出来ていません。

 SWOT分析をやったあとに、どのように活用するかまでメイキングが出来ていれば、本試験対策として有効であることは間違いが無いし、教える側にとって大事な部分です。

 その点、この「タイムSWOT分析」というのは、事例の問題に合わせて作られています。与件には事例企業の時間的な流れがあり、必ず過去に事業拡大した時期が記述されています。そのような時期ごとに、どういう強みや機会があったかが記述されている。そこで、一度時期ごとに区切って、事業拡大がなされた要因をまず整理して押さえます。

 そして、試験では必ず、問題点を聞いてきます。事業拡大後の成熟してくる、売上が伸び悩むとか、低迷するといった状況が待ち受けているのです。

 この情報を「タイムSWOT分析」を用いて、事業拡大までの機会がどう変化して、強みはどうなったか、新たな弱みが顕在化していないかなどを整理することが出来ます。この部分が、試験で問われるキーワードとなるのです。

 さらに、整理された論点は事例企業別に目をつけるべきところが決まっていて、例えば、経営戦略の場合ならドメインがフィットしていないということが言えるわけですが、何故、フィットしていないのかが「タイムSWOT分析」から、「これとこれが原因なんだよ」と指摘できます。

 「事業拡大の要因」と「業績低迷の要因」をしっかり整理できるし、戦略の問題点も抽出できます。時間軸で考えるSWOT分析だから可能な作業なのです。

Q:なるほど。では、「解法メソッド演習」では、タイムSWOT分析の使い方を学んでいくのですね?

片野:先ほど述べましたコンピテンシーを意識しながら、「解法メソッド演習」講座では、特に「与件参照と引用スキル」を習得していきます。その手段として、「タイムSWOT分析」があります。やっていく作業は単純なことなんですが、適切に与件から変化を抜き出して、適切に整理できるかを訓練していきます。

 そして、「個別問題を読み解くフレームとロジック」(図2)の方法を使って、事例別に必要論点の整理方法を学んでいきます。

 短期的な問題点と解決策はどうなるのか、中長期的な場合はどうなるのかなど、より突っ込んだ議論を展開していきます。

 「過去に何故、成功したのか」ということと、「今、何故、失敗しているのか」ということを分析していくと、おのずと今後どうすれば良いのかということが引っ張ってこれます。過去良かったことをもう一回やってみるとか、過去の強みを復活させるなども選択肢の中に入ってきます。

 もちろん、事例別に解法プロセスの展開方法も変わってくる。その展開方法も学んでいきます。
図:2

 問われるところは決まっています(図3)。それに沿って与件から情報を「タイムSWOT分析」で整理収集して、問題点を抽出し、解決策を練っていきます。

 余白などに整理して書き出し、字数内でまとめていく。「解法メソッド演習」講座では、80分という時間制約は考えず、考え方を第一義的に学び、習得していきます。

 その講座の中で、自分なりの解法メソッドとして身に付けていきましょう。自分の解答の型を築き上げてもらいたいです。

図:3
Q:片野講師の「解法メソッド演習」講座のあとは、2次公開模擬試験までに「2次答案錬成講座」「2次解法答練」があります。片野クラスの特色を教えてください。

 はい。「2次答案錬成講座」と「2次解法答練」で合格力に磨きをかけていきます。
「解法メソッド演習」講座では、与件を整理収集し、問題点を抽出して解決策を練るという考え方を事例別の個別論点ごとに学習していくのですが、それ以降の「2次答案錬成講座」「2次解法答練」においては、その考え方を総合的な視点から捉え、本試験80分間という時間制約の中でどのように合格点に仕上げていくのかという実践力を鍛えていきます。

 今年は、去年の講座の中で書いた板書を冊子化してテキストとして最後の「2次解法答練」までしっかり配布し、解法メソッドの定着をはかっていきます。また、壇上から講義を展開するのではなく、受講生の輪の中に入って、大学のゼミさながらに、膝を付き合わせるグループ学習の形式をとっています。

Q:試験制度改革にあたり、どのような取り組みをされていますか?

片野:そうですね。事例のテーマで影響があり、片野クラスだけではなく、LEC全体として新規事業開発とか企業再生というテーマとして事例問題に盛り込んでいっています。もちろん、私も事例問題作成に関わっていますよ。

 変更点を見てみると、これまでの私の方法論でカバーできる内容でしたので、特に振り回されることなく、片野メソッドをしっかりと受講生に教えていきたいと思っています。

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