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高村講師が大いに語る2次試験突破への道標

関西主任講師である高村憲司先生が、2次試験についてLECのインタビューに答えてくれました。

LECが、今なぜ「読む・考える・書く」といった基本的スキルの練成を重視しているのか、高村流の2次試験攻略法とはどんなものなのか、そもそも「2次試験の本質」とは一体何なのか・・・。

高村先生の講義を受講したことがある方もない方も、「今年2次試験を突破したい関西圏の受験生」は、必見です!

高村流2次試験攻略法
Q:2次試験は難しいと感じている受験生が多いと思います。2次試験が難関となっているのは、何故だと思いますか?
高村:確かに、2次試験は「難しい」という声をよく聞きますね。その理由として、以下の3つが考えられます。

(1)正式な解答が発表されない

公式な解答が発表されず、各受験機関の模範解答も多種多様で、明確な指針が掴みきれない。

(2)同じ問題が出題されない

事例企業は一つとして同じ条件では出題されず、同業種でもその企業の内容は全く異なっている。つまり、過去の出題からの解答作成や同じパターンでの攻略が出来ず、何が最善策なのかがわかりづらい。

(3)自分自身の成長過程が自覚できない

受験機関や担当講師によって基準がバラバラで、「出来たと思った割には点数が低い」「自信が無かった割には点数が高い」といったように自分の感触と点数が合致しないことが多く、自分の成長が分かりづらい。
 つまり、2次試験は「難しい」のではなく「分かりづらい」のです。この「分かりづらさ」が、2次試験を難しくしている要因なのです。分かりづらいが故に難しく考え過ぎてしまい、一生かかっても合格できない難関試験とさえ受験生に思わせてしまうのです。
Q:なるほど。そんな「分かりづらい」試験を突破するには、どうすればいいとお考えですか?
高村:自分で「意識改革」を行なうことが大事です。つまり、自分の中に「イノベーション(創造的破壊)」を起こすのです。

第一に、単に正解を探すのではなく「自分自身の解法プロセス」をしっかりと構築することが重要です。どれが正解なのかをあれこれ悩むのではなく、どんな事例にも対応可能な「確固たる解法プロセス」を身につけることを念頭に置くべきです。

第二に、解答は講師やテキストが与えてくれるのではなく、「自分で見つける」のだということを心がけることです。

 講義に出席して講師の言うことを聞いていれば、2次試験は合格できると信じている受講生が多いのが実態です。1次試験であれば、インプット中心であり、解答手順もある程度パターン化できる科目もあるのですが、2次試験はあくまでも「机上での診断」であり、コンサルタントの能力を問う試験なのです。

 あなたが社長であれば、「こういうふうに教わったから、このケースではこうしましょう」という診断士にコンサルティングを依頼をしませんよね?つまり、重要なのは「答えは与えられるものではなく、常に考え続けて自分で探すもの」ということなのです。


 
原点回帰「読む・考える・書く」
Q:今、LECでは原点回帰というキャッチフレーズで、「読む・考える・書く」をテーマとしています。これに関しては、どう思われますか?

高村:そうですね。2次試験の本質を突いた正しい方向性だと思います。この「読む・考える・書く」は当たり前すぎて軽視されがちなのですが、全ての解法スキルの土台となる非常に重要な要素だからです。

Q:ではここで、「読む・考える・書く」について1つずつ解説していただけませんか?

高村:はい。では、まず「読む」から解説します。

【読む】

(1)客観的に読む

 自分自身の感情や主観的意見、先入観をもって与件文を読んでしまうと、思い込みや雑念が入り、事例の正確な把握が困難になります。極力主観を持ち込まないよう意識しながら、素直に事例企業の状況を読み取ることが必要です。

(2)「自問自答」して、何が問われているかを的確に読み取る

 事例問題では、抽象的で漠然とした問いかけや、複数の解釈の考えられる設問がよく出題されます。このときに直感的な判断で解答を導いていたのでは、合格答案を書くことは不可能です。常に問題文を繰り返し反芻し、「自問自答」していくことが必要です。自分の言葉で言い換えたり、違う角度から見直したりすることで、本当に何が問われているのかが明確に見えてきます。

 模試や答案練習の添削をしていてよく目にするのは、やはり題意をはずした答案です。つまり、問われていないことを書いている答案が非常に多いのです。これは診断・助言以前の問題といえます。それほど、「正確に読む」ことは難しいということをしっかりと受け止めるべきです。
Q:次に、「考える」についてお願いします。
高村:わかりました。「考える」についての解説は、

【考える】

(1)結論とその根拠を常に意識しながら考える

 結論を述べる場合には、必ずその根拠となるものが必要です。そして、その根拠も結論と密接につながっていることが重要です。絶えずこの「結論」と「根拠」を結び付けながら思考を繰り返すことで、論理的に考えられるようになります。

(2)「なぜ〜するのか」「なぜ〜なのか」で自問自答を繰り返す

 「Aすべきである、なぜならBだからである」「Bである、だからAすべきである」というように、「なぜ」「だからどうする」で論理を構築していくことが重要です。

(3)論理の飛躍はダメ

 「類推解釈」はOKですが、「拡大解釈」はNGです。あくまでも与件文から飛躍しすぎないように自分自身の思考をチェックしていく必要があります。
Q:最後に、「書く」ですね。
高村:「書く」についての解説は、
【書く】

2次試験において最も重要な項目は、この「書く」であると私は考えています。 なぜなら、正確に読めてしっかりと考えられても、書けなければ絶対に合格できないからです。ここでは「書く」を最後に置きましたが、実はこれは到達点でもあり、出発点でもあります。「書く」ことを念頭に置き、そのためにしっかりと「考える」ことが必要で、そのためには正確に「読む」ことが必要になります。
Q:では、どのように書くべきでしょうか?

高村:それは、「論理的に書く」ことです。直観的には「小難しいことを書く」みたいに 考えられるかもしれませんが、「論理的に書く」とは「読みやすく、理解しやすい、説得力のある文章を書く」ことに他なりません。

 つまり、「読みやすい文章」「理解しやすい文章」「説得力のある文章」は「論理が整理されている文章」といえます。このような文章を作成するためには、やはり、考える段階で「結論と根拠を意識」し、事例企業の置かれている状況を「正確に読み込む」ことが重要となります。


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