![]() |
| (とあるメンテナンス技術者の言葉) けんけんは、中国で設備メンテナンスをしてきた方のお話を聞く機会がありました。 当たり前と思いますが、なんといっても難しいのは、意思疎通(コミニケーション)です。でも、日本人技術者と中国人技術者の間だけでなく、中国人技術者の間でもコミニケーションが難しいのには驚いたと、話してました。中国は大きな国なので、出身地域によって言葉が違うからです。 でも、そこは技術者同士! そんな時は、言葉のハンデにかかわらず、図面等の資料にもとづいて、作業内容をしっかり確認し合うそうです。 「技術者の共通語は図面なんだよ」なんて、その方は上機嫌で語ってました。 そんなわけで、中国の進出工場では、教育・訓練や日常のコミニケーション活動において、出身地や教育水準等の経歴(バックグランド)に配慮してあげることも必要みたいです。 例えば、工場進出に協力した地権者の子弟さんは、地元自治体と企業との雇用協定を知ってるから腰掛け気分でしか仕事をしないとか、内陸部から採用した従業員さんは仕事ぶりはまじめだけど、生活のマナーから教えなければいけないとか、です。 極端な例では、工場施設内で唾や痰を吐く人もいるので、創立記念日等のイベントごとにハンカチを配って従業員のマナー向上に取り組んでるなんて話も聞きました。 均質で恵まれた、日本社会ではちょっと考えられないことかもしれません。 また、こうしたバックグランドの違いは「時間研究」等の調査活動にも影響するようです。 かなり古い話ですが、アメリカや中国では、「時間研究」をするのに労使双方の了解が必要な場合もあり、対象となる作業員の中にはわざと怠けたりする人もいると聞きました。「時間研究」が「能率向上」のための基礎資料となるのを知ってるからです。 一方、日本や韓国では、ハッスルする作業員が多いそうです。その結果が、お給料に反映され難いと知ってるにもかかわらずです。 有名な「ホーソン実験」もその時代や国によって、結論が変わってくるのかもしれません。 ですから、いろいろな従業員のいる海外において、「そこは、ほどほどにやってくれ」みたいな曖昧な指示を出すと、現場にとんでもない混乱をもたらしかねないようです。 これもかなり古い話ですが、電子部品のハンダ付けで、こうした指示を出すと、日本人は指示の意図(目的)を汲み取ってなんとかこなそうとするのに対し、台湾、韓国、中国ではてんでバラバラに作業すると聞きました。ちなみに、ハンダの使用量は、台湾がたっぷりめ、韓国、中国が少なめになる傾向にあるそうです。 ハンダの使用量に国民性が影響するのでしょうか? そんなわけで、「作業管理」では、指示の曖昧さを「作業標準書」や「作業の標準化」等でカバーします。例えば、この部品はトルクレンチという道具(治具)を使って○×Kgの力で締めるとか、締めたらボルトの頭を叩き折って(検査しやすいように)見て分かるようにしておく、とかです。 今回の@ワードは、いろんな人から聞いた出典不明?の話をつなげたものでしたが、これでおしまい。そろそろ、けんけんも1次試験の申込みをしなくては。でも、ぜんぜん試験対策できてないんだよな(ぼやく)。。
|
|