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| (知り合いの口ぐせ!?) 先日、とある山中で、みかん狩りをしてきました。でも、素人が植えたみかんですから、草ぼうぼうの藪の中。なので、けんけんは木のトゲで血だらけ、傷だらけ。今、絆創膏(ばんそこう)でベタベタの手で、パソコンのキーボードを叩いています(トホ)。 というわけで、今回の@ワードは「血」の絆(きずな)、すなわち同族企業に関するお話です。主観だらけのお話なので、いつも以上に読み流していただけると幸いです。 さて、同族企業とは、「株式のほとんどを創業者一族で所有している企業」のことです。もちろん、こうした企業では、重要ポストを創業者一族で占めています。そのため、プライベートなお家(一族)の事情が、企業経営に思わぬ影響を与えることがあります。「所有と経営」が分離してないためです。すなわち、血(家)のつながりイコール会社なのです。 例えば、株の相続を巡って一族で社内抗争が起きるとか、(離婚した)お嫁さんが腹イセに株を第三者に売ってしまうとか、です。つまり、お家の事情で、「企業の安定的運営が害されたり、乗っ取りが生じたりする恐れ」があるのです。 ですから、同族企業は、定款に規定をおいて「株式譲渡」に制限を加えます。会社を一族でコントロール(支配)するためです。同族企業なりの「ゴーイング・コンサ−ン」のあり方だと思います。もちろん、それは株式公開するつもりがないからです。 また、こうしたリスクを組織的に遮断する目的でしょうか、相続等を契機に会社を事業分割し、兄はA会社、弟はB会社…なんて具合に、一族仲良く社長の座に就いて、業績を競い合ってるケースもあるようです。でも、買収・合併のような「M&A」を、けんけんは身近で聞いたことがありません。 数年前に、卸集約との関連で、大手取引先から「エリア内のあの企業と合併してくれと言われ、困ってる」なんてボヤキを耳にしたぐらいでしょうか。 急速な成長を目指すベンチャー企業ならともかく、地縁・血縁を重んじる企業にとって、こうした手法は好まれないのかもしれません。 といっても、M&Aが好まれるケースもあるようです。 それは、経営は順調だけど、オーナー経営者に後継者がいない場合です。借入の返済は残ってるし、設備も立派でスクラップするにはもったいない。でも、自分はそろそろ引退して、老後資金も欲しい、なんていう恵まれたオーナーさん向きの提案です。 このような場合、巷のM&A解説書では、「清算」でなく、株式譲渡による「売却」を勧めてます。直感的には、キャッシュを稼ぎ出すこのような会社は活動を止めた状態より、高い企業価値があるからです。すなわち、会社を(血のかよった)生きたままの時価で売ることで、オーナーはたくさんのお金を得るのです。 それに、「清算」では、法人所得と個人所得のダブルで税がかかるのに対し、「売却」では、株式譲渡にかかる税、しかもより低い税率ですむメリットがあります。 ちなみに、買収時の企業価値の計算に利用される方法は、「純資産方式」「市場株価比較方式」「配当還元方式」「利益還元方式」「DCF方式」等があります。 また、「MBO(マネジメント バイ−アウト)」だとか、「トービンのQ」なども、M&A関連のキーワードかもしれません。 いずれにしても、売却する側、される側の経営者だけでなく、従業員・取引先・株主等の世の中のみんなをハッピーにするのが、企業価値の考えに裏打ちされた合法的なM&Aなのだと思います。 大企業、ベンチャー企業、中小・零細企業、同族企業…にかかわらず、「ぼくらはみんな生きている〜♪」からこそ、世の中は素晴らしいのです。手の平を太陽に当ててみましょう!多様性を感じませんか。では。
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