D'zLEC
けんけんの@(あっと)ワード
ヒュー・ロフティング「ドリトル先生航海記」
北極グマたちにできるだけ長く遊び場を残しておいてやりたいのだ

 今回の@ワードは、環境変化と企業家行動についてです。
 テレビのニュース番組で見たのですが、日本で2番目に大きな湖沼である茨城県霞ヶ浦の漁獲高が激減してるそうです。アメリカ産の大型ナマズ(アメリカナマズ)が自然繁殖し、小エビや貝類たちを食い荒らしてるからです。ナマズだけのせいだけではないのでしょうが、漁獲高は最盛期の約1/6以下となっており、霞ヶ浦の生態系の悪化は関係者にとって深刻な問題です。

 このナマズ、初めは霞が浦のイケスでおとなしく養殖されてたそうですが、何かの理由でイケスの外に脱走(泳?)し、自然環境に適応してしまったようです。その結果、在来種の食物連鎖の構造が崩れ、生態系のバランス(均衡)が悪化したわけです。大きな湖沼といっても所詮は閉じた空間ですから、被害は劇的なのです。

 というわけで、獰猛なナマズの登場は、在来種の生き物だけでなく、これらの小魚を漁獲することで生計を立てている漁師さんや加工業者さんにとっても大きな脅威です。

 ニュースでは、漁師さん(漁業協同組合の方)が、(1)ナマズを捕獲し、生態系への脅威を取り除くこと、(2)売り物にならない(看過していた)ナマズを換金化するため、商品企画と市場開拓を行い、脅威を機会に変えること、に取り組んでました。また、漁協婦人部の方が、ナマズを刺身や唐揚げにする様子なども紹介されてました。
 これらの新たな取り組みは、霞ヶ浦水産業の更なる発展(進化)を目指した動きともいえます。漁師さんたちの素朴でたくましい企業家精神が伝わってくるようで、とても感動しました。J.A.シュンペーターの説くイノベーション(新結合)とか、市場経済のダイナミズムに通じる話題かなと思い、取り上げてみました。
 ちなみに、白身魚であるナマズは、アメリカ南部で伝統的なごちそうとして食されているそうです。ニュースを見ていて、けんけんも食べてみたくなりました。そういうわけで、漁師さんたちが霞ヶ浦という「私的帝国」を再び取り戻し、「勝利者意志」と「創造的喜び」で、この新しい取り組みを成功させることができたらいいなと思います。

 ところで、環境変化に関するショッキングな話題といえば、地球温暖化で北極グマが2100年までに絶滅するとの予測結果が出たことです。最近の日本のクマたちの奇妙な行動も、その予兆の一つなのかもしれません。残念ですが、地球温暖化は、動物たちの生存領域を確実に狭めつつあるのです。
 表題の言葉は、そんな動物たちと会話し、動物の立場から人間界にモノ申す、架空の動物医:ドリトル先生のものです。

 さて、2次試験の結果発表の季節が近づいてきました。皆さんの心の準備はいかがでしょうか?けんけんは、月曜を迎える日曜の夜みたいで、今年も憂鬱です(トホ)。
絵「ドリトル・ワークス」クリエイター石塚氏提供
  「ドリトル・ワークス」
クリエイター石塚氏提供



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はじめまして
担当のけんけんです。
 今や21世紀。膨大な情報がデジタル信号に姿を変えながら、国境や海を超え、24時間リアルタイムで、世界中を飛び交っています。
 ITに支えられたオープンエコノミーが現実のものとなりつつあるのです。
 でも、所詮は人が作り上げた世界。
 情報発信、コミニュケーション能力、プレゼンテーション。
 21世紀も、人を動かすものは、言葉と信念、そして行動なのです。。
 このコーナーでは、人間社会における言葉の大切さを踏まえながら、さまざまなバラエティに富んだ言葉をけんけんが選び出し、紹介していきます。
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