![]() |
マイケル・E・ポーター(経営学者)
近況報告では、原料の原油価格が高騰し、値上げのお願い(交渉)に苦労しているとのことです。原油価格が約50ドル/バレルと、イラク戦争終了後から倍の水準になっているからです。 しかも、その彼は製品開発から技術営業に異動したばかり!前任者の残した爆弾?を抱えながら、価格の話が出ないよう恐る恐る営業してるようです。 でも、取引先である購買担当者だって、その彼と同じくらい厳しい状況のはずです。なぜなら、担当者が値上げを認めると、原料のコストアップ分だけ採算が悪化し、市場での製品競争力が低下するからです。どんな仕事でもそうですが、意思決定の責任はずしりと重いのです。 ですから、値上げは社内的に通らないし、値上げを通したら、コストアップの転嫁先を探さなくてはいけないのです。ビジネス・プロセス(業務の流れ、もしくはバリュー・チェーン)のどこかに影響が出るわけです。なんだかババ抜きみたいですね。 で、その影響を購買部門に限れば、VAによる資材の見直しとか納入業者の選別、はたまた電子購買の導入による業務の効率なんて形で現れるのかもしれません。 いずれにしても、原油価格の上昇という環境変化が、市場競争における企業行動とそのバランスに変化をもたらすのです。業界内競争者に、供給者と需要者、代替物と潜在的参入者の存在…。 戦略に基づいた、それぞれの駆け引きや打ち手があるのです。 今回の@ワードは、経営学会のスーパースター:マイケル・E・ポーター教授の5つの力の買い手の交渉力に焦点を当てて考えてみました。けんけんは5つの力をどこまで理解しているかとても怪しいのですが、皆さんならどんなふうに考えますか? さて、けんけんは診断士学習をお休みしてた今年の春に、ポーターの論文「5つの競争要因を競争戦略にどう取り込むか(名著論文再掲版)」(ハーバード・ビジネス 1997.3月号 ダイヤモンド社)にチャレンジしてみました。 論文といっても10ページ程度の内容なので、分厚い本を読むのと違って、図書館あたりでさっさと読めます。 ポーターに限らず外国の経営書は、カタカナの外国企業の事例が多いのでピンとこない内容も多いのですが、診断士テキストに満足できない実力派にはお勧めです。 もちろん、平成16年度2次試験を受けられる方は、こんなコーナーの戯言に惑わされることなく、目の前の2次学習に専念していただきたいと思います。 今回の@ワードは短めですが、2次試験まであと僅かなので、ここらで勘弁させていただきたいと思います。けんけんも受験生の一人なので。では。 |
|