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マイケル・スタインハルト(ヘッジファンド・マネージャー)
会場のホテルに着いて、総会の召集通知を出すと、受付の人たちが丁重に頭を下げて出迎えてくれました。持ち株が最小取引単位(単元株)の100株しかなくても、本当に株主さま扱いです。この日だけは、なんだか自分が偉い人になったような気持ちがしました。 でも、いつだったか、「ぼくは大企業の○×の株主なんです」と言ったら、周りの人に怪訝(けげん)そうな顔をされました。「○×の株を少し持ってますョ」というつもりだったのに、けんけんがお金に縁のなさそうな顔をしてるからか、怪しく思われたみたいです。ちょっと悲しかったです(トホ)。 さて、そんなぼやきはさておき、今回の@ワードはそのシステム・インテグレーターの株主総会のお話です。 システム・インテグレーター(SI)とは、情報システムの企画からプログラムの設計・開発、ハード・ソフトの選定・導入、完成したシステムのメンテナンス・運営までを一括して総合的に扱う会社のことです。 今年3月、この会社はJASDACから東京証券取引所の第2部に上場し、ご祝儀相場やら記念配当のニュースで、投資家にとってうれしい状態が続きました。その後、株価は下がっていますが、6月25日時点の株価はPER換算で約18倍ですので、まだまだ高水準を維持してます。 でも、この会社、東証2部に上場したばかりといっても、28期を重ねる横浜の老舗企業。会場は、中華街の老舗レストランが経営しているホテルで、おみやげは地元老舗のクッキー。東京のど真ん中で開かれる味気ない株主総会と違って、観光も楽しめるロケーションでした。 それに、老舗だけあって、「配当で還元してるから、余計なモノは必要ないでだろ」みたいなお茶の一杯も出さない若いIT系ベンチャーのような気負いがなかったのもよかったです。 株主総会とは、株主にとって年に1回のセレモニーです。配当以外に株主をくすぐるその会社らしい+αがあってもいいと、けんけんは思っています。 そう言えば、電車の中で優雅そうなおばさまたちが、「東京ディズニ−ランドの株主総会って楽しいのよ、今年も行かなくちゃ」なんて、うれしそうに話しているのを耳にしたことがあります。株主の口コミによるIR(インベスター・リレーション)です。 最近の株主総会は、いろいろな工夫がされて、土日開催の企業とか、自店舗での懇親会だとか、独自のイベントを準備してる企業も増えています。株主にとって、配当以外に楽しみが広がるよい時代になりつつあります。 ちなみに、この会社では、システム開発の機能別組織(営業・企画→開発・運用→メンテナンス)を顧客別に改め、システム・インテグレーション・サービスによる一括受注の増大を目指すとのことです。 また、取締役会決議による自己株式の取得(H15商法特例の改正)でタイムリーな資本政策の遂行や、安定的かつ適正な額を継続的に株主に還元する配当政策などについて説明がありました。 株を持っておられる方には年に1社程度は総会への出席を、株を持ってない方にはぜひ株に関心を持っていただければと思います。それは、診断士試験で学習した知識を活用することになりますし、資本主義社会のダイナミズムを実感できるよい機会だからです。 ところで、表題のマイケル・スタインハルト氏とは、ウォール街の歴史のなかで、もっとも成功したファンド・マネージャーの1人で、引退後は慈善家として有名です。 また、1960年代後半にコングロマリット(多角化)企業の株推奨にあたり、シナジー(相乗)効果という言葉を使いはじめた人だそうです(著作「NO BULL」(パンローリング)P118より)。シナジーは、診断士試験的にもおなじみのキーワードですネ!では。
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