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けんけんの@(あっと)ワード
エミリー・ディッキンソン「詩集435番」
狂気の多くは、なみはずれてすぐれた感覚である


 今回は、日本のメインカルチャー?であるアニメ映画:「千と千尋の神隠し」が2003年度アカデミー賞(長編アニメーション部門)を受賞した快挙に関連して、2002年度アカデミー賞主要4部門受賞作品:「ビューティフルマインド」についてのお話です。
 
 何かをイメージしてある姿になりたいとか、他人からどう見られているかを意識して努力する生き物は人間だけらしいです。昔、何かの本で読みました。
 でも、その心の持ち方がとてつもなくハイレベルなもので人の努力を超えたものだったりすると、それはイルージョン(幻想)として映画:ビューティフルマインドの主人公:J.ナッシュ教授みたく現実の生活に破綻をきたします。
 健全な精神の発達を遂げるには、理想と現実の適度な距離感が必要なのです。それはコントロールを誤ると、恐ろしい怪物にもなりますが、正しく扱えばモチベーションと自信になり、前向きで楽しい人生を約束してくれるのです。
 
 理想と現実、イメージと幻想、期待値と実現値、その修正と進化…。
 心のスクリーンに映し出された未来に向かって、自らを進化させていくことはマネジメント活動(プラン・ドウ・チェック)そのものです。それは、人だけに許された戦略的な創造の世界なのです。
 
 「ビューティフルマインド」は数学の世界を極めようとして、イルージョンという怪物に呑みこまれ精神に異常をきたしながらも、研究に没頭するナッシュ教授の人生を描いた映画です。でも、周りの人たちに支えられながら病を克服し、ノーベル経済学賞を受賞する感動のお話です。
 アカデミー賞に輝く映画なわけです。 ビデオ版もリリースされてます。よろしければぜひご覧ください。お勧めです。
 
 ところで、彼の偉大な業績であるゲーム理論とは、感情のない無味乾燥な経済人モデルの世界に、裏切り、信頼、反逆、制裁といった人間的な戦略思考を持ち込んだところにあると、私なりの解釈をしています。非人間的なまでに尖った若かりし研究者:ナッシュが、こんなにまで人間臭い理論を考え出したというのが不思議なくらいです。もしかすると、非人間的な彼だからこそ、人間関係を冷静に観察し、モデル化できたのかもしれません。
 

 イラスト
アーティストおおばひろし氏提供 hiroの描く絵
 ちなみに、アカデミー賞の話題性も手伝って、2002年のこの頃、米国メディアは精神や知的障害者の話題を盛んに取り上げました。新聞の伝えるところでは、シスコシステムズのCEOやキンコーズの創設者は、小学校で読み書きもままならなかった人達で、長い企画書は未だに苦手らしいです。でも、こういった障害を背負った方たちが、健常者たちと同等に社会の第一線で活躍しているというのが、アメリカらしいですね。
 ここ数年、世界中で、ユニバーサル・デザインやバリア・フリーに対する考えが浸透し始めてます。日本も早くこうなるといいですね。
(情報のユニバーサルデザイン研究所 株式会社ユーディットWebサイト「NEWS」より)
 
【参考】
ゲーム理論は、経済分野以外にも国際関係のパワーゲーム、それから生物学の分析に応用されています。興味のある方は、次の人気サイトにあたってみてください。
●慶応大学 経済学部 中山教授Webサイト「僕たちにもわかるゲーム理論」
●MinmaxWebサイト「An Introduction to Game Theory」


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はじめまして
担当のけんけんです。
 今や21世紀。膨大な情報がデジタル信号に姿を変えながら、国境や海を超え、24時間リアルタイムで、世界中を飛び交っています。
 ITに支えられたオープンエコノミーが現実のものとなりつつあるのです。
 でも、所詮は人が作り上げた世界。
 情報発信、コミニュケーション能力、プレゼンテーション。
 21世紀も、人を動かすものは、言葉と信念、そして行動なのです。。
 このコーナーでは、人間社会における言葉の大切さを踏まえながら、さまざまなバラエティに富んだ言葉をけんけんが選び出し、紹介していきます。
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