合格体験記
頑張れば運も味方する
高木一佳 さん
- 勉強環境
- 仕事と両立
- 受講形態
- 通学・生講義
- 受験回数
- 1回
- 主な学習場所
- 通勤電車、喫茶店、自宅
- 学習開始時期
- 平成17年12月頃
- 総学習時間
- 600時間
- LECを選んだ理由
- 4 つの教育団体を廻り、スタッフの応対が一番すばらしかったのがLEC でした。ここなら信頼できると思い受講を決めました。
- 得意科目とその理由
- 【労災、雇用】
きっちり学習すれば結果につながるため。
- 苦手科目と克服方法
- 【国年、厚年】
覚えられない点をとにかく何度も書くことで覚えました。
- 本試験結果
- 【選択式試験】29点/40点(合格ラインは22点以上かつ各科目3点以上ただし労基及び安衛・労災・雇用・社一・厚年については2点でも可)
| 科目 |
労基 |
労災 |
雇用 |
労一 |
社一 |
健保 |
厚年 |
国年 |
| 点数 |
4点 |
3点 |
3点 |
5点 |
2点 |
4点 |
3点 |
5点 |
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- 【択一式試験】43点/70点(合格ラインは41点以上かつ各科目4点以上ただし労基及び安衛・労社一については3点以上)
| 科目 |
労基 |
労災 |
雇用 |
一般常識 |
健保 |
厚年 |
国年 |
| 点数 |
3点 |
8点 |
7点 |
7点 |
5点 |
4点 |
9点 |
|
えっ本当に受かったの?
「えっ本当に受かったの?」これが試験発表を見た瞬間の正直な感想です。労基・安衛の択一で3点しか取れず、各教育団体の試験速報では「今年の択一には救済が無い」との事でした。唯一LECだけが労基・安衛に3点救済の可能性ありとの予測でしたが、今年の合格はあきらめていました。もっと力をつけた方が貴方の為ですよという神様の思し召しだと前向きに捉え、「来年は絶対に受かって見せるぞ!」という意気込みで既に勉強を再開していましたので、試験結果を見て本当に驚いてしまいました。合格は大変嬉しい反面、この程度の実力しかない私が受かって良いのかな、もっと実力のある人が不運に泣いたんだろうなという思いもあります。しかし一方で、最後の最後まで諦めずに頑張った者には天も味方するのかなとも思っています。又、「LECのテキストさえきっちり勉強すれば合格点は絶対に取れます」という講師の言葉を最後まで信じて本当に正解だったなとつくづく感謝しています。
私の志望動機
勤務のかたわらキャリアコンサルタントの資格を取り、学習を進めてきましたが、人事・労務知識や社会保険の知識が不足していることに気がつきました。もっと専門知識があればより良いコンサルティングができるはずだ、その為には社会保険労務士の資格に挑戦してみよう、と考え思い切って受験を決意しました。
受験生活を振り返って
ぎりぎりでの合格でしたので受験生の皆さんの参考にはならないかもしれません。しかしこのような失敗をしないようにという意味で何かのお役に立てていただければ幸いです。
私が受講をスタートしたのは11月下旬でした。この時期に受講を開始すると全ての講義が終わるのが6月末です。間に合うのだろうか、なぜもっと早く申し込まなかったのか、最初に後悔したのはこのことです。しかも渡されたテキストの多いこと。合格するにはこれを全部覚えなければいけないの?ちょっと弱気になりながらも一方で、よし絶対に1回で受かってやるぞと挑戦意欲も湧いてきました。
勤務をしながらの受験でしたので、とにかく時間が足りません。如何に効率よく勉強するか、如何に集中して勉強するか、この2点を常に心掛けていました。通勤電車の40分間と帰宅後の時間が勝負です。細切れの時間を効率よく使うために、10分、20分の時間を無駄にしない様にしました。どうしても覚えられない数字などはメモにして壁に貼ったり、ポケットに入れていつでも見れるようにすると不思議に覚える事が出来ました。又、学習を始めるにあたり、予習と復習は必ずやることを目標としました。予習で解らなかったことを講義で確認し、充分に理解をするように努めました。しかし凡人の悲しさ、途中からは講義についていくのが精一杯の状態になってしまいました。予習も復習も中途半端な上、『本論編』・『レベルアップ答練』・『新傾向対策講座』・『横断マスター講座』とカリキュラムをこなすだけで大変でした。何がなんだかわからない混乱の中で時間だけがただ過ぎていきました。(光陰矢の如し、本当に時間て足りないぞー。)
そうした中で6月2日の全国模試を受験しました。予想通り惨憺たる結果です。点数も順位も半分以下、合格レベルには遠く及びませんでした。あと2ヶ月半しかない、どうしよう。初めて真剣になったのはこの時かもしれません。どうしたら合格できるのか?一生懸命考えた末に思い出したのが講師のアドバイスでした。「テキストを信じて繰返し学習すれば合格点は取れます。難問珍問に惑わされないこと。誰もが取れる基本問題で落とす事の無いように。」そうだ基本に戻ろう、テキストをもう一度しっかり勉強し直そう。これが私の出した結論です。2ヶ月間で全てのテキストを2度学習する。残りの半月間は確認に充てる。その為には1週間で2科目を修了させなければなりません。そこで学習時間を増やす為に1時間早く起き、喫茶店で勉強することにしました。LEC のテキスト・確認テスト・答練をがむしゃらにこなし何とかこの目標を達成することが出来ました。ふと気づいた時には既にお盆になっていました。再度過去問をやってみると意外なほど点数が取れるではありませんか。アッ、もしかしたら受かるかもしれないと初めて自信のようなものを感じることができました。本番までは2週間は、苦手な国年と厚年の学習と白書対策、細かい数字の確認に充てました。
試験の前夜は良くここまで頑張ったなあという心境で、ゆっくりとお酒を飲みました。これで結果が出なくても悔いは無い、あとは運を天に任せるだけという気持ちになり、なぜかぐっすりと眠ることが出来ました。
試験当日、やっぱり平常心は無理
試験会場は神戸学院大学でした。余裕をもって1時間前に到着。既にかなりの受験生が来ています。出来そうな人ばかり。自信にあふれた顔・顔・顔。こんな中で上位9%に入れるのだろうか?落ち着け落ち着けと言い聞かせて、タバコを吸いながらテキストを開きましたが全然頭に入ってきません。教室に入り席に着くと折りたたみ椅子の痛いこと。座布団を持ってくれば良かった。携帯を持ってきている人がかなりいます。たしか禁止だったはずなのに何でやねん。ろくなことが思い浮かびません。そうこうしているうちにテストが始まってしまいました。
選択は順番通り労基から始めました。順番通り進めるのが私のスタイルです。労基は楽勝でした。労災は知らない問題が2問も出てちょっと焦りましたが何とか3 点は取れそうです。雇用はうろ覚えの所が出て意外に苦戦をしました。労一は基本問題からの出題で、5点ゲットです。ここまではあせらずに解答でき、やっと一息つけました。次は社一です。・・・・・・?エツ、頭の中が真っ白になりました。なんと見たことも無い問題です。テキストにも白書にも無かったはず、それとも見落としたか?頭のどの引き出しにも答えは入っていません。アーア終わった、一年間が無駄になった。そんな気持ちになりました。焦ってはいけないと自分に言い聞かせ、何とか気を取り直して健保、厚年、国年を先に終わらせました。もう一度社一にもどり、何度も考え直しましたがまったく正解が思い浮かびません。でも誰にもこんな問題は出来ない筈、もしかしたら救済があるかもしれない、その為には何としても2点だけは確保しようと最後は必死でした。
昼食を終わったあともブルーな気持ちを引きずったまま午後の択一試験に臨みました。くよくよした気持ちと悔しさでどこか集中しないままのスタートでした。労基の問題がまったく頭に入って来ません。しかも安衛は改正問題です。法改正をきっちり押さえていなかったなあと後悔しても後の祭りです。自業自得です。諦めかけたその時、これではいけないとハッと我に帰りました。最後まで全力を尽くそう、悔いだけは残さないように頑張ろうと気力を取り直し、労災以降は必死に頑張りました。試験終了後は労基、厚年以外は何とか点数が取れたという手ごたえがありました。
帰りの明石までのバスの中はまるでお通夜の様です。だれも一言もしゃべりません。どの顔も疲れきり、不安そうに見えます。来たときには皆の顔があんなに自信に満ちて見えたのはなぜだろうと少し笑えてきました。やはり今日は余裕が無かったんだ、人間いくつになっても平常心は難しいものだとつくづく感じてしまいました。家に帰って問題をもう一度見てみると、普段なら出来ている問題をいくつも間違えています。いつまでもぶつぶつと愚痴を言っている私に「来年はきっと受かるわよ」と嫁さんが励ましてくれました。持つべきものは家族だと改めて感謝しました。こうして私のザ・ロンゲスト・デイは終了しました。
最後に
社会保険労務士の勉強を通じて以前と変わった点は、視野が広がった事、経済や社会への関心が高まった事です。例えば今話題の「ホワイトカラー・エクゼンプション」の記事を見ても以前ならあまり興味が湧かなかった内容です。今ではこの制度のメリット・デメリットは何か、労使双方に与える影響は何か、今後、人々の働き方はどの様に変わっていくのかなどと色々なことを考えるようになりました。これからの社会はどんどん変化していきます。少子高齢化、年金問題、規制緩和、社会保障制度改革等々の問題が山積みです。そうした中で今後、人事労務の専門家としての社会保険労務士の活躍の場が益々広がって行くのではないでしょうか。試験ですからもちろん合格することが大切ですが、同時に「なぜ自分は社会保険労務士を目指すのか」という目的意識を忘れないで下さい。又、社会保険労務士という仕事を通じてどの様に社会へ貢献していくのかという気持ちを最後まで失わずに勉強を進めてください。そうした気持ちを常に持って勉強に取り組むことで興味が湧き、理解が進むことと思います。私も合格はしましたが、これからが真の勉強だと思っています。少しでも世の中の役に立てるために今後も努力していくつもりです。同じ目的を目指して日々努力している受験生のみなさん、共に頑張りましょう。
最後に一言、熱心に指導いただいた講師の先生、親切に対応して下さったスタッフの皆さん、誰よりも心配をしてくれた家族・・・・・・。多くの方に支えられ、又、迷惑を掛けての合格でした。心より「Thank you !」