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合格体験記

スタートした時の気持ちを忘れずに!

廣村菜緒子 さん

勉強環境
仕事、家事と両立
受講形態
通学・生講義
受験回数
1回
主な学習場所
自宅
学習開始時期
平成17年6月頃
総学習時間
700時間
LECを選んだ理由
「乗り入れ制度」で何度も授業を受けられるから
得意科目とその理由
【雇用】
イメージがつかみやすかった
苦手科目と克服方法
【厚年、国年】
複雑な所は深入りせず基本事項を中心に学習
本試験結果
【選択式試験】35点/40点(合格ラインは22点以上かつ各科目3点以上ただし労基及び安衛・労災・雇用・社一・厚年については2点でも可)
科目 労基 労災 雇用 労一 社一 健保 厚年 国年
点数 4点 3点 5点 5点 4点 5点 4点 5点
【択一式試験】52点/70点(合格ラインは41点以上かつ各科目4点以上ただし労基及び安衛・労社一については3点以上)
科目 労基 労災 雇用 一般常識 健保 厚年 国年
点数 5点 9点 9点 7点 6点 7点 9点

社労士を目指した理由

「へぇ、知らないと損なんだなぁ」。私が健康保険法の高額療養費について初めて聞いたのは、平成17年2月に放映されたテレビの情報番組でした。そして、その話をされていたのが社会保険労務士という私がそれまで聞いたことのない士業の先生だったのです。色々普段の生活でも役に立つようだし、せっかくだから資格もとっておいたらいいのでは、という気持ちで「社会保険労務士」の受験を思い立ち約1年間の受験生活に入ることになりました。

私の勉強環境

私は大学の教育補助職員とピアノ教師をしながらの受験となりました。最初にどうやって勉強するかを考えた時、全くジャンル違いの世界ということもあり、独学で勉強するよりも試験制度に熟知した受験指導校に通うことにしました。数校の説明会を聞きに行き、「乗り入れ制度」があり、交通に便利なLECに通うことにしました。平成17年6月の基礎クラスからスタートし、平日夜クラスに週2回、そしてその後「乗り入れ制度」があるのだからと土曜のクラスに、加えて受験数ヶ月前からは日曜クラスにも出来る限り出席するようになりました。結果としてはこれが私にはとても良かったようです。各種の直前講座の始まる時期には一週間のほとんどをLECで過ごしていましたが、時間が限られているせいか時間の使い方が上達して、仕事や家事との両立も随分うまく出来るようになりました。

私の勉強方法

何しろ受験勉強というものは本当に久しぶりだったので、最初の頃は1回の講義が終わってもなかなか復習が追いつかず、苦労しました。それでもとりあえず、同じ料金を払っているのだから出た方が得!と平日夜クラスと土曜クラスの両方に参加することで、強制的にインプットを続けることにしました。違う先生の授業を常に平行して受けることによって、それぞれの先生の言い回しやポイントの捉え方の違いを知ることにより、より深い理解につなげることが出来たように思います。そして、自宅ではテキスト以外には手を出さずとにかく時間のある時に読むという作業と、車での移動時には必ず講義テープを聴く(というかかけ流し)、という2つのことをやっていました。しばらくそれを続けていると1回の復習にかかる時間が徐々に早くなっていることを感じることが出来るようになりました。そして、インプット1巡目が終わった頃から少しずつ「一問一答カード」を移動時間にやったり、「過去問題集」を買い少しずつ解き始めました。また、時々家族を相手に勉強したことを説明するという事も行いました。人に説明できないことは自分で理解できていないこと、と言われうまく説明できなかったところを重点的に勉強したりしました。

私のスランプ克服法

私のスランプ時期は4月の初め頃でした。試験までに10回は回さないとだめ、といわれている「一問一答カード」がまだ1回しか回せていないことに気づき、急に焦りはじめました。そんな時、先生に相談すると、先生から「焦ってもしょうがない、コツコツ勉強するしかない」というアドバイスをいただきました。そこで私はとにかく今まで通りテキストの基本事項や先生のマーク指示のあった箇所を何度も読み、問題集も一教科ずつやっていくという方針を最後まで貫くことにしました。最初の頃は一週間でようやく一教科問題集が解けるというペースでしたが、次第に力がついてきたのか最終的にはテキストをざっと読み問題集を解くのに3教科程度を一日で回せるようになりました。結局試験までに過去問は6回程回しました。

苦手科目の克服法

多くの受験生が難しいと感じている、といわれている年金2科目が私にとっても非常に分かりにくく苦手意識を感じていました。そんな状態でなんとなく勉強も後回しになってしまい、より苦手意識が増し模試の得点でも伸び悩んでいました。しかし、あるとき先生が「年金は皆さん難しいというけれど、本当に複雑なところはほんの少しで、その印象で全体を難しく感じてしまっている」というようなことを話されたのをきっかけに、確かにとても分かりにくいところもあるけどシンプルで分かりやすいところも沢山ある、という事に気づいてからは、複雑な部分に入れ込みすぎず、基本事項を徹底的に頭に入れることに集中するようになりました。その結果、試験当日には今までで一番よく点数を取ることができました。

直前期の過ごし方

本論編の2巡目の後半頃、各種の直前講座が始まりました。実際、直前講座と普段の基本講座との併学は体力的にも時間的にも厳しい時期でした。また、模擬試験も始まりましたが、なかなか思うように点数が伸びませんでした。しかし、先生は模擬試験の点数は絶対気にしなくていいし、試験当日に最高の状態に持って行くための模擬試験ということをおっしゃっていたので余り落ち込むことはありませんでした。ただ、直前講座も模擬試験も復習が大切ということを先生が口酸っぱくなるほど繰り返されていたので、とにかく受けるだけ、の勉強にならないように細切れの時間を無駄にせず受験生の正答率が高い問題に焦点を絞って復習に力を入れました。試験月の8月は勉強勉強の毎日でした。周りの人々の協力もあり、試験前一週間からは仕事を休み、朝から夕方までLEC の自習室で勉強しました。1週間前にもなると、自習室には社労士講座のテキストを山積みに勉強されている人も沢山いて、プレッシャーにはなりましたが、今日はこれと決めたテキスト類だけを持参し、マイペースを心がけ自分で決めた課題をしっかりこなすようにしました。

私のおすすめ講座

『お盆特訓講座』は本試験当日2週間ほど前にあり、比較的基本的な事項を中心に問題演習していく講座です。直前期に簡単な問題なんて必要だろうか?と思っていた私には目から鱗の講座でした。実際、試験の問題の70%は基本的事項といわれています。試験直前で焦っている自分に「あれ、こんなに解けるようになっている!」という自信をつけるという意味でも非常に有意義でした。さらに解答時間をかなり短く設定され、本番さながらの集中力を身につける訓練になりました。

本試験当日から合格発表まで

試験当日は早めに会場に入りました。会場入り口で配られていた各受験指導校の問題もいくつかもらい、席に着きました。私は会場の一番端の列で、さらに隣と前席斜め前が欠席、というラッキーな席でした。試験開始前までは配布されていた問題を軽く眺めていました。試験前に試験についての説明がありましたが、貧乏揺すりでも迷惑行為になって失格になると聞いて少しびっくりしました。 携帯電話の持ち込みは不可、とのことで私は持って行きませんでしたが、多くの人が持ってきていて指定の封筒に入れていました。こういった小さな事(受験票には持ち込み不可となっているが、大丈夫だろうかという心配)が当日影響しないとは限りません。試験の当日はできるだけ不要な心配の種はなくしておく方がいいと思います。そして、午前中の選択式が始まりました。 模擬試験でいつも解答する順序通り労基法から解き始めましたが、最初は鉛筆を持つ手が震えて、マークシートの塗りつぶしがなかなかうまくできませんでした。労基法ではテキストに小さな文字で載っていた部分が出題されていましたが、たまたま家族にその職業の者がいて印象に残っていたため、これは流れが自分に向いている!と良い方向に考え解き進めていきました。 ところが、労災法と社一で、えっ、というような問題が出て最初は動揺しました。しかし、とにかくできる問題から解こうとこの2教科を飛ばして他の問題を解き終えました。その他の6教科は意外と手応えがあったため、残りの40分を飛ばした2教科に当てました。 頭の片隅のテキストの残像を必死で思い起こしながら何回も問題文に選択肢を当てはめて読み直し、マークし終えたと同時に終了の合図がありました。マークミスの確認ができなかったり、解答への自信がなかった部分に対する不安が頭をかすめなかったと言えば嘘になりますが、休憩時に他の受験者同士でその2 教科が話題にあがっているのをちらっと耳にしたので、みんな悩んだんだな、と気が楽になり午後の択一式は新たな気分で臨むことができました。 択一式は今までにないぐらい手応えがありました。途中、これなら午前の選択式次第かも・・・・・・、と妙な不安を覚えながら残りの1時間くらいを見直しに費やしました。終了の合図を聞き、終わった?と単純に喜んでいました。帰り口ではLECの事務の方が解答を配っておられたのでそれを戴き、迎えにきてくれた夫とおそるおそる解答と見比べ、基準点不足はないことを確認すると、どっと疲れが襲ってきました。 そして翌日インターネットで公開されていた各社の模範解答を確認し、何とか大丈夫そう、という結果に一安心しました。しかし、選択式のマークミスの確認ができなかったことを思い出しては合格発表当日までは本当の意味で安堵することはできませんでした。そしてやってきた合格発表の日、インターネットで自分の受験番号を見つけた瞬間の喜びは言葉には表せぬほど大きなものでした。