実務家インタビュー
合格まで共に歩んでいきましょう!
野堀靖子 講師
合格後しばらくは、ただ嬉しいだけで将来については考えることなく時間だけが過ぎていき、ふと「資格を取ったは良いが使い道がない・・・と考えた時にまた不安がでてきたのです。
そんな時、受験生時代にお世話になった先生にお会いする機会がありました。自分が身の振り方に悩んでいる時でしたので、どのように講師になったのか?など、先生の話は興味津々でした。
それから講師という仕事を身近に思えるようになり、将来に一筋の光が射して来たように感じました。その後ホームページでLEC講師募集の広告をみてすぐに応募しました。でもまだその時には現実味のない「夢」の世界だったような気がします。
講師として思うこと
「勉強はもう一生分したので受験勉強が終わればもう絶対に机には向かわない!」そう思って受験勉強に取り組んでしましたので、まさか試験に合格してからこんなにも本や資料を読むことが多くなるとは思いませんでした。今では、受験生の頃よりも机に向かう時間は長くなったような気がします。でも、不思議とその時間は、自然と集中して自分の「興味のあること」なので苦にもならず辛いともあまり思わないのです。昔は、あんなに本を読むのが嫌いだったのに・・・。
私が講師になると言ったときに「授業で教えることの何十倍もの知識を持たなければならない。」と教師をしていた家族に言われました。その時はあまり深くその言葉を感じませんでしたが、今ではその言葉が十分に伝わってきます。
たとえばテキスト「1ページ分」を理解するのに10分かかるとします。でも、それは理解するだけで10分であって、私たち講師は「理解→整理→伝える」まで到達しないといけません。その「1ページ」をまず理解し、それをいかに分かりやすく説明をするか?のため、その1ページの内容に関連する資料や問題集など周辺知識を確認し整理し、みなさんにお伝えする方法を試行錯誤を繰り返し、見いだすのです。なので、とても1ページ10分では終わらず30分、多いときには1時間もかかるのです。
でも、授業でお伝えできる時間は限られていますから、自分が習得した知識のほんの一部を凝縮するしかないのです。それでもその「一部」にたどり着くまでにはどうしても様々な周辺知識の会得も必要となるのです。これは受験生の時には、全く思いもしなかったことでこんなに準備に時間がかかるとは自分が講師になってみて初めて感じました。何気なく毎回授業を聞いていた私は、今逆の立場になりちょっと反省をしています・・・。
でも、講師はそんな大変なこともありますが喜びや勇気を与えてくれることもたくさんあります。ある日、授業が終わってからテキストを持って質問に来られた生徒さんがいました。その生徒さんのテキストには私が板書したことや話したことが、細かく記入してありました。そのテキストを見たときに「ちゃんと書いてくれてる!これを試験まで何回も見て復習するんだな〜。」と思うと嬉しい反面、責任感も感じました。私も受験生時代、先生が何気なく話したエピソードが頭の片隅に残っていて試験のときなど問題を解いていると、その話が一緒に思い出されて、その授業のことが鮮明に蘇ってきたことがあります。知識のみが単独で頭に入っているより、何かイメージが付いて出てくる方が絶対に忘れないし楽しく覚えられます。
私もまだまだ足りないこともありますが、少しでも「記憶に残るような授業がしたい」と常に心がけています。法改正など社労士は常に勉強が欠かせない資格です。みなさんと一緒に私も日々勉強をしています。みなさんから教えられることもたくさんあります。
勉強は孤独で辛いこともありますが、一緒に頑張っている仲間とそして講師がいます。合格まで共に歩んでいきましょう!