実務家インタビュー
様々な経験と社労士資格がわたしにもたらすもの(続編)
岩崎史恵 さん
00年 4月
信託銀行入社 ローカウンターの窓口業務
04年 9月
建設会社の人事部に派遣社員として入社
給与関係の部署で主に厚生年金を担当
資格を取得して
社労士試験に合格してから約3年半が過ぎようとしてます。試験合格後は、LECの資格活用講座へ通いました。実際に社会保険労務士として様々な形で活躍されている先生方のお話が聞けたことは非常に刺激的でした。社会保険労務士として正式に登録するには、実務経験か連合会が行う事務指定講習が必要なのですが、わたしはそれまでの社会人生活の中で、社会保険や労働保険の実務経験が全くありませんでしたので、事務指定講習を受講し、通信教育と夏に行われる4日間の講習に参加しました。
講習を終え、その年の9月から1年間、建設会社の人事部で派遣社員として勤務しました。この仕事に就いたのは、資格活用講座で出会った仲間の紹介があってのことでした。社会保険労務士の有資格者になりいつでも登録できる状況にはなったものの、実務経験がないのでは通用しないも同然なので、この仕事に就けたことは願ってもないチャンスでした。そこでは、社会保険の中でも主に厚生年金の担当となりました。事務手続きはもちろんのこと、社員からの年金に関する問い合わせに応じたり、定年退職者の説明会で公的年金について簡単に説明したりというような仕事です。
また、年金関係は特に法改正事項がたくさんあります。改正の度に手続き方法が変わったり、新たな手続きをしなくてはならないようなことがあったりと、まさに法改正テキストに出てくるようなことを実践でこなしていくという流れです。
社会保険事務所に書類提出に行くときには、新しいパンフレットをチェックしたり、担当者の方に普段の手続きについて確認したり、常に変化していく制度に取り残されることがないように気を張っていたように思います。
もともと
大学卒業後は信託銀行のローカウンターの窓口で、手続き・相談業務に従事してました。何もわからないまま入社してひと月も経たぬうちに窓口に座り始め、最初はとまどいの連続でした。時にはお客様に怒られ、お客様の面前で泣いてしまうようなこともありました。今となっては良い思い出ですが・・・。
業務に慣れてくると、お客様との間に信頼関係も生まれ、頼りにしてもらえていることを感じ取れたときには大きなやりがいを感じました。お客様に言われたとおりの事務手続きを行う、金額の確認をする、資産にあった商品を勧めるなどの仕事には、正確性、迅速さ、営業力が必要となります。
お客様により良いサービスを行う為に自分がどう取り組みどう接していくのがよいかということを身につけることができ、社会人のスタートとして非常によい業務に携わったと感じます。この仕事を通じて、社会保険労務士にも興味を持つことになった訳ですし。
現在は
建設会社を退職後は、また金融機関に勤務し、企業年金に携わる業務に就いています。建設会社の人事部での業務経験はやりがいもありましたし、さらにその業務に特化することも考えましたが、公的年金に関する業務に就くうちに、私的年金である企業年金にも詳しくなれば年金知識がより幅広く体系的に活かせていけるのではないかと思うようになりました。その気持ちは最初は漠然としたものではありましたが、自ら転職への行動を起こしていくと確固とした思いへと変わり今の職場に移ることに至ったものだと思います。
前々からいつかは社労士として独り立ちしたいという気持ちは持っていますが、今はまだその時期ではないと考えています。これからも、興味をもって経験したいと思うことがさまざまあり、それが実現可能であるならば実行していきたいと思ってます。同時期に合格した方たちが次々と独立され頑張っている姿を見たり聞いたりして刺激を受けたりもしますが、わたしはわたしのペースでいこうと思います。
今までの様々な経験と社労士という資格がより一層の仕事に対しての興味をもたらし、わたしを前進させてくれてると信じ、これからも色々なことを吸収していきたいです。