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実務家インタビュー

新時代の企業経営を人事戦略により変革する社内専属コンサルタント

山崎悟 さん

山崎悟 さん
勤務社労士

社会保険労務士
労働金庫勤務

大学卒業後、大手自動車メーカーの経理部に勤務し、原価計算を担当。その後、数字を扱う経理から派生して金融関係に興味をもち現労働金庫に入庫。営業店個人融資部署に約5年間、総務人事部署に約10年間在籍する。
現在は、営業支援部に所属。直接労務には関係しない部署であるが、育児や介護関連の融資商品を開発支援したりする場合等に、社労士の資格を役立てている。
趣味は、渓流釣り、読書、オートバイ。他の保有資格として行政書士、宅地建物取引主任者、FP、コンプライアンスオフィサー、DCプランナー、簿記検定、危険物取扱者、衛生管理者等がある。

LECで勉強を開始してからの履歴書

11年 9月

当時教育担当であったこともあり、企業研修の一環として、LEC社労使合格講座と提携する

11年 10月

LECと講座内容の打ち合わせ。師匠ともいえる山下講師と初対面。その社労士の有望性と熱意に自身も取得の決意をする。

11年 11月

社労士講座開催。研修事務局として講義に参加する。

12年 1月

雇用保険法はハイペースな講義となり、息つく暇もない程。復習が重要と感じる。

12年 3月

社会保険分野の勉強に入ったが、労働法と内容が180度違うことにとまどう。

12年 6月

基礎講義が終了。これからは、横断学習や総まとめに入る。

12年 7月

模擬テストを会場受験する。テスト結果に力不足を感じさせられる。

12年 8月

いよいよ本番。緊張のなかで、試験会場に。

12年 9月

LECの解答速報会での手応えが微妙なことから、問題集等の勉強は継続することにする。

12年 12月

合格発表。他の受講生の分も含めて、社労士会に赴く。受験番号の若い自分が1番はじめに合格したことを確認する。

13年 1月

社労士会に登録。実務経験があったことから、事務講習は受講せず。

13年 2月

社労士会主催の研修に参加。先輩社労士と名刺交換。

13年 4月

ダブル資格狙いで、行政書士の受験を決意する。

13年 10月

行政書士受験。

13年 12月

LECの社労士資格活用講座を受講。他資格者との関連や資格の活用方法を学ぶ。他の受講生との交流にも成果があった。

14年 1月

行政書士合格。ダブル資格を果たす。今後は既取得の宅建やFPとのバランス活用も視野に。

15年 9月

社労士やFPで税務を理解している必要があると感じ、税理士資格の検討を始める。

16年 1月

LEC消費税法講座を通信にて受講する。しかし、税理士試験は、平日のためこの年は受験できずに終わる。

17年 6月

勤務先の業務の関係で管理業務主任者・マンション管理士の知識を要することとなる。LECのベーシックマン管・管業講座を通信にて受講する。

18年 1月

管理業務主任者試験合格。今年は、マンション管理士を再受験予定。

数ある国家資格のなかでも、そのほとんどは独占業務分野を持ち、圧倒的に開業者向けとなる資格が多数を占めるのが通常です。しかし、「社会保険労務士」は、勤務等社会保険労務士と開業社会保険労務士が共存する、数少ない資格であるといえます。
勤務等社会保険労務士は、開業社会保険労務士では関われない勤務企業の心底深い人事課題に深く係わりを持つことができます。これは、広く浅い関係を持つ、開業社会保険労務士との大きな差といえます。企業の本質的な問題解決を目指すその影響として、企業組織の人事業務一部のみをみるのではなく、総務部門、コンプライアンス部門、経営企画部門、経理財務部門等を交えた進展ある解決を図ることができるのが、勤務等社会保険労務士の業務であり、知識を活かせるところです。
また、勤務等社会保険労務士は、開業社会保険労務士と同様に各県別の社会保険労務士会主催で開催される研修会等に参加して、有益な情報を会得できます。また、各支部単位等で行われる意見交換会・交流会等にも出席して、多くの人脈を築くこともできます。
これらは、開業社会保険労務士よりも、安価に設定されている社会保険労務士会費の勤務等社会保険労務士における大きなメリットでもあり、権利義務であるともいえます。

これから受験される方へのアドバイス

最近の資格取得ブームの中心にまさに社労士があげられると思います。年度を追うごとに受験者も増して競争が激化していく社労士資格です。独学では試験範囲が広すぎて、効率的な学習戦略がたてずらいと言えます。
いかなる学習方法が自分に合っているかを、資格の専門家ともいえるLECのアドバイザー等に相談して、教材やカリキュラムを選定してもらうのが、資格取得の早道といえます。自分に最良の方法を早い段階で見つけることをお薦めします。
そして受験学習は、日々の継続した努力が一番の自信に繋がります。

勤務 - 社労士の365日

4月 新入社員が入社・・・新人研修は大変だ!

多くの企業では毎年4月が新年度の始まりです。労働保険の年度更新や納付に向けた作業に取り組みます。また、障害者雇用状況の報告もこの時期に行い、雇用率を充足するような対策も検討します。
研修関係については、新入社員研修から始まります。新人が業務にスムーズに入っていけるようにするため、各講師は必死です。将来、企業や社会に利益を及ぼす人材に育成するために、根本からの教育プログラムを実施します。
また、新任管理職研修や新任監督職研修などの階層別研修が多く開催されるのがこの時期の特徴です。研修後に、新天地へ旅立つ新人に感謝されることが、歓びの一つです。

6月 給与賞与支給・昇給事務で目まぐるしい日々

前年度の人事考課を反映させ、新給与や役職ポストの格付けを行います。給与が変更になることに加えて、住民税の決定通知書が地方自治体より通知されて、その改定事務があります。市町村とのやりとりも増え、給与事務は多忙を極めます。
時期を同じくして、賞与支給もこの時期行う企業が大半です。企業業績や個人目標等の達成評価を行うとともに、賞与支給内容を設定します。給与改定等と重なるので、大変です。また、今期中の予定配置人員の計画を行います。人員配置が適性かを見極めるために、職務調査や人員概況調査も行われます。人員が業務に対して不足する部署には、外部派遣業者等との折衝も行うこともあります。
現在は規制緩和で紹介予定派遣の利用も多く検討されております。労使懇談会や経営協議会、共済会幹事会、保健衛生委員会などの各種社内委員会の開催もこの時期は多目です。
無事、委員会が終了するとホッとする瞬間があります。

8月 新卒採用が終わり、中途採用業務へ

新卒の採用については、この時期でほぼ終結を迎えます。反面、中途採用については、このくらいの時期から、策定がなされます。また、組織面では事業計画の中間整理を行います。見直しが必要な場合は、多様な方面から課題を整理します。
例えば、厚生年金基金の代行返上課題や中途採用計画の検討を行います。また、就業規則や人事関連規定の見直しも行います。目標管理制度を採用する企業は多いですが、その運用手法について、労使で再考を行う場面も多々あります。
これらの課題を社労士が研究する価値も大いにありますし、またやりがいもあります。

9月 有期契約社員の契約更新作業

半期毎の有期契約をしているパートタイム社員の契約内容や労働条件の見直しを行います。企業の考える立場と雇用されている立場とがなるべく両立を図るよう設定するのがコツといえます。一度確定された賃金は理由もなく下げるとトラブルのもとになるので、慎重に対応することが要求されます。
業務内容や上司の評価を適正に斟酌する点が難しいところです。最低賃金やパート労働法も検討しながら、労働条件を更新します。人との対応は順調にいって当然といえますが、やはり無事更新を終えると心が休まります。
また、上半期の仮決算に向けて、退職給付会計制度に基づいた会計作業も発生します。残業時間の適正化問題も、半期を過ぎたこの時期で一度検討をします。残業がなされている職場の実態を把握することは大変難しく、社労士の労働に関する一般知識が役に立つこともしばしばあります。
残業問題が発生した場合は、労使との折衝のため資料作成が必要となります。併せて、勤労統計調査や賃金構造調査等の依頼にも対応します。

10月 この時期、次期新卒者の内定式

下期の人事異動の実施もこの時期です。経営方針と職場状況に応じ、適宜ヒアリングを行い、人員の調整異動を行います。異動方針、スケジュール、発令手続き等は落ち度が許されない重要なファクターです。
この時期は、関連会社への出向に係る異動作業も行います。出向に係る事務は煩雑です。退職金相当の精算を行ったり、各種保険料の相殺作業が発生したりします。社労士の専門知識が各々の場面で非常に役に立ちます。

12月 年末調整は、超大変!

賞与の算定・支給事務が終了すると、年末調整作業です。年末調整に伴って提出された書類の点検から、給与ソフトシステムへの反映確認までの事務は膨大です。年末調整は、1年に1回の作業ですが、そのチェック内容や進め方から、スムーズに遂行していくにはやはり経験がものをいいます。理論でわかっていても実務がトントンとこなせないと話になりません。しかし、無事やり遂げた時には、充実感が溢れてきます。併せて、法定調書や社内の各種手当との照合作業も行います。
また、この時期、年度末に定年を迎える社員の説明会も実施します。説明会では、個人の疑問や退職後の不安を取り除くため、現行の年金制度や雇用保険、健康保険の説明を行います。また、再雇用された場合はどうなるのか等の質疑にも応答したりします。
社労士は、このような場においては、人生相談の相手にもなるのです。

1月 法定調書の提出等で1月はあっという間です

新しい年の門出です。個人では、それぞれ新しい目標を立てるのもこの時期でしょう。年末調整後のこの時期、税務署や市区町村との法定調書のやりとりがあります。次年度の住民税の金額が決定される基になるので、事務手続きは漏れのないようにしなければなりません。
また、扶養控除申告書に基づき、源泉徴収税の新設定もこの時期に行います。個人所得税等の税金の知識も社労士は多少必要といえます。
また、この時期、助成金の申請漏れがないかチェックし対応を行います。助成金は社労士の得意分野にしておかねばいけません。

3月 定年退職、ご苦労様!

事業計画の総括や翌期の事業計画案、人件費予算策定、そして36協定の労基署への届出、又、再雇用に伴う高齢者の効果的雇用施策を練ったりします。春闘に向けて、労使の折衝もこの時期多くなります。人事考課の作業があるのもこの時期です。
個人の昇給やキャリアプランに影響を及ぼすので、作業は慎重を要します。事前に考課者研修やマネジメント研修を実施してハロー効果や中心化傾向が現れないよう訓練をします。
また、アラカルトプランやカフェテリアプランはこの時期で締め切りのため、ポイント消化の申請が多くなります。