実務家インタビュー
お客様と共に成長できる!充実感のある仕事です!
半田美波 さん
社会保険労務士
みなみ社会保険労務士事務所
(株)サンメディックス代表取締役
医療秘書の専門学校卒業後、医療機関に勤務、その後、転職し医療法人社団良真会にて事務長として勤務中に資格取得。
平成15 年10月・医療機関のサポート会社(株)サンメディックス設立。平成16 年3月・みなみ社会保険労務士事務所開業。医療分野に特化して業務展開しています。
LECで勉強を開始してからの履歴書
02年 2月
LEC渋谷本校の講座受講。基準点に1点足りず、涙を飲む
03年 8月
本試験受験・・・解答速報に参加して合格を確信
03年 10月
(合格発表を待たずに)サンメディックス設立
04年 1月
資格活用講座を受講し、開業に踏み切るきっかけとなった
05年 2月
社会保険未適事業所巡回説明業務(社会保険適用の説明の推進)
05年 4月
労働基準監督署の労働保険の年度更新相談窓口
最近の業務内容
開業間もないころは、まず、1人でも多くの方に自分のやっている仕事の内容を知ってもらうための資料作りが主でした。自分が社会保険労務士であることをお知らせすることも大切なことですが、それに加えてどんなことが得意なのか、他の社会保険労務士と違って何ができるのか、というセールスポイントとなる言葉を入れて名刺を作ってみたり、相手の業種を絞って事務所の業務案内を作ってみました。
私の場合は、長く医療機関で働いていたので、医療業界の集まりには特に積極的に参加し、信頼してお仕事を任せてもらえるチャンスを与えてもらえるよう、たくさんの方と会話をしました。その甲斐があって最近では、新規開業の医療機関の募集の手続きから、面接、採用、労働契約の取り交わし、労働保険・社会保険関係の手続き、就業規則の作成など、医療機関の立ち上げのスポット業務から、給与計算、人事労務相談などの顧問契約へと発展することができました。
事務所を構えました!
事務所を持とうと思った理由
開業当初は、資本金の問題もあり自宅での開業でした。しかし、顧問先ができ仕事量が増えるにしたがって、外出する機会が増えて事務所が留守がちになる反面、事務所への電話連絡も多くなってきました。
自宅だと人を雇うわけにもいかず、事務所がいつも留守番電話ではお客様に御迷惑をかけてしまいますし、何よりも新規のお客様には信用を失ってしまいかねません。また、仕事をする上でのたくさんの本や資料を自宅で整理しきれなくなっていったこともあります。
場合によっては相手の方を事務所にお招きして、それらの資料を基に、どんな資料でも直ぐにお見せして効率的に説明をしなければならない機会も増えてきたこともあります。
現在では水道橋に事務所を開設し、スタッフを採用してすばやく対応できる体制を少しずつ整えています。
事務所を決めるにあたっての私の留意点
お客様を事務所にお招きしたり、一緒に仕事を進める税理士や司法書士の方などの事務所に訪れる方が、足を運びやすく交通の便が良い所を一番に考え検討しました。そして次に検討したのは、事務所の家賃(賃料)です。どんなに場所が便利でも家賃が高く経費が多くかかってしまえば経営を圧迫してしまいます。更にその次に検討したのがセキュリティです。社会保険労務士は、事業所やそこに働く人々の大切な個人情報をお預かりすることになるからです。私はこの3点に重点を置き、事務所を決めました。
現在の事務所は新宿方面からも東京方面からも足を運びやすいところ(水道橋)で、駅からは歩いて10秒ほどの便利なところです。小さな事務所が集まるビルですが、警備会社との契約もされていて安全性も保たれています。
これからの業務展開
これから始まる紛争解決手続代理業務をしていきたいと思っています。そのためには特別研修を受け紛争解決手続代理業務試験を受験し、合格後に特定社会保険労務士として登録しなければこの業務はできません。勉強しこの登録を受け、顧問先により良い就業環境のアドバイスができればよいと思っていますし、事業主と労働者の問題の解決の一助になりたいと思っています。
またそれとは別に、社会保険労務士として医療業界向けの人事労務関係の本を執筆したいし、出版関係に業務展開していきたいと考えています。
開業社労士・・・・・・ わたしの仕事
労基法関係のお仕事
雇用保険関係のお仕事
顧問先で新たに採用が決まって、労働契約書の作成を依頼される機会が多いのですが、これがなかなか大変です。
小さな事業所では、面接をその事業所の事業主がすることがほとんどなのですが、その面接の際に深く労働条件に関して話してしまってる場合が多く、労働契約書を作成しても「面接の時と話が違う」など、トラブルになることもあります。
労働契約書はたった数枚の紙ですが、就業規則同様に労働基準法をしっかり知らなければ作れないものです。
私がやっている業務では、雇用保険関係の書類を作成し提出する業務がわりと頻繁にあります。新規の医療機関の場合はたくさんの人を採用しますし、採用時期も少しずつずれていたりします。「事業所設置届」もたくさん提出に行きました。
なので、公共職業安定所に足を運ぶ機会は大変多いです。そこでどこの公共職業安定所に行っても必ずというほど、顔見知りの社会保険労務士とばったり会います。良い情報交換の場でもあります(幸い「事業所廃止届」はまだ一度も提出に行ったことがありません)。
年金関係のお仕事
そんなんじゃなくても、いーっぱいある
その他の仕事
(どちらかというと年金はあまり得意ではないのですが、)事業主が年配の方であることが多く、その方たちとお話しするときには、決まって年金の話になります。
以前、不動産業の事業所が法人化したので、健康保険と厚生年金の手続きを依頼されて事業所に行ったときに事業主と年金の話になり、状況を聞くともらえるはずの年金を請求し忘れている様子だったのでそのことをお話したら、「では先に年金の請求をお願いしたい」と裁定請求の依頼をされたこともあります。年配の方にとっては、年金は最大の関心事なのかもしれません。
改正に次ぐ改正で、年金関係は一般の方にはとても難解なシステムになってしまいましたが、一人一人にあったアドバイスをできるよう、知識を深めなければならない事柄でもあります。
私にとっては、社会保険労務士として顧問先を持って業務をすることが主ですが、その他にも、セミナーの講師の仕事を依頼されたり、FP業界の月刊誌に記事を依頼されたり、通信教育の健康保険法・介護保険法のテキストの執筆などのさまざまな仕事があります。
また行政協力といって、行政からの依頼を受けて、事業所に訪問して労働保険や社会保険の話をしに訪問したり、行政機関の中に社会保険労務士コーナーを設けて訪れた方の相談に応じる業務もしました。
現在は他士業(弁護士、税理士、司法書士、CFPなど)の方たちと一緒に医療経営者向けの本の執筆に力を入れています。
これから受験される方へのアドバイス
社労士は、今、最も注目されている資格です。年金問題、高年齢者の継続雇用制度、そして裁判外紛争処理制度への業務拡大。まるで時代が社労士を後押ししているかのような流れになってきています。これからも益々社労士のニーズは高まっていくでしょう。それに歩調を合わせる様に、試験は年々難化の傾向にあります。
しかし、難関を突破し、見事に合格の栄冠を勝ち取った時、皆さんの前には無限に広がる業務フィールドがあります。その中から、是非多くのビジネスチャンスをGETして下さい。やりがいがありますよ!