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実務家インタビュー

社労士&行政書士で、営業展開

清水良満 さん

清水良満 さん
独立宣言

社会保険労務士
しみず事務所

明治大学政治経済学部経済学科卒業後、タカノフーズ株式会社入社。在職中は、生産現場での労務、安全衛生等の業務に携わりながら労働組合役員を8年間経験。独立開業後、社会保険労務士は顧問契約、行政書士は許認可を中心として、地元に密着した営業活動をおこなっている。特定非営利活動法人東京都中高年福祉推進員協会理事。

LECで勉強を開始してからの履歴書

02年 3月

LEC のスピード合格講座に申し込む

02年 7月

模試の選択式・雇用保険法が2点しかとれず、大きなショックを受ける8月模試でも2点の科目があり、選択式に不安を抱きながら本試験に突入

02年 8月

社労士本試験

02年 11月

社労士合格

02年 12月

資格活用講座で多くの仲間と知り合う

03年 2月

行政書士を取得しようと思い、LEC の合格スペシャルパックIコースに通う

03年 7月

事務指定講習

03年 11月

社労士登録登録してから2週間後に初めての仕事を獲得するが、それが就業規則の作成で大いに苦しむ

04年 1月

行政書士試験合格初めての顧問先が出来る

04年 3月

行政書士登録

04年 11月

足立区NPO支援センター専門相談員就任DMで初めて顧問先を獲得する

05年 4月

東京都行政書士会足立支部の理事に就任

05年 5月

新規の顧問先でお客様との信頼関係が中々築けず悩むが社労士業務の面白さを再認識する

社労士業務に結びつくダブルライセンス

社労士と行政書士のダブルライセンスを活用し始めて、3年が経ちました。私が社労士と行政書士のダブルライセンスを取得しようと思ったのは、開業社労士として生きていく為に、付加価値を付ける事が目的でした。行政書士の業務は、取り扱うことの出来る範囲が広いので、社労士業務と組み合わせれば、ビジネスチャンスは非常に多くなると考えたのです。
その目的通り、行政書士試験に合格し、ダブルライセンス活用のスタートラインに立つ事が出来るようになったわけですが、余程の人脈でもない限り、当初から仕事の依頼がくる事は滅多にありません。ところが、私の場合いろいろな所で自分がダブルライセンスを持っている事をアピールしたのが良かったのか、行政書士の方から、就業規則の作成や社会保険の新規適用といった社労士の仕事を紹介していただく機会に恵まれました。1年目は、ダブルライセンスによる人脈の広がりが、社労士業務へ結びつく事を実感しました。

「社労士のことなら」というイメージが定着

2年目は、人脈が更に広がりを見せていきました。事務所を構え、看板を出していると、相談に訪れる方も多くいらっしゃいます。その中には、私が扱うことの出来る業務範囲を超えた相談もあります。そういう時は、ダブルライセンスにより培ってきた人脈が強い味方です。
相続の仕事を手がける時、知り合った司法書士の方にご協力をいただき、相続手続きのノウハウを勉強する事が出来ました。仕事を紹介したり、紹介されたりしながら、周囲の士業の方に、「社労士のことならあの人に」というイメージを持っていただく事も出来ました。
また、営業面でも、1年目に種を蒔いて来た事が、多く実を結びました。営業をした先で、その時はすぐに仕事には繋がりませんでしたが、後になって、営業許認可や許可の更新の話をいただき、その時の仕事ぶりを認められて、社労士として顧問契約をしていただいたお客様もあります。
社労士は、やはり顧問先を持ち、基盤を作ることがとても重要です。ダブルライセンスは、その点でも大きな威力を発揮します。

顧問先の信頼がアップし、次の顧客紹介へ

社労士と行政書士のダブルライセンスは、新しいお客様を獲得する機会が多くなるだけでなく、社労士として顧問契約をしていただいたお客様に喜ばれるという効果もあります。
顧問契約をしていただいている会社で、遺族厚生年金の裁定請求や、埋葬料の支給申請手続きをする事になった時、私が行政書士であることから、相続の手続きも携わらせていただいたことがあります。また、ある会社では、売掛金の回収について内容証明を作成し、回収成功後、大変感謝された事もあります。
お客様の立場になって考えてみると、ダブルライセンスを持つ専門家が身近にいれば、それぞれの案件ごとに複数の専門家へ依頼する必要も無くなり、時間や経費を節約する事が出来ます。
滞りなく案件を処理すれば、お客様に喜ばれ信頼度がアップします。それが、次のお客様をご紹介いただける事にも繋がってきます。地味でも、誠実にコツコツと自分の仕事に取り組んでいれば、それを必ず見ている方がいらっしゃいます。

労使の架け橋となる社労士を目指して

本格的に事務所をオープンしてから2年目に入りました。少しずつ、周りの皆様から認知をされてきているようで、ご相談に訪れる方もこの1年で随分多くなりました。
相談内容で、一番多いのは相続に関する事なんです。まだまだ相続についての実務経験は浅いですが、年金やライフプランと組み合わせる事も可能なので、もっと勉強をする必要があると思っています。
社労士業務としては、特定社労士に是非チャレンジしたいですね。もともと私が社労士になりたいと思ったのは、サラリーマン時代に会社で起こった労務管理に関する問題がきっかけでした。これからの社労士には、裁判外紛争処理という業務拡大に対応する能力と同時に、顧問先において、そうした紛争を未然に防止し、労使双方にメリットをもたらす事が出来る能力が求められてくると思います。
これからも、開業当初の気持ちを忘れずに、地域に密着し、お客様から感謝されるような専門家として仕事に取り組んでいきます。そして、社労士としては「労使の架け橋となる社労士」を目指し、決して奢る事なく、研鑽を積んでいかなければならないと感じています。

密着取材 開業社労士の1週間

社労士の業務部分

行政書士の業務部分

月曜日 - 仕事量100%

午後から水曜日に行う労働基準法についての講師を務める件で、お客様と事前打ち合わせです。その最中、お客様より、労働契約についての質問が度々入ります。こちらからお尋ねすると、短時間労働者を多く雇用しているようです。
実施日まで中1日しかありませんが、プロですから、それは言い訳にはなりません。事務所に戻った後、早速レジュメの作成に取り掛かりました。

午前中、事務所に来客がありました。内容を伺ってみると、相続の件です。最近、相続に関する相談が増えています。
何故当事務所にいらっしゃったのか訪ねてみると、昨年同じように相続手続きの依頼をいただいた方からのご紹介でした。仕事を続けていると、こうした形でご紹介をいただく事もあるんです。

火曜日 - 仕事量100%

昨日から取り掛かっているレジュメの作成を行いました。午後からは、一旦外出し、顧問先を訪問しました。突然退職者が出てしまったので、社会保険、雇用保険の資格喪失手続きをしなければなりません。また、1年単位の変形労働時間制を導入しているので、新しい年度に向けての年間休日の確認、そして、高齢者の継続雇用制度についての打ち合わせを行いました。

午前中、昨日依頼をいただいた相続の件で、提携をしている司法書士の方に連絡を取り、打ち合わせを行いました。登記については、いつもこの方にお願いをしています。もう何度か一緒に仕事をしているので、打ち合わせ時間も短く済ます事が出来ました。

水曜日 - 仕事量90%

午前中の行政書士会報の校正が予定通りの時間に終わって一安心。休む間もなく、地元にとんぼ返りです。
労働基準法についての講師は、聴いていただく方全員が経営者の方、しかも全員女性です。こうした経験は初めてなので、いささか緊張。主に「解雇」の部分について講義を行いました。労働基準法は、非常に難解なので、重要と思われる箇所は、繰り返し説明をしました。聴いていただいた方それぞれに、事業所で問題や悩み事を抱えていらっしゃるようで、講義終了後の質問も真剣でした。
こうした方々に接してみると、社労士が関与していない事業所でも、労務に関する問題がある所は多いのではないかと感じました。これをきっかけに、社労士に興味を持ってくれるといいのですが。

今日は午前中、行政書士会館で、毎月発行される会報の校正を行います。久しぶりの満員電車です。
こういう時、「ああ、やっぱり自営業はいいなあ」と思います。

木曜日 - 仕事量80%

今日は、先週レジュメをお送りしたお客様の所で、講演です。テーマは、「社会保障」。話す内容も十分繰り返し、制限時間内に全て収まる事を確認し、準備万端。予定の時間に遅れないように、早めに事務所を出発。講演は、予定通りの時間に開始。滑舌は絶好調です。
制限時間をオーバーする事なく、講演は無事終了。その後、聴いていただいた沢山の方と名刺交換をしながら、講演の感想を伺いました。不評は全く無し。お客様からも喜ばれ、心の中でガッツポーズ!

金曜日 - 仕事量90%

ハローワーク、社会保険事務所にて資格喪失手続きを行いました。その後、顧問先に手続きが無事完了した旨を報告。

今日は午前中から、区役所、都税事務所、法務局を廻り、相続手続きに必要な書類を揃えました。その間にハローワーク、社会保険事務所へも立ち寄りました。午後は、事務所に戻ってから、遺産分割協議書を作成しました。
作成後、再び司法書士の方と書類内容に不備がないかどうかチェック及び打ち合わせを行い、お客様から印鑑をいただく為に、一旦書類をお渡ししました。

土曜日 - 一日休み

日曜日 - 仕事量60%

今日は、お客様との契約書を作成しています。このお客様のところで、初めて仕事をさせていただいたのは、今から2年前の事です。それ以降はスポットの仕事でしたが、この度、手続き業務は一切行わず、労務管理に絞った顧問契約を締結していただきました。
成約までに時間のかかったお客様ほど、長続きするといいます。そうなるように頑張らなくては。

新会社法の営業ツールを作っています。これは大きなビジネスチャンスです。
仕事を確実に受注するには、時と場合に応じた営業ツールが必要。あらかじめ作っておくと、思わぬところで役に立つのです。

これから受験される方へのアドバイス

社労士は、今、最も注目されている資格です。年金問題、高年齢者の継続雇用制度、そして裁判外紛争処理制度への業務拡大。まるで時代が社労士を後押ししているかのような流れになってきています。これからも益々社労士のニーズは高まっていくでしょう。それに歩調を合わせる様に、試験は年々難化の傾向にあります。
しかし、難関を突破し、見事に合格の栄冠を勝ち取った時、皆さんの前には無限に広がる業務フィールドがあります。その中から、是非多くのビジネスチャンスをGETして下さい。やりがいがありますよ!