合格体験記
2007年度合格者 山下 辰也さん(21歳)
勉強を始めたきっかけについて
私は4月ごろから、時間がある学生のうちに何か資格を取っておいたらいつか役に立つかなぁと思い、宅建の勉強をしていました。宅建の解答速報会が終わった後に見たLECのパンフレットの中に、宅建の知識を生かして取れる資格がいくつか紹介されており、「宅建だけで満足ですか?これからの時代、マンションが増え、この資格を生かすチャンスが増える!」という魅力的なキャッチフレーズに誘われ、その年の願書提出に間に合う管理業務主任者の資格を取ろうと決めました。独占業務があるということも魅力的でした。
他の試験との両立について
私は宅建にも合格しました。勉強を始めた当時は宅建の勉強をしていた分だけ、他の受験生に遅れを取ってしまっていると少しあせりましたが、講義が始まった瞬間からそのあせりは無くなりました。区分所有法は宅建でやったものの知識を少し深くするだけだし、民法はほとんど似たようなものが出るし、宅建業法に関しては、宅建試験で完璧に押さえていたので、問題ありません。この二つの科目は得点源になるので、逆に宅建の勉強はアドバンテージになるなと思うようになりました。また、私は2006年に日商簿記三級に合格したので、会計の部分は得点源になりました。
宅建にでないような設備系の難しい問題は、基本的なものだけ押さえてあとは区分所有法や、標準管理規約、マンション適正化法など、得点しやすい分野に集中して勉強すれば大丈夫だと思います。両立というより、宅建の延長のような試験だったという印象が強い試験だったと思います。そのため、両立の大変さというものは感じませんでした。
管理業務主任者を受けようと思い、宅建の願書提出に間に合うような人は、入門編のような位置づけとして、まず宅建の勉強から始めてみるのもいいのではないでしょうか?
VBクラスの長所と短所
私はインプット講座をVBクラスで受講しました。長所は、自分のペースで受講でき、聞き逃した箇所を再び聴きなおすことが出来るところです。短所は、質問できないことと、前日までに予約をしなければならないところです。
講義はわかりやすかったので質問する必要は無かったし、予約もそんなに面倒ではなかったので特に短所だとは思いませんでした。逆に、私は自分のペースで勉強したかったので、VBクラスはちょうどよかったと思います。生講義とは違い、同じ試験を受ける人に話しかけられることは無いので、うわさや怪情報に惑わされることもないです。
スランプ脱出法
どうしても勉強が嫌になる日が皆さんにも来るだろうと思います。そのような時は、思い切って何もしなくていいと思います。私は試験の二週間前に何もする気がなくなり、京都に二日間旅行に行きました。帰ってきた次の日からまた勉強に集中し出来ました。
勉強する気が起きない時は思い切って好きなことをしたほうがいいと思います。勉強する気が起きない時勉強しても頭に入らないし、返って効率が悪いです。そんな時に好きなことをしていると、そのうち勉強しないとまずいと思うようになります。そう思った後に勉強すると集中できます。
私のオススメ勉強法
私は、前述の通り試験対策にかけられる時間が少なかったので、合格最低点を取れるだけの知識の習得に集中しました。そのために、過去問題集を徹底的に解き、自分の弱点を探し出します。合格最低点を取るために必要なさそうな知識は切り捨てました。
私の具体的な勉強法を紹介すると、毎回講義を聴いたら、過去問題集のその日の講義で扱った分野の問題を解きます。そうすることによってその日の講義で習ったものが試験の中でどのように出題されるのか、本試験の中ではどのような位置づけなのか、講義の内容をどのようにして試験に使うのかが分かるので学習のメリハリが付けられます。
そして、講義を全部聴いたら、過去問題集を3回解きます。その際、間違えた問題と間違えた回数をチェックし、解説もよく読み、過去問のテキスト該当箇所もよく読みます。
4回目は間違えた問題だけを解き、間違えた問題の中で、また間違えた問題に付箋を付けます。そして付箋が付いた問題をコピーし、常に持ち歩き、過去問の解説まで覚えるように努力します。コピーする際に、過去問題集の各問題のところについているランクで、Cランク以下のものはコピーしませんでした。Cランク以下というのは覚えても出る可能性が少ないので、合格最低点を取ろうとしている私にとっては必要なかったからです。
何回か解いていると、過去問題集のCランク以外の問題は全て解けるようになっているはずです。その次に模試の問題を解きます。過去問題集を徹底的に解いているので、模試は結構簡単に合格点が取れるはずです。私の場合模試の試験日にインプット講座が終わらなかったので、模試の日程のあと、問題をもらい大学の自習室で解きました。
模試の問題も、過去問題集と同じように復習しました。そして、Cランク以外の過去問題集と、Cランク以外の模試の問題をまた繰り返し試験の前日まで解き続けます。
試験当日までの過ごし方
試験の前日は、「試験前日講座」を受けます。これは受けておいたほうがいいと思います。理由は、自分が残りの時間何をするべきかが明確になることと、わかりやすくコンパクトになっているレジュメがもらえて、最後の仕上げができ、試験当日の心構えまで伝授してもらえるからです。私はこの講座を受講したおかげで気持ちにゆとりができ、いい結果が残せたのではないのかと思います。
試験当日
試験当日は大体集合10分前に会場に着くように家を出ました。早く着いてしまうと他の受験生に気を取られたり、周りの雰囲気にのまれてしまうかもしれないと思ったので、10分前に着くようにしました。
試験会場は見た限り自分より年上の人しかいませんでしたし、自分とは力の入り方が違う人が多く、試験教室は重い雰囲気でした。試験が始まってからは特に緊張も動揺もしませんでした。ただ少し困ったのは設備系の問題でした。全く見当が付かない問題が出てきたのです。しかしすぐに「こんな問題は誰も出来ないだろう」と思い適当に選んでその問題のことは忘れました。全ての問題が解き終わってもかなり時間が余りました。見直しをしましたが、答えを変えることはありませんでした。
特にトラブルも無く試験が終わりました。試験の出来に自信が無かったので解答速報会には行きませんでした。答え合わせもしませんでした。
全く自信が無かったのですが、合格発表を学校のパソコンで見ました。自分の番号を見つけた時は本当にうれしかったです。
試験中にどうしても迷ってしまった時の対処法
法令の問題は「秘密を漏らしてはならない」とか「〜するように努めなければならない」といったような選択肢は大体正しいと思います。選択肢の中に身を置いてみて、「このような規定があったら、困る人が多いだろうなぁ」と思わせるような選択肢は大体誤っています。
設備系の問題は、自分の普段の生活に置き換えて考えれば意外と解けます。
テンションの維持方法
「自分は今年の試験に絶対合格する」と試験を受けようと思った日から毎日、一日10回は口に出して言ってみてください。小さな声でもいいです。さらに、電車の中でもいいので一日100回ずつ「自分は今年の試験に合格できる」「自分はやれば出来る」と念じてください。
試験が始まる前に緊張したら、「自分は絶対合格出来る」と念じれば緊張しなくなります。「自分は出来ない人だ」と思うことが何回かあっても、これを毎日続ければきっと苦手な科目も出来るようになります。
合格して、官報に自分の名前が載っていることを思い浮かべることもいい方法です。合格した時のことを思い浮かべることは、定番の方法かもしれませんが、得策です。思い込みは意外と力になります。ちなみに私は毎日やりました。
参考書・問題集の選び方
参考書はLECの合格講座のテキストで充分だと思います。このテキストには試験に出たところはもちろん、もしかしたら出るかもしれないものまで書いてあります。さらに講義の時に重要だと思ったことを書き込んだり、ラインを引いたりすればこれ以上ない最高のテキストになります。
過去問題集は他社のものを使いました。LECの過去問題集はマンション管理士のものと兼用になっており、管理業務主任者しか受験しない私にとっては、使い勝手が悪かったからです。マンション管理士も受ける人にとってみればLECの過去問題集はいいと思います。過去問題集を選ぶ際に重要なのは、解説が詳しく書いてあることと、ランク付けがしっかりしていることです。これは前述した私の勉強法にとっての必須事項だったからです。とにかく書店でよく見てから自分がいいと思ったものを選ぶことが大事だと思います。
今後の目標について
私は今年、宅建と管理業務主任者に合格しましたが、これらの資格を活かした仕事に就くかどうかはまだわかりません。これらの資格を持っていて良かったなと思える日が来ればうれしいなと思っています。国家試験に合格出来たということで、自信がつきました。
今後の目標は大学在学中に行政書士と社会保険労務士に合格することです。
これから受験する人へのメッセージ
この試験はやった分だけ返ってくる試験です。書店に行くと様々な本が置いてありますが、LECのテキストと、自分がいいと思った過去問題集、LECの模試のみを勉強し続ければきっといい結果が返ってきます。色々な情報もあるでしょうが、惑わされてはいけません。惑わされていると負けます。
管理業務主任者に合格すると、マンション管理士試験の五問免除という、うれしい特典も付いてきます。
病気には気をつけてください。病気になると今までの努力が無駄になってしまいます。特に試験1週間前は気を引き締めて病気にならないようにしてください。それでは皆さん合格を目指してがんばってください。
















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