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合格体験記

2007年度合格者 佐山 岸子さん(71歳)

宅建からマンション管理士へ

私は、家業である呉服商兼衣料品小売業に、その道一筋に45年間、専念して参りました。そして、65歳でその職を退き、「我、時を得たり」で、これまでにない自由な時間を謳歌しておりました。

しかし、それから2年が過ぎた頃、何か『虚脱感』が漂い始めました。そして、「このままではいけない。余生といえども前向きに生きなければ!」と思うようになりました。

そこで、宅建の学習を始めることにしました。勉強から長い間遠ざかっていたこともあり、厳しい試練ではありましたが、約1年半の学習を経て、宅建に合格することができました。そして、自然の流れのように、管理業務主任者とマンション管理士試験への学習が続いておりました。

マンション管理士試験は難しい!?

この試験を経験された方は、異口同音に「管理業務主任者は易しいが、マンション管理士試験は難しい。」と言います。私にとっても、その通りでした。宅建試験の翌年に、管理業務主任者試験には合格することができましたが、マンション管理士試験では、半分も得点することができずに終わりました。そして、2回目の挑戦でも合格点に到達することができず、今回、丸3年の歳月を経て、ようやくこの試験の合格を勝ち取ることができました。

知識の吸収・定着を考えた講座の選択

私がこの難関であるマンション管理士試験に、どのように立ち向かい、制覇することが出来たのかについて説明するのは、枚挙にいとまがありません。

まず、予備校の講義は、昼間、午前から午後にかけて続けて行われるか、夜間に行われますが、多くの予備校では、夜間授業が圧倒的に多いように思います。しかし、私は体力的に夜間は無理で、また、昼間の午前と午後を通しての受講は厳しく、たとえ頑張って受講したとしても、知識の吸収・定着が思わしくないことを自覚できたので、昼間に一コマ受講できる学校を選びました。初年度は、LECのハイレベル講座と他校の基本講座を併行して受講しました。2年目、3年目は、LECのみの受講となりました。

乗り入れ制度で意欲を高める!

私にとって、マンション管理士の法令系科目は、非常に難解でしたが、LECでは何回も講義を受講できる『乗り入れ制度』があり、同じ項目でも先生により着目点に特徴があるので、講師の先生を変えて受講できることは魅力であり、学習に対する意欲をより高めることが出来ました。

質問上手は合格上手?!

マンション管理士試験の学習は、法令系の科目のほか、設備系の科目もあり、その範囲があまりにも広く、私には決して容易なものではありませんでした。テキスト等で勉強し、長時間にわたり考えても、解決できないことが続出します。私は、この理解できない箇所については、受講の時、必ず先生に質問して、理解するように努めました。いつも質問しまくっていて質問の洪水のようでしたが、先生方は、労をいとわず、快く対応してくださいました。そして、納得いくまで時間をかけて丁寧に説明してくださいました。私は、知識を得るために貪欲だったと思います。ある受講生の方が、「LECには、マンション管理士の先生が大勢いて、マンション管理士専門の先生だからいいのですよ。」と、言っておりました。

さらに、LECならではの質問コーナーがあります。自宅で勉強していて行き詰ったときは、電話で質問すれば、即先生が対応してくださいます。おかげで、学習は滞ることなくスムーズに進めることができました。

良い仲間が合格の秘訣!

あるとき、LECの事務局の方が、「マンション管理士講座の受講生の方は、特に熱心ですが、どうしてなんでしょうね?」と言っておりましたが、返答の仕様がありませんでした。もっとも、私も同じように感じていました。なぜか、LECの受講生はレベルが高く、熱心な方が多いのです。全体的に熱気があります。私は教室で、受講生の方とディスカッションしたり、分からないところを随分と教えていただきました。教えてくださった方は、昨年、高得点で合格され、「佐山さんにいつも聞かれるので、教えて差し上げたことも勉強になりましたよ。」と言ってくださいました。

今年度も熱心な受講生が大勢おられて感激でした。教室の前の方で受講されていた方で「前の方に座って、皆さんの質問を聞いていると勉強になる」と言っておられた方からは、自作のプリントを沢山見せていただき驚きました。そして、私が理解できないでいると、次の受講日にカラフルな絵と図面入りのプリントを作って説明してくださったこともあります。この方も、今年、合格されました。このような受講生と共に受講することは良い刺激となって勉強しないではいられなくなり、良い方向に導かれていくようになったと思います。

建築・設備の攻略法

私には、学習のために良かったことが、他にもありました。というのは、自宅周辺は、自治体の開発事業が盛んであり、建築・設備の学習にはもってこいの環境にあったのです。道路の拡幅等でインフラ工事を目の当たりに見ることができ、また、これに伴い戸建住宅からビルディングにいたるまで、工事が盛んに行われておりましたので、建築・設備の学習には非常に役立ちました。

興味を持つと面白くなり、頻繁に見て廻るので、工事現場の方からは奇妙に見られていたようです。マンションの鉄骨鉄筋コンクリートの工事現場をしばらく眺めていた折には、現場監督さんと顔見知りになりました。マンション管理士の勉強をしていて、建築に関心があって見ていることを話しました。その後、工事現場で出会ったときには、専門的な話を聞くことができました。

その他、設備系については、多方面に出向き、見聞を広めるように努めました。例えば、水道局や消防署、電力会社、ガス会社、住宅展示場、マンションのモデルルームに足を運びました。特にイベントが開催されたときには、得るものがあります。長谷工の見学会にも参加して知識を得ることができました。他にもあります。近くのマンションの顔見知りである管理人さんは、仕事や管理会社のフロント係の話をすることがあります。それによると、そのマンションでは大規模修繕工事を控え、今、専門委員会が開かれているとのことです。私には興味が持てる話です。また、あるときは、ポンプ室を見せてもらったり、機械式駐車場を作動して説明してもらったこともあります。このように見たもの、聞いたことの全てが学習の糧になったものと思います。

アウトプットに賭ける!!

私は、マンション管理士試験に今回で3回目の挑戦でしたが、「これ以上、継続することは体力的に困難か?」と自問自答しておりました。ですから、今年こそは、合格しなければ!と決意し、学習に望みました。

まずは、初心に戻りLECの基本テキストを項目を追って丁寧に読み、項目毎の過去問を解くという形で、学習を進めました。インプットには余り時間をかけず、アウトプットでつまずいた時に、インプットを確認することにしました。LECのアウトプット講座は、全て受講し、早くから過去問に取り組みました。年度別に編纂されている管理業務主任者とマンション管理士の過去問を、年度ごとに第1問から第45問まで、毎日、一回は必ず解くことを習慣づけました。そして、正誤にかかわらず解説を読みました。

はじめのうちは、所持している出版社と各予備校の解説を全部読みました。LECの解説は、行数は多いのですが、丁寧で的を射たものでした。ですから、後になってからは、LECの解説だけを読むこととなりました。しかし、LECの過去問(出る順)は分野別で、いちいち解説箇所を探し出さなければならなかったので、分野別とは別に、年度別に編纂されているといいのだが・・・と思いました。

結局、早くから解き始めたので、各年度の過去問は、10回以上、解くことができました。それが終了すると、過去に受けたことのある予備校の答練を3回くらい解き、続いて今年度の住宅新報社の予想問題に取り組みましたが、初めて見る問題はやはり難しく感じました。

主任者の模試も制覇!

教室で受ける講義が終わると、答練(公開模試)が始まりました。今回は、第一回目の問題を解いたとき、何か手ごたえを感じました。二回目、三回目と終わり、管理業務主任者の答練(公開模試)も受けました。

そして、本試験の直前に、電話の質問コーナーでお世話になったとき、最上先生が「良く出来上がりました。大丈夫です。」と言ってくださいました。また、次の質問コーナーで神山先生が、「大丈夫ですよ。ただ、試験の時、変な気持ちを持たないで下さい。試験は普通の気持ちで受けてください。」と言ってくださいました。

本試験当日は何も見ない!

いよいよ本試験の当日、私は、テキスト等は一切開くことはせずに、試験会場に向かい、試験直前も何も見ることなく、試験に臨みました。何事もなく試験終了の合図を聞いたときは、「無事に終わって良かった。」とホッとしました。

マンション管理士受験のススメ

今、この試験を振り返って考えてみると、人生の終盤で、どうしてこんなに頑張ることが出来たのかは、いまだ解答がみつからず、私の課題ですが、この難関試験の合格を勝ち取ることができ、わが人生に乾杯することができたのは、決して、自分一人で出来たのではなく、LECの先生方をはじめ、多くの方々のお陰であることを強く感じております。そして、私が学習を始めるきっかけとなった『虚脱感』は、いつの間にか消え失せておりました。

今回もLECのマンション管理士講座のカリキュラムと先生方の熱意あふれる温かいご指導に満足して多数の方が合格されましたが、私もそのうちの一人として、マンション管理士の学習は、生活に役立つ学習であり、良いものであることをお伝えし、多くの方々に、マンション管理士の学習を始められることをお勧めします。きっと、幸せが訪れますよ!!

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