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合格体験記

青木 正夫さん

2006年度合格者 青木 正夫さん(65歳)無職

本稿の目的

団塊の世代の方々でリタイヤー後、マン管試験を目指す「おじさん達」へのメッセージとしてお読み下されば有り難く、お願いを申し上げます。

動機

ハッピーリタイヤー後は健康維持、増強、管理が重要な課題となりました。身体の健康はジョッギングやスポーツクラブでの対策が可能です。頭の健康や体操をどうするかが問題でした。

会社生活は海外関係の仕事が中心で、海外駐在も長く、国内の諸問題には疎い状態で不動産業者に騙され、証券会社の甘言に乗せられ、確定申告では何度かの失敗を重ねるという失敗の連続でした。全て自分の知識の無さが原因と反省し、不動産、金融、税金の3本柱を生涯に亘って勉強が続けられたら良いと考えるようになりました。

LECとの出合い

そんな時「資格のLEC」のキャッチフレーズは魅力的でした。趣味の一つに旅行があり、最初にLECで勉強し取得した資格は「総合旅行業務取扱管理者」でした。その後、宅地建物取引主任者、ファイナンシャル・プランナー、管理業務主任者を取得、全てLECの講義を受講したお蔭でした。マンション管理士試験への挑戦は一つの自然の流れと申せましょう。

VB(ビデオブース)での勉強

2005年の8月から始めたマン管試験対策は年齢と時間的な制約もあり、合格の可能性は全くありませんでした。10月には2年前から友人14名で計画していたペルー・ボリビアへの15日間の旅に出かけ帰国後の模擬試験は時差ボケで最悪の成績、本試験も当然の不成功となり、予定通り翌年に期待を持つ事に致しました。

2006年の試験対策は全てを早め、早めと繰り返しをモットーに1月から民法の勉強にとりかかりました。自由国民社の口語民法の大字版を購入し、小説を読むかの如く読み始めました。又、同時にLECの宅建の民法(権利関係)の過去問を買い求め、クイズを解くかの如く、問題になれる準備をしていました。2月にLECでマン管講座の資格説明会に参加、その時に同年輩のI氏とお話をする機会がありました。I氏は他の学校の経験もありLECの良さを

  1. 講義の乗り入れ制度があること
  2. テキストが充実していること
  3. 知識が豊富で優秀な講師が多いこと
  4. 自習室が完備していること

と他校との比較をしながら、LECの素晴らしさを強調して下さり、全くの同感でした。

又、我々おじさんは体力、気力、記憶力、理解力は若い人達には敵わないことは明らかであり、唯一勝てるのは「時間持ち」であることとの意見も一致しました。二人ともマンションの管理や不動産関係業務とは全く無縁であり、また、マン管の資格を取得しても就職したり、働いたりの予定も無く、「資格試験への挑戦は贅沢なあそび」というのも共通の考えでした。

I氏のお勧めはVB(ビデオブース)のコースへの申し込みでした。VBは生講義のようにスケジュールを待つことも無く自由な時間に平柳先生の講義を聞くことが出来、その後に生講義も聞くことが出来たため、我々「時間持ち族」には最高のコースと申せました。

生講義は3月から始まったものの6月までは週一回1コマ2時間半の講義とゆっくりと進み、7月に入ると週一回2コマ5時間の講義と急に進行が速まります。8月には実戦力養成講座、9月にはパーフェクト演習講座、10月には模擬試験と時間の経過の速さには我々おじさん達は「ついていけない」のではないかとの印象を持ちました。一方、VBで基礎をゆったりと学んだ我々にとり生講義は極めて理解が容易となり、全ての授業が楽しい講義となりました。

特に神山先生の講義は熱心で迫力があり、本試験に的を絞ったメリハリのある講義は秀逸でした。在る日など、あまりの熱心さに2時間半の講義で途中の10分間の休憩を取り忘れ、2時間半のぶっ続けでしたが、講師も生徒も時間を経つのを忘れるほどの熱気溢れる教室でした。ハイレベルという名に相応しい講義内容であったと今でも思い出しています。

おじさん向け学習法として
  1. おじさんは細かい文字に弱く基本法法令集の条文を読むのは一苦労です。そこでLECの主要法令集から大判コピー(A-3)をとり、条文の読み込みを致しました。コピーした条文は区分所有法、標準管理規約、標準管理委託契約書、被災マンション法でしたが、区分所有法の1〜64条を理解、記憶しておくと、 65〜70条の団地条文の理解が容易になると思われます。標準管理規約ではコメントを全て記憶したことで本試験に役立つことが出来ました。
  2. 区分所有法はLECのテキスト以外に一ツ橋出版の「マンション法の解説(熊田裕之著、126頁、740円)」を副読本として使用し、理解を深めることが出来ました。
  3. 設備が苦手のおじさんが多いと思われます。対策として
    1. 数字は得点源です。単語カードや数字ノートを作成し、早め早めに身体で覚えておく必要があると思われます。
    2. 建築・設備は得点が難しいのですが、設備系法令は比較的点がとり易く、繰り返し学習することで得点源になると考えます。
    3. 長谷工の研修センター見学会は大変有意義でした。
  4. 試験問題を解くには問題に対する「慣れ」が必要と思われます。過去問やLECの模擬試験問題、市販の問題を解く時、若い人であれば3〜5回で十分なものが我々おじさんは最低10回の繰り返しが必要と考えました。
  5. LECで問題を解き始める(演習講座が始まる)のは8月に入ってからです。「時間持ち」のおじさんには遅すぎます。3月、4月頃から、昨2006年の市販の問題集を買い求め、少しでも早く問題に慣れておかれる方が良いと思われます。
  6. 一人でも、二人でも、グループでも良いですから友人を作り、お互いに励ましあうことが大切と考えます。学歴、社歴、会社のポスト等に関係なく新しい友人を持つ事が出来、LECならではの新しい世界が出来るのは嬉しいことです。
今後について

いろいろの問題が有りながらも今の日本人の生活は世界でも最も恵まれた国民と申せましょう。豊富で安く美味しい食生活、ブランド品から中国製まで幅広い選択が可能な衣料品。停電もなく、ガス、水道も安全な住環境です。唯一、住宅の狭さ、特にマンションの狭さは大きな問題です。

国土の80%以上を占める山が多い日本で、土地に固執し、一戸建てに住みたがる日本人は不思議な国民です。東京ばかりではなく、日本全国で交通至便なところで広いマンションに住み、公園や広場を充実させることこそ、行政コストも下がり、清潔で便利、快適な住生活が出来ると考えますが如何でしょうか。

地震の対策は日本が誇る優秀な技術陣が解決してくれるものと期待をしています。マンションは20年後位には広さ150平方メートル、トイレは2つ、天井の高さは2,7メートル位をめどに、100年後には広さ300平方メートル、トイレは3つ、天井3メートルが日本の住宅の標準になれば、真に豊かな日本と申せましょう。

土地私有の制限、農業・農地政策の抜本的改革、建築基準法の基本的見直し等いろいろな方策があると考えられますが、50年、100年先の日本が現在のようなスペース的に極めて貧しい住宅事情から、脱却が出きることを望んでいます。「マンションスペースの拡大」を目標に、今後も「吼え」続けたいと願っています。

※青木正夫さんは、「06マンション管理士完全合格上級コース」「マンション管理改正法令ポイント講座」「真夏の実力診断ミニテスト」「長谷工研修センター見学会」を受講されました。