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2016年度合格
中川 一弘さんの合格体験記

中川 一弘さん

中川 一弘さん

2016年度管理業務主任者試験 合格
受験回数 5回
受講講座 2016年 管理業務主任者合格コース【通信】

マンション管理士挑戦のきっかけ…「どうしても資格を」の強い思い

平成24年3月に消防職を定年退職後、マンション管理員をめざしたことが本資格挑戦のきっかけです。
当初、マンション管理員は、受付、清掃、巡回、点検、立会い等誰にでもできる職種と聞いていたため、再就職活動時は軽い気持ちで履歴書を送り続けていましたが、「知識・経験不足」を理由に書類選考で門前払いを何度も受けました。そこで無性に悔しさが込み上げ、絶対管理業務主任者資格に合格して「切符」を手に入れてやると心に決めたのです。
資格を取る以前の3年目に、幸い現在の管理員となることができましたが、「どうしても資格を取りたい」との思いは今まで消えることがなく、本試験へ挑んできました。
私の場合は若い「秀才」の一発合格者ではありません。5度目の受験での合格ですので、特に中高年の方で本資格に挑戦される方への一助になればと思います。

独学・他校通学・WEB受講…試行錯誤の結果、5年目でLECを選択

初年度は参考書、過去問により独学で学習しましたが、細かい(すき間)部分での疑問点の解決方法に苦慮しました。郵送での質問は可能でしたが、すぐに回答が返って来ず、時間が経つとどうしても疑問解決の熱意がさめ、時間ばかりが無駄になることが多くありました。「過去問さえマスターすれば受かる」と甘い考えで受験したため、結果はさんざんで歯が立ちませんでした。
そこで2年目は資格の学校に通うのが一番と思い、学校に通い始めましたが、ここで陥った失敗は、通って講師の話を聞いているだけで「学習できている」と錯覚を起こしたことです。頭に入った気になって勉強しない日が2、3日続き、「知識定着」作業をしていなかったのです。たとえ時間がなくても最低5〜10分でも復習は不可欠でありました。2年目は、2点不足の不合格でした。
3年目は通学時間の節約を目的に、自宅でWEB受講を行いました。
通学しない分学習に時間が多く取れると考えて自宅WEB学習を始めましたが、家庭の用事やモチベーションの持続が困難で能率アップが図れず、毎日頑張ろうという気持ちがだんだん消えていきました。4年目は2年目と同じことの繰り返しで半分惰性の気持ちもあり、何となく日々を費やしてしまいました。
5年目は「いつまでも能率の上がらない勉強を続けるわけにいかない」と心機一転、2016年1月に通勤経路上にあるLECの門をたたき、「転校」しました。
通学先であったLEC京都本校はJR京都駅横にあるため、帰宅時に必ずWEBブースを使っての講座受講、問題解説受講を行いました。WEBブースでの受講は他の受講生ががんばっている姿を目の当たりにするのでモチベーション持続に効果的ですし、「Online Study」は受講生全体の平均進捗度と自分の進度が分かるため、比較してペース配分の把握に役立ちました。
忙しい日でも、たとえ5分でも10分でもよいから毎日参考書を開ける。過去問演習をする。これを続けて、やる気が落ちないよう努めました。併せて自宅でもこまめに「Online Study」での学習を行い、すきま時間を有効に使ってモチベーションが途切れないようにしました。

合否を分けるポイント…LECの講義と教材活用で効率的な学習方法を確立

これらの学習を通じて、最も効率のよい学習方法と分かったのは、「合格講座」を聞いた後にその同一科目(例えば民法)で「一問一答」「コンパクト講座」「パーフェクト講座」と演習を一気に進め、各条文の内容、過去問の出題内容をみることです。
演習後の問題解答確認の際は根拠法令で該当箇所の確認、赤アンダーラインを引く作業を欠かさず行い、条文が良く頭に入ったと思います。
「合格講座」を全部受講した後に冊子順にイチから問題演習するのは最も効率の悪い勉強方法と分かりました。ここは、「合否を分ける最重要ポイント」と考えます。
この学習過程で講座の内容がどのように設問で聞かれるかをひも解くと、だんだん覚えるべきポイント、どのようなひっかけがあるかが見えてきました。
講義受講、問題演習をひと通り終えれば、2回目以降は科目の論点、根拠法令の確認、頻出度、難易度(正答率)に注目する。間違えた時には、赤色チェックマークを入れ、なぜ間違えたかしっかり調べる。何度やっても間違える難度が高い設問は、他の人も間違えやすい設問なので、深追いせずあきらめる(先生の指導より)。これは、設備系の新作問題でよく見られます。「六法で何度もチェックするとマークした部分の赤色が濃くなって重要度が分かってくる」「入れ替え、ひっかけ問題を通じて段々落とし穴の場所が読み取れてくる」このことを繰り返して毎日の勉強を習慣化し、楽しく勉強ができるようになりました。

LECの合格コースでは、太田先生(入門講座)、小野先生(合格講座)、亀田先生(問題演習)とそれぞれ講義が分担されているので気分を変えられ、メリハリのある受講ができました。
LECの参考書、問題集は項目ごとに菅業・マン管別の過去の出題記録と、科目別の頻出度・難易度が棒グラフで分析されていて効率よい学習に結びつきました。また、極端に古い問題は取り上げられていない、分冊になっていて持ち運びに便利なのも良い点だと思います。
教科書、過去問のほかに購入した図書は、「マンション管理六法」、「不動産六法」で、インデックスをつけ、こまめに開きました。問題集の解答に付されている根拠規定を六法の条文(法律、施行令 規則等)ページで即座に確認し、指針、別表なども面倒がらずにめくる習慣が身につくと、条文確認によって反復学習の「押さえ」ができ、各条文内容を自分のものにする方法として非常に効果的でした。ただし、読み替え規定、準用規定、条文引用など、「条文のたらいまわし」となっている箇所は参考書・問題解説文の読解にとどめ、深追いせずに時間を節約することも大事です。問題によっては、通達・最高裁判例などから出ているものがありますが、これは不動産六法に収録され、索引もついていますので、難解な判例も根気よくひも解けば親しみがわいてきます。該当条文、通達等をどうしても確認したいときは、ネット検索を活用しました。試験日が近づいて時間が少なくなった時期には、過去問演習後の法令確認は六法をめくる方が早いので、この方法をお勧めします。忙しくても条文確認した方が、押さえが効きます。
「過去問廻し」を3回行えば見えないものが見えてくる、と先達から言われましたが、その通りだと思います。仕事の都合で「3回廻し」までの時間は取れませんでしたが、演習で不正解だった設問を2度以上はやり直し、なぜ間違ったか確認することでも効率よく弱点を補強できると思います。結果的にLEC公開模試では38点の得点で、本試験では36点だったと思います。

本試験受験に際して…解答ペースの確立とねばりある精神力を!

試験の臨み方ですが、冒頭の設問である民法は、戦意をそがれるような言い換え、新しい言い回し、解答に直接関係ない添え物のような文言が毎年仕込まれているため後回しにし、自分のペースで解答運びができるように、14・15問目である会計の仕分け問題から入りました。簿記2級を持っているので会計の仕分けには自信があり、幸先よく得点し弾みをつけるようにしました。これは、何年も受験した上で考えた解答方法です。応用問題の少ない「標準管理規約」「マンション管理適正化法」も解答しやすい分野ですが、法律の混合問題(民法がらみが多い)は混乱、勘違いに気を付けました。
本番の試験会場では試験官がグルグル廻って来るなど独特の雰囲気に飲まれ、何とも言えないプレッシャーであがってしまい、考えられないような凡ミスを犯して長く尾を引くことがありましたので、「絶対受かってやる」「負けるものか」とねばりのある精神力も鍛えてください。

何度不合格になってもくじけず、初心を忘れず、勝ち取った栄冠はたとえようのない喜びがこみあげてくるものです。初志貫徹で、「何年かかっても絶対受かってやる」と執念深さをもてば、必ずや合格への道も開けると確信していますので、本資格を目指す方は今年度、必ず栄冠を勝ち取ってほしいと願っております。

最後になりましたが、合格コースの講義担当である太田先生(入門講座)、小野先生(合格講座)、亀田先生(問題演習)には、大変わかりやすく楽しく講義下さり、厚く御礼申し上げます。

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