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実務家インタビュー(細山田 優さん)

細山田 優さんに「通関士に関するQ&A」をお尋ねしました。

細山田 優さん
細山田 優さん

大学在学中にLECの通関士講座を受講して、 通関士試験一発合格。
卒業後、一般企業の通関部門に配属となり 日々奮闘中。

 
国際物流の現状と通関士の位置付けについて

国際物流の現状と現在の日本を取り巻く環境は大変よく似ています。言い換えれば、国際物流を知ることで今の日本の現状と将来を知ることができると思います。特に近年、日本を取り巻く国際物流の大きな変化としては、以下の3つが挙げられると思います。  

まず一つ目は、「グローバル化の進展」です。現在多くの日本企業が海外に生産拠点を持っています。世界規模で最適な調達地、生産地を求めている企業活動の中で、調達、生産と販売の各プレイヤーを効率よくしかも安価に結ぶ国際物流の重要度は大変高まっています。  

二つ目は、「コンプライアンスの確保」です。特に2001年の米国同時多発テロ以降は、日本でもAEO制度として国際物流に関するセキュリティの強化と効率化に向けた取組みが進められています。   

三つ目は、「消費者の安全・安心意識の高まり」です。今では一般消費者の多くが、日本に入ってくるモノの原産地や原材料に対して、厳しい目を持つようになりました。  

このような流れの中で、「通関士」の役割とその期待が大きく高まっていると感じます。先に説明した変化に対応し、また、日本の国際競争力を強化するためには、迅速かつ適正な輸出入申告を可能とする優秀な通関士が必要です。そのためには、通関士には実行関税率表等の分類や関税評価(課税価格の決定方法)等の専門性の高い知識が求められます。また、コンプライアンスやセキュリティの確保、そして、モノの安全性向上のためにも通関士の知識は欠かせません。このように、国際物流の変化と共に「通関士」のニーズがより一層高まっていることは間違いありません。一方で、「通関士」の果たすべき責務が高まっていることから、その社会的責任は大きなものになっていくと思います。

通関士資格取得のきっかけは?

大学3年の就職活動を前に、将来どんな仕事をしたいかと考えました。その時は、海外と関わりのある仕事がしたいという思いがあったので、そのような国家資格を探していたら「通関士」に巡り合いました。調べてみると、ますます「通関士」という資格に興味を持ち、すぐLECに申し込みに行ったのを覚えています。

通関士試験の勉強はどうでしたか?

私は7月頭から勉強を開始したので、10月の試験までわずか3ヶ月程度しかありませんでした。しかし、興味がある内容だったので大変でしたが苦ではありませんでした。特に、関税定率法の勉強では減免税等の税金(お金)絡みの内容が多く、これはきっと会社に入ったら役に立つだろうと感じました。

勉強方法としては、講義後に復習し、すぐに過去問題集で問題を解くようにしていました。アウトプットに重点を置いたことが短期合格することができた大きなポイントであったと感じています。

これから物流業界、通関士試験を目指す方へのアドバイス

「通関士」の知識は物流業界のみならず、メーカーや商社等でも役に立つ場合があります。特に、海外とやり取りの多いビジネスマンであればなおさらだと思います。私も仕事で海外に行く機会がありますが、「日本ではこんな減税制度があったけど、この国ではどうだろうか?」と日本の関税法等をモデルとして、海外の法律を知るきっかけにもなっています。「通関士」を取ったことで自分の引き出しが増えたことは間違いありません。自分の視野や仕事の幅を広げる観点からも、「通関士」を目指すのは大変良いことだと思います。

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