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通関士の将来性

貿易立国である日本において、貿易関係で唯一の国家資格である通関士の資格は、通関業者はもとより貿易に携わる会社においても有用な資格です。取引のグローバル化は今後発展することこそあれ衰えることは考えられません。具体的には以下のような職種において活用することができます。

通関業者

通関業者は国際輸送業務を兼ねている場合が多く、通関業務に従事することはもちろんですが、通関・国際輸送の営業部門などでの勤務も考えられます。海外に支店がある場合も多く、海外駐在員の可能性もあります。また、09年からは、郵便で運ばれる貨物に関しても、一部輸出入申告が必要になりました。それに伴い郵便事業株式会社が通関業に進出しましたので、一つ職種が広がったと言えます。

通関業者以外

通関士の知識があれば、通関業者以外の場所でも活躍できます。

商社

海外取引を行う商社であれば、輸出入に関する規制、制度などの知識は不可欠なものになります。

百貨店

海外での買い付けなどには、輸入に関する複雑な知識が必要となります。また、買付けのためには原価計算が不可欠です(この原価計算は輸入を扱う会社であればどこでも必要です)。輸入の場合には関税がかかりますので、この関税の計算ができなければなりません。関税はCIF価格(※)に対して課せられます。また、輸入に関する制度、規制などの知識も必要です。

(※)CIF価格とは、FOB(輸出港までの費用)+輸入港までの運賃及び保険料の合計金額のことです。

メーカー

メーカーは日々、製品を輸出したり、原材料や部品である外国産品の輸入を繰り返しています。輸出・輸入を行うと、必ず通関業務が発生します。大きなメーカーは自社で通関部門を持っている場合があります。

独立

ブランド品などの個人輸入が盛んに行われる昨今ですが、さらに進んでインターネット販売など、貿易関係の会社を立ち上げることが可能です。通関士試験で培った輸出入の貿易知識が役立ちます。

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