臨機応変
鑑定理論の試験の解答は、不動産鑑定評価基準の運用上の留意事項をベースに論述を展開していきます。かつては、不動産鑑定評価基準を暗記さえしていれば、ある程度の得点を取ることができましたが、最近は、暗記とともに各章の横断的な理解及び総論と各論の関連づけができていなければ合格レベルには達しません。一方、2次試験は全部で5科目あり、そのうち論述が4科目ですから鑑定理論にばかり時間をかけることができません。したがって、試験に出ない部分を的確に判断し、無駄な部分を極力排除するという効果的な学習が不可欠になります。私の講義では、一字一句暗記する部分、ほぼ完全に暗記する部分、内容を理解しキーワードだけを押さえておく部分、全く暗記しない部分に選別します。
また、答案構成に直結する形で、基本的な論点を繰り返し説明するとともに、過去問と業界のトピック等を分析し、直近の本試験での出題可能性の高い重要論点を指摘します。さらには、解答に際しての注意点、点数の取れる答案の書き方、差のつく考案構成等を指導していきます。
2次試験は、学習量が多く、競争率も厳しいことから、1年や2年、あるいはそれ以上の長期戦の戦いになりますので、順調に進む時もあれば、スランプになる時もあります。また、試験自体を諦めようと思ったり、投げ出したくなる時もあります。その人が合格できるかどうかは、自分に甘えない、あるいは、自分を追いつめる、これができるか否かで決まると思います。合格に必要なのは、年間で何時間勉強したかではなく、1日に何時間集中したか、それをどのくらい継続させるかです。
鑑定理論の勉強は、用語の定義等が主体となるため、無味乾燥なものになりがちですので、講義に際しては、受講生が興味を持ちそうな私の実務経験を話します。受講生からは「実例を出してもらってようやく理解できました」、「鑑定理論というのは実際はとても面白いんですね」などの評価をいただいています。
私は、38歳の時に、コンピュータ関係の会社に勤務しながら、2次試験の勉強を始め、1年程度で合格しました。資格のための勉強は年齢や環境ではありません。また、論述試験は慣れれば択一よりも楽なものです。もし、迷われているのであれば、私の出席するガイダンスへどうぞ。
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