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ますます拡がる鑑定士の可能性

不動産の価値を判断する、という他にない使命。
その業務は、鑑定評価業務だけにとどまらず、都市再開発に関わるコンサルティング業務まで大きく拡がっています。

不動産鑑定士というフィールド
バブル経済から20年。不動産利用に対する考え方は、単に転売し利益を得るというものから、その土地の価値を正 しく判断し、付加価値をつけ有効に利用する、というものに大きく変わっています。また、不動産自体も、証券化等 の流れを受け、単なる不動産という枠を越え、新たな金融商品の1つとしてその概念が大きく変わりつつあります。不 動産鑑定士は、『不動産の価値を決める』という大きな役割を持ち、その可能性は大きく拡がっています。不動産に 対する価値観が大きく変わっている時代だからこそ、鑑定士の業務も今後ますます拡がっていくことは間違いありません。

TOPIC 1

 畳2枚で1億超!不動産には欠かせない地価公示制度

これは、新聞やニュースで大々的に発表される地価公示の高額地点のトップ3です。この公示価格発表のための土地の評価が、不動産鑑定士の重要な業務の1つです。公示価格は、一般の土地取引価格の際の目安とされるとともに、公共事業用地の取得価格を決める際の規準とされています。不動産鑑定士には、地価公示の他にも、都道府県の地価調査など複数の公的評価業務があり、それによる「安定した収入」を得ることができます。この点は、他の独立開業系資格にはなかなかない、不動産鑑定士ならではの大きな魅力といえるでしょう。

地価公示高額地点トップ3(2007年)

1位 山野楽器銀座ビル(東京都中央区銀座) 3,060万円/u
2位 丸の内ビルディング(東京都千代田区丸の内) 2,950万円/u
3位 ギンザコマツビル(東京都中央区銀座) 2,640万円/u

出所:国土交通省「地価公示」

「地価公示」
全国約3万1千地点について鑑定士の評価に基づいて国土交通省が発表します。

Point!

鑑定士業務の王道 鑑定評価業務
[公的評価]

国や都道府県、市町村、裁判所等から依頼を受けて鑑定評価を行います。不動産鑑定士はこの公的評価があるため、安定した収入が得られる資格として一般的に知られています。公的評価の代表例として、国が依頼者となる「地価公示」があります。その他、都道府県地価調査、相続税路線価の評価などが挙げられます。

TOPIC 2

もはや「不動産」は「不動産ではない」?不動産の概念を変える証券化の動き

「不動産」は、文字通り「動かすことのできない」財産。この「モノ」を、持ち運び可能な「カミ」いわゆる有価証券として発行し、資金調達を図るのが、「不動産投資信託」と呼ばれる新たな資産運用制度です。この仕組みの中で、不動産鑑定士は、投資法人が、特定資産を購入する時やそれを保有している 毎決算期ごとに鑑定評価を行い、あわせてコンサルティング業務を行います。不動産投資信託は、企業にとっては新たな資産運用手段として、個人投資家にとっては、投資商品の1つとして、大きな魅力があり、その取引額はここ数年大きく伸びています。それに伴って、不動産鑑定士の業務も大きな拡がり を見せています。

不動産の証券化の代表
「J-REIT(日本版不動産投資信託)」
2001年秋に2銘柄でスタートしたJ-REIT。今では40銘柄、時価総額約5兆円の規模になっています(2006年12月19日現在)。J-REITの拡がりに伴いそれに関連する鑑定士の仕事も増加しています。

注:J-REIT…日本語で、「日本版不動産投資信託」のこと。
2001年9月に登場した新しい投資商品の1つ。投資法人は投資家から集めた資金を元に、複数の不動産を購入し、その不動産で得られる賃料収入等を元に、利益を分配します。

Point!

鑑定士業務の王道 鑑定評価業務
[民間評価] 不動産投資信託

企業や個人から依頼を受けて鑑定評価を行います。不動産の「売却・購入」の際の鑑定評価や資産価値を知りたいときの「資産評価」等があります。近年、新しい鑑定評価のニーズとして不動産の証券化、減損会計の導入等に関する依頼が増えています。

Point!

豊富な経験と知識を活かせるクリエイティブな業務
[コンサルティング業務]

鑑定評価で培った豊富な経験と知識を活かして、不動産についてのさまざまな相談に対し、アドバイスや指導を行うクリエイティブな業務です。例えば、土地の有効利用の提案や、マンションの建て替えコンサルティング、デューデリジェンス、プロパティマネジメント、市街地開発事業の権利調整等があげられます。この業務は、時代の流れをよみ、不動産のスペシャリストとして高度の知的サービスを提供し、経営者や投資家等の意思決定にも大きな影響を与えます。

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