実務家インタビュー
- 江蔵 耕一さん
- Koichi Ezo
不動産鑑定士
行政書士
宅建
測量士補
不動産コンサルティング
管理業務主任者
マンション管理士
福祉住宅環境コーディネーター(2級)
不動産鑑定士の仕事内容
不動産鑑定士試験も2006年から新形式が導入されますが、これは優秀な人材に鑑定業界に入ってもらい社会のニーズに対応できる鑑定評価を行わせると言う理由によるものです。鑑定業界におきましてはこれまでも、「不動産の証券化」、「ADR(裁判外での紛争解決)」、「デューデリジェンス業務」、「アセットマネージメント」、「減損会計」、「民事再生法」及び「土壌汚染」等の新しい分野に対し、(社)日本不動産鑑定協会が中心となり、上記の事案に対応すべく、不動産鑑定士に対して研修がなされてきました。このように不動産鑑定士の活躍する場は広がっています。
実務家としての責任と自覚を踏まえて
個人情報保護法の施行等により専門家に対する責任はますます重くなってきており、不動産鑑定評価書はひとたび発行されますとそれが「一人歩き」を始めます。「企業の価値付」、「融資の目安」及び「公共事業の買収単価の決定」「裁判における判決の根拠」等色々な場面で活用され、不動産鑑定評価書に対する説明責任が生じます。十分な「インフォームド・コンセント」ができない医者は嫌われます。同様に十分な「説明責任」が果たせない不動産鑑定士は信用がなくなります。受験生の皆さん!合格してからも不断の勉強が必要であり、一件ごとに、十分な「説明責任」ができる鑑定評価書の作成が要求されます。そして、社会のニーズに対応できる業務をこなしていかなければなりません。合格からが第1歩であり、「千里の道も第1歩から」です。
後進へのメッセージ
「人間と不動産とのかかわり合いを通じて不動産がどのように動いてきたか、将来どのように動いていくかを追求すること」が鑑定評価の中核です。いくらIT社会になっても仮に人間ロボットができても最終的には人間の判断による「不動産の価値を決める」という高度な精神的作業はこれからも重要です。受験生の皆さん!「アメニモマケズ、カゼニモマケナイ、ジョウブナカラダトアタマヲモッタフドウサンカンテイシニナッテ、ワレワレノナカマニハイッテクダサイ」。不動産鑑定士はまだこれから活躍できる将来性のある安定した業務独占資格のひとつなのです。「継続は力なり」これが合格への近道です。