実務家インタビュー
- 山田 順一さん
- Junichi Yamada
不動産鑑定士
宅地建物取引主任者
中小企業診断士
現在の業務内容
私は、約20年の銀行勤務を経て独立開業し、現在不動産鑑定事務所を経営していますが、開業以来、主として投資家や資産家等に対しての投資採算分析やソリューション業務等の不動産コンサルティング業務を中心に展開し、併せて鑑定評価業務を行っています。
不動産コンサルティング業務は、近年の不動産に対する価値観の変化を背景としており、不動産の最有効使用を常に考察する不動産鑑定士の絶好の活躍の場といえます。本業務の魅力は、何といってもオリジナルのビジネスモデルによる“オンリーワン”のサービスを提供できるため、他者との競合がなく、高い報酬を確保することができるという点と、発想如何により新たな業務を創造できるため、マーケット規模が無限大であるという点にあります。
なお、従の位置付けにある鑑定評価業務(民間評価が主体)も貴重な安定収入源となっています
将来の展望
不動産鑑定士は、今後、従来にも増して不動産の経済価値を判定する高度の専門職業家として、また、不動産の効用を最大限に引き出す不動産のプロフェッショナルとして社会的ニーズが増大していくでしょう。例えば、REIT(不動産投資信託)やSPC(特定目的会社)による不動産流動化等に代表される不動産の証券化における鑑定評価の重要性は、今後も益々高まっていくものと予測されます。また、社会の複雑化・高度化に伴ない、不動産の分野においても所有と経営の分離が必要となってきており、このため不動産鑑定士に対して有効な助言、提案を求める動きが今以上に活発になっていくものと考えられます。
このように、「不動産と金融の融合化」及び「所有から利用・活用」という不動産に対する価値観の変化が将来一層進んでいくのと軌を一にして、不動産鑑定士の業務も拡大していくことは間違いないでしょう。
将来の展望
これからの時代、中長期的にみれば依然として先行き不透明といわざるを得ません。そのような社会経済状況であっても、たった一度の人生ですから輝きながら過ごしていきたいものです。そのためには、不動産鑑定士による資格武装を図っていただきたいということを、私自身の経験を通して皆さんにお伝えしたいと思います。私が不動産鑑定士をお勧めするポイントは、次の通りです。
- 稀少性…有資格者の絶対数が少ないこと(登録者・約6,800人)。
- 将来性…今後、益々社会的ニーズが増大すること。
- 安定性…地価公示等の公的評価業務があること。
- 社会的評価…弁護士、公認会計士と並ぶ三大国家資格として極めて評価が高いこと。
- 独立可能性…安定性+高額報酬。
なお、不動産鑑定士の業界は、実力の世界ですから性別や年齢等による差別はなく、頑張った者が適正に評価されるという点も見過ごせません。
このような魅力を持った不動産鑑定士資格に、ぜひ積極的にチャレンジして取得し、人生を精神的にも経済的にも実りあるものとしていただきたいと思います。