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鍋谷鶴継さん
受験回数 3回
受講講座 05ストレートAコース
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1. 公認会計士を目指した理由
最初に私が公認会計士に惹かれたのは、単に「会計のプロフェッショナル」という響きの良さと、平均年収の高さからでした。しかし、大学に入学して本格的に会計士試験の受験勉強に取り組むようになってからは、また別の魅力を発見できました。まず、公認会計士は企業の従業員では見ることのできないような企業の全体図を見渡せる職業であるという点です。また、公認会計士の行う監査が社会の中で担っている役割の大きさも、大きな魅力でした。このような魅力が、私の受験勉強生活の精神的な支えとなり、勉強に対するモチベーションの向上につながっていたと思います。
2. 私の勉強方法
(1)私は大学の2年から勉強を始めました。当時、札幌にある予備校はそれほど種類が多くはなかったので通信を選択することも考えましたが、受験仲間と一緒に答練を受けたほうがお互いに切磋琢磨し合って伸びるのではないかと思い、通学を選択することにしました。また、予備校は、大学の授業等との時間の兼ね合いを考慮に入れて、個人のビデオブースを中心として受講の予定を組めるLECを選択しました。私は3回の受験を経験しましたが、最初の受験は2年の本科コースで勉強を進めました。2回目は、インプットの時間を削ってアウトプットに時間を割こうと思い、上級生向けダイジェストコースで勉強を進めました。さらに、3回目は上級生向け答練専科コースを基礎とし、制度的な改正点の多い科目に限ってダイジェスト講義を受講する形式で勉強しました。勉強に一貫性を持たせるため、LEC以外の予備校の講義を単価で申し込むことはしませんでした。(2)私が受験勉強を始めた大学2年生のときは、大学の授業を受けながら、部活をやったり、アルバイトをしたり、友人と飲みに行ったり、典型的な大学生らしい生活を送っていました。入門講座が始まってからは多少部活の時間を削ったものの、以前と似たような生活を続けていました。よって、入門の講座を受講する時間はあっても復習に充てるための時間は全くとれず、入門期の内容が頭に入っていないまま上級期に突入することになりました。今考えてみると、既にこの時点で1発合格の可能性は0に近かったと思います。上級期に入ってからは、部活を辞めて友人と飲みに行く機会を減らしましたが、依然バイトは続けました。秋頃から上級のカリキュラムについていくだけで精一杯で、入門の内容も分からない私にとっては苦痛でしかなかったのですが、答練は教室で他の受験生と一緒に受け続けました。そして、多くの疑問点が解消されないまま短答式試験(旧試験制度)を迎え、1回目の受験は惨敗に終わりました。短答式試験の結果が合格ラインにかすりもしなかったため、逆に気分がスッキリしていたので、その後すぐに気持ちを切り替えて勉強に取り組めました。まず、秋までに徹底的に計算科目の入門期の問題集を解き直し、11月の日商簿記1級に合格し自信をつけました。この短答不合格後のスタートの早さは、後々良かったなと実感しました。この年、試験制度の改正が発表され、租税法が試験科目に追加されたほか、短答・論文科目の合格の2年間の持ち越しが可能になったことを受けて、私は短答式試験を確実に合格することが最も重要であると考えました。そこで、1月頃から短答式試験に特化した勉強を始めました。これは、後になって考えると良くなかった(論文の勉強もするべきだった)のですが、短答に何人合格するかが全く予想できなかった当時の状況からすれば仕方がなかったと思います。これから試験勉強をされる方々は、この短答対策と論文対策のバランスをどうするかが一つの課題となりますが、「大は小を兼ねる」という言葉があるので、初めての受験は論文対策中心で勉強すると良いと私は考えます。この2回目の受験では入念な短答対策の甲斐があって短答式試験をクリアしたのですが、大学院の講義・レポートが忙しく、短答から論文にかけてのラストスパートがかけられませんでした。そして、短答に特化するのが早かった私は、租税法が無勉強に近い状態で論文式試験を迎えてしまい、残念な結果となりました。ただ、LECの会計学の講師陣のおかげで、幸運にも会計学の科目合格をとれたので、それが3回目の受験の大きなアドバンテージになりました。3回目の受験では、会計学がなかったために余裕を持って本試験に臨むことができました。特に注力したのは租税法です。本試験の租税法では計算で大量のケアレスミスをしましたが、LECが理論問題を見事に的中してくれたのでその計算ミスを取り戻せたと思っています。結果、4年間の受験生活を経てようやく合格を勝ち取ることができました。(3)私は受験勉強をしていて特に苦手だと感じた科目はありません。相対的に答練で点数が悪い科目は、苦手なのではなく、単に自分の勉強量が足りないからだと考えました。苦手意識を自分に植え付けないことが重要であると思います。(4)私は、受験勉強を始めてから合格するまでずっと大学または大学院に通い続け、そして週2?3回のアルバイト(家庭教師等)をやり続けました。大学の授業とバイトの合間を縫ってビデオ講義を予約していましたが、学生はやはり時間の制約が大きいと思います。その場合、効率的な勉強を常に追求しなければなりません。そこで、ある程度の取捨選択が必要になることもあると思います。つまり、予備校のカリキュラムは当然ペースメーカーとなりますし、それについていこうとする姿勢は重要なのですが、提示されたものをすべてきれいにこなそうとして、消化不良で終わるというパターンに陥ることは避けるべきです。取捨選択は、ある分野をまるまる一つ捨てるというやり方ではリスクが大き過ぎます。よって、問題集はさらっと流して答練メインで勉強する方法や、本当に時間がないときには、基礎的な答練を重点的に勉強する方法などによって、すべての分野の主要な論点は抑えておくことが重要です。また、学生の方が受験勉強をしながらアルバイトをすることはあまりお薦めできません。アルバイトは気分転換になるといういい面もあるのですが、大学の講義も受けてアルバイトもしてとなると時間の制約が大きすぎます。その状況下での2年以内の短期合格は、一般的に見てかなり難しいと考えられます。受験勉強は規則的な生活や体調管理が大事ですから、深夜のアルバイトや体調を崩す原因となりそうなアルバイトは、特にお薦めできません。(5)受験勉強をしていると、たいていは計画通りに勉強が進まず、途中で計画を少しずつ繰り下げていくことがあります。しかし、公認会計士試験の短期合格を勝ち取るために重要なのは、勉強計画の下方修正をできる限り抑えることです。LECの提示するカリキュラムは、それを計画通りにこなせば1回の挑戦で合格ができるように上手く組まれているためです。特に、答練のペースについていくことは重要です。仮に答練で出題される分野の勉強をほとんどやっていなかったとしても、答練は教室で他の受験生と共に受けたほうが良いと思います。教室で受ける答練は、周囲の受験生と一緒に時間を計って試験をすることで、自分にとって大きな刺激にもなります。また、一人で問題を解いていると、どうしても分からない問題に当たったときに挫折して解答をついつい見てしまうなど妥協の原因になりがちです。私は答練を教室で受けるときには、白紙では格好がつかないので、全く分からない問題でも何か書けないか、一つくらいは数字が埋められないか、という気持ちで粘り強く答案をひねり出してきました。そうやって一回悩みに悩むことで、解答を見たときの記憶の定着が良くなります。また、なんとか白紙を埋めようという粘りが本試験において合格をもぎ取る上で生きてきます。答練は、中学校や高校の定期考査と違い、事前に予習をして望むことが重要なのではなく、事後的に復習をしっかりとやることが重要です。極論を言えば、答練ですべて0点をとっても、それを十分に復習して本試験に合格しさえすればいいのです。よって、繰り返しになりますが、答練はできるかできないかに拘らず積極的に受けることを推奨します。
3. これから会計士試験合格を目指す方へ
最後になりますが、受験生のみなさんがLECのカリキュラムに沿ってしっかりと答練をこなし、他の受験生と切磋琢磨して合格を勝ち取られることを願っています。