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知ろう!公認会計士の仕事
市場の公正性及び透明性を確保し、投資者の信頼が得られる市場を確立するなど、市場のインフラである公認会計士監査・強化を図るという観点から、2003年6月に改正公認会計士法が公布され、公認会計士試験制度改正に係る規定について2006年1月1日から施行されることになりました。
公認会計士の試験制度
公認会計士試験 攻略法
◆1 短答式試験と論文式試験
公認会計士試験に最終合格するためには、ご存知の通り、1.短答式試験、2.論文式試験という2つの試験をクリアしなければなりません。この2つの試験に関しての学習のアプローチですが、やはり短答式試験と論文式試験とでは共通する側面と、異なる側面があります。
以下では、科目を「計算科目」と「理論科目」に分けて考えてみましょう。
計算科目の場合は、短答式試験で問われるような個別的な論点の積み重ねにより、論文式で問われる総合問題が完成します。また、短答式試験における各問題の選択肢も、最終数値そのものであるため、消去法で解答を導き出すことはできません。そのため、基本的には、短答・論文を区別して学習する必要はありません。ただし、例えば時間配分や、資料の与えられ方というのがやはり短答・論文で異なってきますので、十分な答案練習が必要となるでしょう。
一方、理論科目に関しては、短答式試験では文章を読んで正誤の判断がつくようにする程度でよいのに対し、論文式試験では頭の中である程度の構成をしながら、自分で解答を作成しなければなりません。そのため、短答式試験に向けては「広く、浅く」、論文式試験に向けては「狭く、深く」というイメージで学習を進めていくことになります。つまり、理論科目に関しては短答式問題・論文式問題の学習方法を、ある程度意識的に変えていく必要があるといえるでしょう。
このように、試験科目の名称としては同一のものであっても、試験の形式が異なることによってその学習アプローチが異なってきます。このような意識を持ちつつ、今後、学習を進めていきましょう。
◆2 学習内容の関連性
公認会計士試験で試験科目となるのは、短答で4科目、論文で5科目となっています。
受験勉強を始める前は、その学習内容に関する知識がほとんど無い状態でしょうから、試験科目間の関連性を意識している方は少ないと考えられますが、実際に学習を始めてみると、科目間の関連性に気付くことでしょう。
試験で問われる科目は、完全に独立した内容ではありません。実は、複数の科目にまたがって関係してくる論点や、共通の考え方を用いる問題というのが、かなりの数存在するのです。分かりやすいところで言えば、財務会計論における「製造業会計」と管理会計論における「総合原価計算」、監査論における「証券取引法における開示制度」と企業法における「証券取引法」などが挙げられるでしょう。さらにいえば、財務会計論と租税法、管理会計論と経営学、企業法と民法なども多くの範囲で相互に関連しているのです。
◆3 配点と学習量の関係
現在の試験制度における、短答式試験の各科目の配点を見てみましょう。
財務会計論             200点
管理会計論、監査論、企業法    各100点
これらの配点を見て、みなさんはどのような学習戦略のもと、学習計画を具体的にどのように立てるでしょうか。
もし仮に5時間の自習時間が確保できるとして、各科目バランスよく学習するとしたら、管理会計論、監査論、企業法を各1時間、財務会計論を2時間というかたちで勉強計画を立てるのではないでしょうか?
しかし、これが常に正解とは限りません。なぜなら、各科目の学習にかかる分量が、配点の比率通りではないためです。例えば、一般に、財務会計論(会計学)は、他の科目に比べ配点自体も高いですが、それに対する学習時間もそれ以上の割合でかかってしまうと言われています。もちろん、一人一人、得意・不得意というものがありますので、それらも考慮に入れなければなりません。この時間配分に関しては、実際に学習を開始してみないとその感覚が掴めないところかもしれませんが、受験勉強をしていくうえではそういった側面もあるということ、特に公認会計士試験ではそのバランスが重要であるということをあらかじめ理解しておきましょう。
◆4 忘れることを前提に勉強しよう!
公認会計士が難関資格と言われる一番の要素はその膨大な学習範囲にあります。また、会計というものは、国際的な情勢や経済の状況とともに移り変わるものですので、法律や会計基準等の制定・改訂により、毎年のように学習する内容事項が変化していきます(もちろん、科目によります)。そういったなかで、勉強したことをその場で完璧にマスターし、それを記憶し続けることは不可能です。学習を始めたころはまだまだ余裕があると思いますが、講義が進むにつれ、その学習量の多さから復習が大変になってくるはずです。ここで、学習に当たっては、一度で完璧にしなければならないと考えるのではなく、「忘れることを前提に」勉強しましょう。もちろん、その時々はしっかり習得しなければならないのですが、それを忘れてしまっても、次に学習にかかる(記憶する)時間は、前回に比べ格段に短縮できるはずです。そういう学習の積み重ねにより、最終的には試験範囲の網羅的な学習が可能になるのです。
◆5 計画の重要性
みなさんの最終的な目標はもちろん「公認会計士試験合格」というところにあると思いますが、実際の試験は1年後〜2年後になります。かなり先の大きな目標を達成するために、まずはそれを小さな目標に細分化し、ある程度、時期に応じた学習戦略・学習計画を立てましょう。あまりに細かすぎる計画は無意味ですし、事前の学習計画は自分の理想を反映させたものになりがちですから、比較的余裕を持った計画で良いと思います(例えば、「12月までに入門問題集を3回転させる」、「6月の日商簿記検定で合格する」等です)。ただし、比較的余裕を持って立てた計画ですので、その計画を達成するために最大限の努力をしましょう。
小さな目標の達成がその後の「公認会計士試験合格」に確実につながるものですし、自信もつくはずです。また、自分が学習しているということについて達成感・充実感があるはずですから、学習のペースメーカーとして、またモチベーション維持の手段として、是非一度、学習計画を立ててみてください。
◆6 受験勉強はエスカレーター?
公認会計士試験の勉強は「下りのエスカレーター」に例えられる事があります。1年かけて下りのエスカレーターを(合格するまで)駆け上がるという例えです。これは、自分が止まっているときは、時間が経てば経つほどスタート地点付近まで戻ってしまうことになり、また、ただ流れに応じて動いているだけでは今より高いところに行けないということです。つまり、今の実力を維持するための勉強、それにプラスして自分の実力を伸ばす勉強をする必要があるのです。仮に勉強を継続していても、それが現状を維持する為だけのものであれば、合格レベルに達することは困難です。そして、このエスカレーターは合格レベルに近づけば近づくほど流れは速くなります(維持のための勉強がかなりの部分を占めるようになります)。
可能な限り、なるべく速く、一気に駆け上がってしまいましょう。
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現行試験制度

2006年から実施された新試験制度は、従来の3段階の試験から1段階の試験になっています。その他にも、有資格者への科目免除が拡大されました。これらの変更に伴い会計士試験は誰もが受験しやすいものとなっています。

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合格者データ
公認会計士を目指した時期や、受験時代の学習時間など、LEC合格者のアンケートによる合格者の実像をデータでご覧下さい。
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