7月の特集
出願書類のキモ
こんにちは,LEC専任講師の永野です。適性試験受験,お疲れ様でした。これからは,いよいよ各法科大学院の試験となりますね。この各法科大学院の試験は,それぞれの大学院によって内容が大きく違いますので,出願や対策もこれらを踏まえたものにする必要があります。
そこで今月のExam Walkerでは,適性試験後の今やるべきことについて,いくつか注意点をお伝えします。
1 志望校を確定させる
冒頭でもお話しましたが,各法科大学院の試験は,それぞれの大学院によって内容が大きく違います。具体例を挙げますと,東京大学は,英語はTOEFLのみを受け付けますが,一橋大学はTOEICのみを受け付けています。また,法律科目についても,慶應義塾大学は「憲民刑の択一+六法の論文」となりますが,京都大学は「択一はなく,六法+行政法についての論文のみ」となります。
また,志望する大学院によってステートメント(志望理由書)の文字制限なども異なりますので,早い段階で志望校を確定させて,それに向けた学習に移る必要があります。
なお,志望校を決める際のポイントとしては,第1には,自分が目指す法曹像に即した大学院を選ぶのが最もよいのですが,やはり,「適性試験で失敗してしまった」「自分はこれまで行政法を勉強したことがない」など,試験における問題があると思います。
そのため,適性試験の結果や自分がこれまで学習してきた法律科目を考慮しながら選ぶ必要があります。例えば,適性試験の結果が悪かった方は,慶應義塾大学の既修者コースなど,適性試験のウエイトがあまり高くない法科大学院のほうが合格しやすいでしょうし,適性試験の結果が良かった方は,早稲田大学や一橋大学など,適性試験のウエイトが高い法科大学院を受験するとよいでしょう。
2 ステートメントはできる限り早めに仕上げる
ステートメントは,法科大学院の試験科目の中で,唯一,事前に仕上げることが可能な科目です。他の科目は,「一生懸命勉強したけど,たまたま苦手な分野が出題された」「試験当日,たまたま体調が悪かった」となる可能性がありますが,ステートメントにはこういったことが絶対にないわけです。
さらに,早稲田大学などは,ステートメントの内容を重視しますし,また,ほとんどの法科大学院において面接の際の資料となるため,非常に重要といえます。
ただし,このステートメントを仕上げるには,自分1人だけではどうしても困難です。なぜなら,自分は自分自身のことをよく知っていますから「この程度書いておけば伝わるだろう」と思って書いたことが,読み手には一切伝わらないということが起こりやすいからです。
そのため,できる限り早いうちにステートメントを仕上げて,他人に見せて意見をもらう必要があります。なお,その際に注意すべきことは,他人の意見が絶対ではないということです。場合によっては,改悪されてしまう危険もあります。ですので,周りに的確な指摘をしてくれる友人がいればよいのですが,そうでない場合は,予備校の添削を受けるようにしてください。
なお,LECでは,私が直接みなさんのステートメントを添削しますので,最も的確な指摘を受けることができます。
3 モチベーションの維持
最後に,モチベーションの維持についてお話しておきます。
そもそも,人間の能力はそのときどきの「やる気」に大きく左右されます。本当は優秀な方でも,モチベーションが下がっていると,いい結果は出せません。ですので,「自分は絶対に上位校に合格する」という意識を強く持つようにしてください。
特に,適性試験の結果が思わしくなかった方は,「がんばっても,もう挽回できないのではないか」と思いがちですが,適性試験のスコアが多少悪くとも,本気で努力して挽回される方は毎年多くいます。
最後まであきらめずにがんばってください。
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