5月の特集
適性試験直前期の過ごし方
こんにちは、LEC専任講師の永野です。適性試験本試験まで、あと1ヶ月となりましたが、学習は進んでいますか?今月のExam Walkerでは、私のほうから、適性試験直前期の過ごし方について、過去問分析を踏まえながら、いくつか注意点をお伝えします。
1 適性試験の傾向と対策
まず、適性試験の傾向ですが、そもそも適性試験には、大学入試センター(DNC)主催のものと、日弁連法務研究財団(JLF)主催のものがありますので、これらを分けて話しておきます。
- (1)大学入試センター主催適性試験(2008年6月22日実施)
- この適性試験は、年々易化しています。特に、2007年度の試験は、基礎的な問題や、作業量が少なくて済む問題がほとんどでした。ですが、出題傾向はほとんど変わっていません。例えば、形式論理や資料解釈などの問題は、初年度から毎年必ず1問はでていますし、問題を解くために必要な思考プロセスも、初年度から一貫しています。
- (2)日弁連法務研究財団主催適性試験(2008年6月8日実施)
- この適性試験の特徴を一言でいうと、「事務処理の量が多い」に尽きます。初年度ですら、問題を見たときに「受験生は、この問題を時間内に解けるのか?」と思いましたが、年を経るにつれて、この傾向がどんどん加速しています。ただ、問題の難易度自体はそれほど難しくありませんから、「限られた時間内に、どう解くか」を意識することが必要です。
2 直前期にやっておくべきこと
では、以上の傾向を踏まえて、直前期にやっておくべきことですが、まず@DNC型では、「頻出問題の確認」です。さきほど話したように、DNC型では、形式論理や資料解釈の問題が毎年出ています。また、これ以外でも、過去問をやっておけば簡単に解ける問題が多いんですね。ですから、過去問をしっかりと学習して、「類似の問題が出た際に、どのように解くのか」を意識してください。
次に、AJLF型ですが、「時間配分の確認」を必ずやるようにしてください。JLF型の問題は、個々の難易度はそれほど高くないものの、解答時間が極めて短くなっています。ですので、模試や過去問を、時間を計って解き、「どうすれば早く正確に解けるか」を意識してください。
なお、以上の学習について、「独学では難しい」と思う方は、私の担当する適性試験クイックチャージ講座(全12回)を受講して、ノウハウを学ぶようにしてください。
3 本試験当日
最後に、適性試験本試験当日ですが、大事なことを3つだけ、お伝えしておきます。
- (1)開始ぎりぎりの時間にはノートをみない
- 私は毎年本試験を受験しているんですが、会場で意外と多いのが、試験前なのにノートを見ている人ですね。狭い範囲の知識を問う試験であれば、そういうことも有効なんでしょうけど、適性試験では、それはやめたほうが無難です。
適性試験では、広い視野を持って柔軟に考えることが要求されますが、ぎりぎりまで解法を詰め込んだ場合、逆に、頭が固くなってしまいますから。それよりも、実際に過去問をいくつか解いて、ウォームアップをするようにしてください。
- (2)筆記具等
- 適性試験で、机上におけるものは、「黒鉛筆(H、F、HB)」、「プラスチック製の消しゴム」、「鉛筆削り」、「時計」、「めがね」くらいです。耳栓とか、赤ペン等は使用禁止なんですね。ですので、問題を解くときに蛍光ペンや赤ペンなどを使っている方は、そろそろ黒鉛筆だけで問題を解くようにしてください。
- (3)早めに家を出る
- 「電車が遅延した」、「道に迷った」など、本試験当日は、何が起きるかわかりませんし、何が起きても自己責任です。万が一のことを考え、早めに家を出ましょう。