基礎力があってこその「戦略的法令完成講座」

- 受験回数
- 3回
- 職業
- 無職
- 学習環境
- 学習に専念
- LEC受講歴
- 戦略的法令完成講座/トライアル模試/プレ模試/全日本行政書士公開模試
その他、直前対策講座、裏技講座
◆行政書士を目指した動機
大学卒業後、司法書士を目指し働きながらLECの講座を受けていたのですが、30歳になった時3度も司法書士試験に落ちていたので、もう諦めて仕事に専念しようと思っていた秋頃、突然脳梗塞におそわれ、長期入院を余儀なくされ、退院後も後遺症克服のためリハビリを行いました。
しかし、左足に障害が残り、文字通り「障害者」となりました。そして、仕事も辞めることになり、将来について悩んでいたとき、障害者を取り巻く社会的状況について感心を持ち、法律的なことで困っている人が多くいると知り、また自分自身のためにもと思って、「街の身近な法律家」としての行政書士を目指すことを決意しました。
◆LECを選んだ理由
私が3回目受験するときに受講したのが「戦略的法令完成講座」でした。この講座は、受験経験者向けのもので、基礎力はあるがそれが得点に結びつかない、解答力を導き出すという目的のものです。
ですから、初学者はもちろん、2回目以降の方も基礎力がないのにこの講座を受講することは絶対やめたほうがいいでしょう。何よりも基礎力が重要なので、その修得を最優先させましょう。
私がこの「戦略的法令完成講座」を受講しようと決めた理由は2つあります。
それは、講座そのものの内容とそして講師です。
まず、講座ですが、基礎力があることが前提なのでいきなり各論に入ります。たとえば、憲法では「表現の自由」とは何か、ではなくそれがなぜ問題となるのかということを講義では行います。このなぜという思考力を鍛えることによって解答力を導き出すのです。
それがこの講座の狙いだと思います。しかし、講義の内容は基本レベルのものとハイレベルのものとが混在しているので、ついていくのが大変です。週2回あり、思っているよりも楽なものではありません。また、私がこの講座を選んだ理由の一つに、講義の回数が1クール20回と少なめだということがあります。講義は多ければいいといものでなく、自分にあった分量というものがあります。20回は私にとって復習する回数が合理的で内容も絞られているのでそれがよかったと思います。
週2回火曜日・金曜日に講義があり、カセットテープに講義を録音し、翌日にもう一度聞くようにしました。復習に重点をおくようにして、知識の定着を図りました。
何といっても、私がこの講座を選んだ最大の理由は担当が村田講師だったということにあります。村田講師の講義は、的確で合格するには何をすべきかを教えてもらいました。それは、やるべきことをしぼって、継続的に繰り返すという本当に当たり前のことでした。しかし、この当たり前のことが一番重要だといわれました。講義はわかりやすくて、時にはモチベーションを上げるための話もして下さってあきることはありませんでした。また、講師ご自身の失敗談も参考(?)になりました。
しかし、ここからは本音を言わせていただきます。村田講師の評判は過去の合格体験談をご覧になればわかるように、大変好評です。しかし、だからといって安易に村田講師の講義を受けても、合格する保証はどこにもありません。私は、講師や講座はあくまでも合格への方向性を示してくれているだけだと思っています。
それは村田講師も例外ではありません。確かに、村田講師は多くの合格者を輩出していますが、全員を合格させているわけではありません。これが現実です。これをしっかり受け入れないと合格の兆しすら見えてこないでしょう。厳しいようですが、国家試験というものはそういうものではないでしょうか。
しかし、恐れていても前へ進みません。挑戦する価値は十分にあります。そして、LECはそんな挑戦者を全力でサポートしてくれます。それが選ばれる理由です。
◆わたしのマル秘勉強法
マル秘といえるかどうかはわかりませんが、私がやったのは記述問題に対する対策です。それは、択一対策等でやった問題の中で記述問題になりそうなものをピックアップして、想定問題を作って本試験同様45のマス目にその答えとなるものを書きました。
具体的には、横15マスの方眼ノートに3行ずつ1つの答えを書くのです。「記述は択一の延長線上にある」という村田講師の教えを念頭に置いてまた今のところ行政法と民法だけの出題ですが、憲法もその対策をしました。そのおかげで、憲法の択一対策にもなりました。やはり、記述だけのための勉強方法はないということになりましょう。
◆スランプ克服法
私はスランプというものにほとんど陥ることはありませんでしたが、アドバイスするとすればモチベーションの維持が大切だと思います。
それは時期的なものです。最初にやってくるのは5月連休明けです。まだ5月だからと羽をのばしすぎて元に戻れず、もうリタイヤする人もいます。そして次は、夏です。
授業も終盤を迎えほんの少し空白の時期が生まれます。暑くなり、少し気分も開放的になりがちで、「たまにはいいか」と自分を納得させて、余暇を楽しむ。ちょっとだけと思っていたのにズルズルと・・・。これではモチベー
ションの維持は不可能です。息抜きは確かに必要ですか、元に戻れる程度にしてください。
◆受験生活を振り返って・・・
私は3回目の受験で合格しました。
1回目は独学で楽勝だと行政書士試験を本当に甘くみていて、散々な目にあいました。
そして、2回目は「講座を受ければなんとかなるだろう」とこれも甘く考えていて本試験に臨み、結果は当然なんとかなるはずありません。
そして、3回目受験するとき、「何をどうすれば合格点を取れるのか」と思い悩んでいたとき村田講師と出会い、それを教えてもらいました。
それは心構えでした。甘い考えを捨て、覚悟を決め、合格のためには何かを我慢し、犠牲にもしなければならない、ということでした。実は、勉強法は人によってそれほど違いはないわけですから、重要なのは心構えということになると思います。
◆資格取得後のこれから
行政書士試験は実務を問う問題は皆無だと言われています。理由はいろいろありますが、作成者が大学の研究者(教授等)で構成され実務家は1人もいないことが一番挙げられるでしょう。ですから、正直、合格したものの実務を行うノウハウは皆無であり、いきなり開業ということになりません。
よって、実務を行うための学習をしなければならないのです。また、個人的に思うことは、これからの行政書士は許認可申請等行政書士の主要業務だけでなく、自分にこれは任せてくださいというプラスアルファが求められているということです。どこにでもいる、ではなくここにしかいない行政書士を目指そうと思います。




