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【渡邊伸匡LEC専任講師】2009年11月実施の知財財産管理技能検定の分析と今後の対策

LEC専任講師・弁理士の渡邊です。
先日の知的財産管理技能検定の問題公開・合格者発表を受けて、知的財産管理技能検定の講座を担当する者として感じたことを講座を受講していただいた皆さんや知的財産管理技能検定を受検された皆さんにお伝えしようと思います。
雑感程度の文章ではありますが、今後の試験対策に活かしていただければと思います。

・出題内容について

検定で出題される問題が、講義でも使用している公式テキストの範囲をかなりオーバーしているな、という気がします。これは、国家検定になってから感じていることで、今に始まったことではないですし、そのあたりを意識して講義でフォローしてきたので、受講していた方は十分な対応ができたのではないかと思っています。

公式テキストだけで勉強していた方は、面食らったのではないかと思います。独学で勉強される方は、公式テキストだけでなく、過去問集で出題傾向や形式を把握し、足りない部分を適宜補うという学習が必要かと思います。

・記述問題について

今回から始まった記述式問題ですが、事前に予想していたよりもだいぶ下回るボリュームの出題数だったと思います。講義で扱っていた予想問題の分量の多さに引いてしまった方もいたと思いますが、量が多い分には、「大は小を兼ねる」ということで十分対応できたかと思います。

ただ、民法や弁理士法の分野で、やけにこみいった難問が出題されている点(同時履行の抗弁と相殺(2級実技・問20)、弁理士法の弁理士倫理(2級学科・問2))があり、ここまで押さえなければいけないのか、知的財産権法であれば理解できますが、それ以外の分野で求められる知識量が多いのではないかな、と疑問が無いわけでもありません。
どんな試験でも難問というものは存在します。合格のためには、正解率が20%程度の問題を解けるようになるのではなく、正解率が70%を超えるような、受検者のほとんどが正解する問題を間違えず、確実に点を取るべきところを取っていける勉強を続けていけばよいと思います。

・今後の試験対策について

心配していた著作権法の改正ですが、2010年6月に実施される検定は、2009年12月1日書き準備なので、次回の試験には影響は無いと思います。
改正著作権法の施行は2010年1月1日なので、11月試験では試験範囲に入るので、6月に3級を受検して11月に2級を受検しようと考えている方は注意が必要です。
ただ、改正内容は、従来の規定の変更というよりは、新たな追加なので、追加された部分をプラスして覚えれば足りるので、今まで勉強した知識が無駄になるということはないでしょう。

また、不正競争防止法も改正されており、あとは施行待ちという状況です。経済産業省に問い合わせたところ、2010年7月くらいに施行するであろうという話でしたが、2010年5月1日までに施行されますと、11月試験に出題されることになります。

法改正は、法改正の経緯(なぜ改正することとなったのか、改正されたことでどのように取扱が変わるのか)は出題する側も聞きたいところになるので、11月試験では、改正部分は要注意です。

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